転生したのはいい...けどなんでゼットン?しかもノイズ   作:蝙蝠男
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響ちゃんってデュナミストになれそう。それとパタポンやりたい。




やっぱりティキは嫌いです。

どうも皆さんこんにちは。ゼットンです。突然ですが私は今、サンジェルマンさんの護衛をしております。

 

「73800、73801」

 

 

雰囲気が重いです。いや、大切な仲間が死んだ(生きてる)からしょうがないよ?だけどこの人から感じる苦労人&不幸人オーラがヤバい。

 

 

「母を亡くしたあの日から、置いて逝かれるのは慣れている」

 

 

悲しいかなぁ、人はそうやって辛いことを経験して強くなるんやなぁ。てかホントにライダー助けて!

 

 

「それでもすぐにまた会える。私の命も、そのためにあるのだから」

 

 

駄目だ。この空気に耐えられん

 

 

シンフォギア装者や立ちはだかる敵たちの様な重い過去を持たないゼットン。この空気に耐えられず、脳内でエイサイハラマスコイ踊りをし始める。踊り始めたその時、救世主が現れた。

 

「ありゃま、死ぬのが怖くないのかな?」

 

よっしゃティキさんナイスゥ!お前の事は嫌いだけど今だけはナイスゥ!

 

「理想に準じる覚悟など済ませてある。それに、誰かを犠牲にするよりずっと.....」

 

ティキはサンジェルマンの本心を聞いて、高らかに笑う。

 

「キャハハハッ!何?それが本心?」

 

あ、やっぱり今の無し。ムカついた。ヒドォチョグテルトヴッドバスゾ!

 

ダディは落ち着け。

 

 

「だから君は数えてきたのか、自分が背負うべき罪を。おためごかしだな.....」

 

おためごかしってどんな意味かわからない人に説明すると、おためごかしとは他人のために見せかけて、自分の利益を図ることという意味なんですって。まんまアダムさんのやってる事じゃないですか〜。

 

 

「人でなしには分かるまい.....」

 

 

まあ人形だからね。てか俺も見た目は人じゃないからちょっとなぁ.....

 

 

それからゼットンは神の力の顕現のため、神社へと向かう。その途中に、サンジェルマンから一つ頼み事をされた。

 

 

「シンフォギアと戦闘になった時は私に任せてほしい」

 

 

え?何でですか?

 

 

「お前が私の護衛を任されているのは分かっている。だがシンフォギアは私の手で直接倒しておきたい。」

 

サンジェルマンから強い想いを感じ取ったゼットンは、サンジェルマンの頼みを了承する。

 

 

後はメリケン野郎共が心配だな。まぁどっちにしても殺すのは決めてるんだけど

 

 

反応兵器を発射する前に殺すと後々に厄介な事になるので出来ないが、反応兵器を発射させて理由を作る。その後で米国の政治家たちを殺すつもりであった。

 

 

前世の話ではあるが、ゼットンはシンフォギアの米国の政治家たちが嫌いだった。そのため殺す事に関しては何も感じてはいなかった。寧ろ、害虫がいなくなるという事で喜びに近い感情がゼットンの中にあった。

 

目的の神社へ到着すると、エスポワールではないが、黒服たちがいた。計画がバレているのは知っているので知っているので驚くことはない。サンジェルマンさんは冷静に対応する。サンジェルマンさんの手から青色の光弾が発射され、黒服を撃ち抜く。

 

 

「有象無象が芋洗いってことは、コッチの計画がもろバレって事じゃない?どうするのサンジェルマン!」

 

ティキは不満を隠す事なくサンジェルマンさんにそう言った。それにサンジェルマンさんは感情を感じさせない声色で喋る。

 

「どうもこうもない。今日までに収集した生命エネルギーで、中枢制御の大祭壇を設置する」

 

 

そう言ってサンジェルマンさんは大祭壇設置のための呪文を唱え始める。

 

 

サンジェルマンさんの体から黄金色の粒子が吹き出てくる。これがサンジェルマンさんの生命エネルギーなんだろう。サンジェルマンさんの苦痛から漏れ出る声を聞くのが辛い。何も出来ない自分に怒りを感じながら神社の屋根の上に胡座をかく。

 

 

すると、強大なエネルギーを感じ取った。

 

 

門が開いたか.....

 

 

その直後にティキが空中へと飛び上がり、神の力がティキの体へと入っていく。しかし、あと少しというところで遮断された。

 

 

要石が起動されちゃったか。という事は.....

