聖杯戦争。
曰く7人のサーヴァントと7人のMaterが争い、生き残った一人がその願いを成就させるという。
冬木の地で行われた第5次聖杯戦争の結果は生存者2名。
5度目にしても、儀式の成就は成らなかった。
第5次聖杯戦争の結果、マキリの当主は消息不明に。
アインツベルンは諦めたかのように活動を停止した。
現在の遠坂家当主は、関わる素振りさえ見せない。
そうして5年もの間、冬木の大聖杯は放置され続けた。
そして今、放置された聖杯に目をつけた者達がいる。
彼らは口々に言った。
―これほどの奇蹟、なぜ放置する
―聖杯を現界させ、根源へと至る道を見つけながら、なぜ手を尽くさない
―遺棄されたのなら、意思ある者で有意に扱うべきだ
そして、彼らは聖杯に手をかけた。
これは、遠坂凛とロード・エルメロイⅡ世による「聖杯解体」が行われる4年前。
一切の記録の残されていない、人知れず執り行われた第6次聖杯戦争の黙示録である。
曰く7人のサーヴァントと7人のMaterが争い、生き残った一人がその願いを成就させるという。
冬木の地で行われた第5次聖杯戦争の結果は生存者2名。
5度目にしても、儀式の成就は成らなかった。
第5次聖杯戦争の結果、マキリの当主は消息不明に。
アインツベルンは諦めたかのように活動を停止した。
現在の遠坂家当主は、関わる素振りさえ見せない。
そうして5年もの間、冬木の大聖杯は放置され続けた。
そして今、放置された聖杯に目をつけた者達がいる。
彼らは口々に言った。
―これほどの奇蹟、なぜ放置する
―聖杯を現界させ、根源へと至る道を見つけながら、なぜ手を尽くさない
―遺棄されたのなら、意思ある者で有意に扱うべきだ
そして、彼らは聖杯に手をかけた。
これは、遠坂凛とロード・エルメロイⅡ世による「聖杯解体」が行われる4年前。
一切の記録の残されていない、人知れず執り行われた第6次聖杯戦争の黙示録である。