魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:m4a1spas12

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第10章での話です。


第7話

高坂健太達がフェントホープに侵入し、フェントホープが爆発したあと、雨の中龍二は神浜市のセントラルタワーから神浜市を眺めていた。

 

龍二「………」

 

するとエレベーターの扉が開くと、腰に刀を腰掛けた人物と松井一族の構成員が龍二を囲んだ。

 

「ここにいたとはな、龍二。」

 

龍二「ふっ…久しぶりだな、正宗。」

 

刀を持っている男の名は「神澤正宗」松井一族の幹部であり、龍二の同級だった。

 

正宗「正孝様の命令で、お前を殺す事になった。悪く思うなよ?」

 

龍二「こんな状況でまだ俺を殺しに来るとは…正孝は気でも狂ったか?」

 

正宗「どういう事だ?」

 

龍二「……マギウスがワルプルギスの夜を呼び寄せた。」

 

正宗「なんだと…?」

 

龍二「お前らもワルプルギスがどんな行動をするか知ってるだろう。俺は、夢乃姉さんを奪ったお前らが憎い…!」

 

正宗「まだ夢乃夢乃ってほざいてんのか……いい加減にしやがれ、夢乃はもういない!」

 

龍二「そう言うだろうと思っていた。確かに夢乃姉さんはもういない……。しかし、まだ手段はある。俺が何故ワルプルギスを呼んだ事に黙秘したか……それはこの世界を創り変える為だ。」

 

正宗「世界を創り変えるだと…?」

 

龍二「世の中は理不尽な事ばかりだ。何故真っ当な事をしたものは息絶え、悪い事ばかりする者が生き延びねばならん…?だから俺は、夢乃姉さんの弔いも兼ねて、貴様らを根絶やしにする!!」

 

正宗「上等だ!松井一族は滅びん!殺れ!」

 

戦闘BGM「Innocence For Violence」−龍が如く維新−

 

  「VS 松井一族郎党幹部 神澤正宗」

 

構成員1「死ねやぁ!」

 

龍二「ふん!」

 

構成員1「ガハァッ!?」

 

構成員2「せやぁ!」

 

龍二「ハァッ!」

 

構成員2「ぐぉあっ!」

 

龍二は構成員の攻撃を避けながら斬り倒していく。雨と雷は属性的に合うため、龍二はいつも以上に攻撃速度も早くなり、龍二の顔に構成員の血が少し飛び散るがお構いなしに切り崩していく。

 

構成員7「ひぃっ!なんて強さだ…!?」

 

構成員9「くそっ!もっと増援をyぐはっ!」

 

構成員7「ひっ!?ぎゃあっ!?」

 

その姿は、まさに「鬼」というには相応しく構成員の血が顔や服にまで飛び散り、片手剣は紫色のオーラを醸し出し、まるで片手剣が血を吸って喜びを噛み締めているようである。

 

正宗「ふっ…お前はある意味イカレてるぜ…。」

 

龍二「なんとでも言え、次に片手剣の獲物になるのは貴様だ。」

 

そう言って龍二はかつての同胞でもお構いなしに、斬りかかる。正宗はそれを防ぐが、背後にもう一人龍二が現れる。

 

正宗「影分身かっ!?」

 

龍二「くたばれ!」

 

正宗はすぐに刀の向きを変え、刀の裏側で龍二の片手剣を受け止める。

 

龍二「くっ…!」

 

正宗「ハァッ!」

 

刀で片手剣を弾き返し、一旦距離を取る。

 

龍二「雑魚は全部排除した…後は貴様だけだ正宗…!」

 

正宗「ふっ…とはいえこれ以上戦いあえば互いに自滅してしまうのも時間の問題……ならば、一度退かせてもらう!」

 

龍二「っ!待て!」

 

正宗はビルの屋上から飛び降り、タワーの壁を走ってどこかへ向かっていった。

 

龍二「ちっ…またどこかで会うかもしれんな……。」

 

すると遠くの方で大爆発が起きた。龍二はそれに気づく。

 

龍二「あの方角はイブがいた……何が起きた…?」

 

吉信「ここに居られましたか龍二様。」

 

龍二「吉信……イブがいた方角で大規模の爆発が起きたぞ、何が起きた?」

 

吉信「どうやらイブがしびれを切らしたようで……」

 

そう言って、二人は炎が高ぶる方角を見る。その炎はまるで神浜の命運を予知しているようだった。


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