 

 

ヘリコプターのプロペラの音が聞こえてきた。ヘリのドアが開き、響と切歌がパラシュートもつけずに降りてくる。普通なら落下死するだろうが、この少女たちは普通ではない。S.O.N.Gに所属するシンフォギア装者だ。

 

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

「Zeios igalima raizen tron」

 

それぞれが自分の纏うギアの聖唱を口にし、ギアが装着される。

 

「そこまでデス!」

 

「シンフォギア.....何処までも」

 

サンジェルマンが忌々し気に呟く。そして、銃型のラピス・フィロソフィカスの撃鉄を引き、走り出す。響の拳とサンジェルマンのラピスがぶつかる。

 

「やっぱり戦うしかないんですか⁉」

 

「私とお前、互いが信じた正義を握りしめている以上、他に道などしないッ!」

 

サンジェルマンがそう言い放ち、ラピスを振り下ろす。響はそれを回避、一撃が当たりそうになるがガントレットで防ぐ。サンジェルマンは後ろに一歩下がり、肘に取り付けられた銃を発射する。響も一歩下がり、入れ替わる様に切歌がアームドギアを2、3度振り下ろす。サンジェルマンはそれを回避し、先程と同じ様に肘から銃弾を発射する。それを切歌はアームドギアの柄の部分で防ぐ。そして、切歌が僅かに右に避け、響が拳を突出きす。サンジェルマンは、後ろに大きく引き下がる。

 

「はッ!」

 

響が右手を振り下ろし、さらに回し蹴りを繰り出す。そして入れ替わりで切歌がアームドギアを振り下ろす。サンジェルマンはラピスで弾く。1対2という不利な状況にも関らず、戦況が動くことはない。それだけサンジェルマンの踏んできた場数が多いという事を物語っている。それでも響たちは連携攻撃の手を休めない。入れ替わる様に攻撃を仕掛け、サンジェルマンに攻撃の隙を与えない。響がサンジェルマンと打ち合っている間に切歌は2つ目のアームドギアを使い、鋏の様な形状にし、サンジェルマンに迫る。響も走り出し、サンジェルマンへと迫る。それに対しサンジェルマンは空中へ飛び上がり、足元に銃弾を撃ち込み、結晶を作り出す。響たちは動きを止めて、攻撃を回避する。止まった瞬間、サンジェルマンのラピスと両足から銃弾が撃ち出され、2人に迫る。2人はその銃弾などものともせずサンジェルマンに攻撃を仕掛ける。響が拳を振るい、切歌がアームドギアを振るう。サンジェルマンはラピスとシールドを使って防御する。サンジェルマンは耳当ての様な装飾から、先程とは違い、マシンガンの様な速度で連射攻撃をする。切歌がアームドギアを使って銃弾を弾き飛ばす。その僅かな時間に、サンジェルマンはラピスに錬金術のエネルギーが込められた銃弾を装填し、発射する。切歌は先程と同じ様に防ごうとするが、銃弾がアームドギアに触れると、銃弾からは水流が発生し響と切歌を地面に落とす。地面に落ちた2人へとサンジェルマンが走る。

 

「信念の重さ無き者に、神の力を持ってして!月遺跡の管理者権限を掌握する!」

 

そう叫びながらサンジェルマンが切歌へとラピスによる連撃を繰り出す。その気迫に押された切歌は防御に徹底するしかなかった。

 

「これによりッ!バラルの呪詛より人類を解放し、支配の歴史に終止符を打つ!」

 

サンジェルマンは銃弾を撃ち出す。その銃弾からは青い狼の様なオーラが発せられていた。切歌はガードするが、吹っ飛ばされてしまう。

 

「うわあぁぁッ!」

 

切歌を吹っ飛ばした銃弾はそのまま響へと向かう。響は腕のガントレットをドリルの様に回転させ、迎え撃つ。

 

「だとしても!誰かを犠牲にするやり方はッ!」

 

響の叫びに対し、サンジェルマンも叫ぶ。

 

「そうッ!3万2千831の生贄と!4万977の犠牲ッ!背負った罪とその重さ。心変わりなど最早、許されないわッ!」

(この時ゼットンと作者は、ガンダムWノトレーズ・クシュリナーダを思い出した。)

 

サンジェルマンはそう言い放ち、銃弾を連射する。響は防御の構えをとるが、銃弾は響の目の前で魔法陣に吸い込まれ、響の真横から出現する。防御が間に合わず銃弾は響に直撃し、大きく吹き飛ばす。サンジェルマンは大きく跳躍し、響へとラピスの刃を振り下ろす。響はその刃を腕と脇で挟み込み。そして、腰のバーニヤを起動し、サンジェルマンの腹部に拳を当てながら吹き飛ばす。響の後ろへ切歌が迫り、切歌の足と響の足のギアが合体。更にバーニヤを起動、サンジェルマンへ必愛デュオシャウトが炸裂する。響と切歌のイグナイトが解除され、通常形態のギアへと戻る。だが、サンジェルマンは諦めてはいなかった。寧ろ、サンジェルマンの心の中にある信念の炎は、より一層燃え上がった。

 

「この星の明日のために.....誰の胸にもう二度と.....」

 

その時、サンジェルマンは自らの過去を思い出す。助けを求めても誰も手を伸ばしてはくれず、そして母を失った過去を。

 

「あのような辱めを刻まないために.....私は支配を、革命するッ!」

 

 

サンジェルマンは歯を食いしばりながらも立ち上がろうとする。だがしかし、受けたダメージが大きく、膝をつく。その執念をを響たちは黙って見ていることしか出来なかった。そんなサンジェルマンに響は話しかける。

 

「私もずっと正義を信じて握りしめてきた。だけど、拳ばかりでは変えられない事がある事も知っている。だから.....」

 

サンジェルマンが顔を上げると、

 

「握った拳を開くのを恐れない」

 

そう言って笑顔で自分へと手を差し伸べる響の姿があった。

 

「神さまが仕掛けた呪いを解くのに、神さまみたいな力を使うのは間違ってます。人は人のまま変わっていかなきゃいけないんです」

 

エルロードみたいだな。(空気を読めこのバカ)

 

サンジェルマンの顔が穏やかな顔つきへと変わる。

 

「だとしても.....いつだって何かを変えていく力は、"だとしても"という不撓不屈の思いなのかもしれない」

 

そう言ってサンジェルマンは響へと手を伸ばす。そして手が触れ合う瞬間、何処からか声が聞こえてきた。

 

「そこまでにしてもらうよ、茶番は」

 

声が聞こえてきた方を向くと、全ての元凶であるパヴァリア巧妙結社統制局長。アダム・ヴァイスハウプトが空中に立っていた。

 

「フッ」

 

アダムが微笑んだ瞬間、鏡写しのオリオン座が映し出された。

 

「何が起きてるデスか!?」

 

アダムはこの星だけでなく天の星々から命を集めるため、オリオン座そのものを神いづる門に見立てていた。そして、集められたエネルギーはティキへと注がれる。

 

「アダム.....アダムが、来て.....くれた.....」

 

ティキが浮かび上がり、そのエネルギーは赤くなっていった。

 

「遮断できまい、彼方にあっては」

 

「止めてみせるッ!」

 

そう言って走り出す響へとアダムは帽子を投げつける。すると帽子が回転し、響へと直撃する。

 

「教えてください統制局長!この力で本当に、人類は支配の頸城より解き放たれるのですかッ!」

 

「出来る.....んじゃないかな?ただ、僕にはそうするつもりがないのさ。最初からね」

 

「ッ!謀ったのか⁉カリオストロを、プレラーティを、革命の礎となった全ての命を!」

 

「用済みだな、君も」

 

そう言ってアダムがフィンガースナップをするとティキが動き出した。すると、光線が撃ち出された。

 

「この威力.....」

 

アダムがその威力に驚いていると、歌が聞こえてきた。それは絶唱でティキの光線を打ち消そうとしている切歌の歌だった。

 

「確かにアタシはお気楽デス!だけど、誰か1人くらい何も背負っていないお気楽者がいないと!もしもの時に重荷を肩代わり出来ないじゃないデスか!」

 

なんとかティキの光線を打ち消せたが切歌へのダメージも相当のものだった。目から血を流し、崩れ落ちる。

 

その直後、ゼットンが3人の元へと瞬間移動する。

 

「ゼットン。この娘を頼む」

 

「ゼットンさん。切歌ちゃんをお願いできますか?」

 

2人にそう言われ、ゼットンは頷く。

 

 

安心しな。ちゃんと送り届けてやるから

 

 

ゼットンはS.O.N.Gの潜水艦へと転移する。転移すると、目の前に救護班の人たちと緒川がいた。

 

「何故ここに⁉」

 

緒川が構えるが、ゼットンの抱えている切歌を見て、構えを解く。

 

 

「まさか.....切歌さんを?」

 

 

担架の上に切歌を乗せ、ゼットンはサンジェルマンの元へも戻る。

 

 

「私たちは互いに正義を握り合い、終生わかり合えぬ敵同士」

 

「だけど今は同じ方向を見て、同じ相手を見ています」

 

「敵は強大、圧倒的ならばどうする。立花 響」

 

「いつだって、貫き抗う言葉は一つ!」

 

 

 

 

「「だとしても!」」




戦闘描写に気合入れました。



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