転生したのはいい...けどなんでゼットン?しかもノイズ   作:蝙蝠男
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YouTubeの方でシンフォギアの曲を聞いていてコメントをしたらタッツマン様と偶然お会いしました。

前回言っていたネクサスのワンシーンをシンフォギアのキャラでやってみました。


番外編 力を求める者

ガングニールの装者である天羽 奏はノイズ出現の報告を受け、ノイズの出現した廃工場へと走っていた。

 

「まさか無人の場所にノイズが出るなんてな.....」

 

奏の心中は複雑だった。ノイズが出たという事に対して怒りを感じているが、無人の場所に出たという事に対し安堵していたからだった。

 

(クソッタレ、無人の場所に出るならアタシん時もそうしろってんだ)

 

奏のは自分がシンフォギア装者になるきっかけとなった忌まわしい出来事を思い出していた。家族と一緒に聖遺物発掘調査でノイズに襲われ、自分以外の家族全員をノイズに目の前で奪われた忘れる事のできない出来事を。そして現場に到着すると、ノイズたちはその場から動かずに奏を待ち構えているの様に留まっていた。

 

「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

 

奏は聖唱を口にし、ガングニールのシンフォギアを纏う。

 

「いくぞッ!」

 

奏はアームドギアを顕現させ、ノイズの群れへ斬りかかる。

 

「オラッ!」

 

アームドギアでノイズを次々に貫いていく。奏が力強くガングニールを突き出すと、竜巻の様なエネルギーの本流がノイズを呑み込み塵に変えていく。奏は次々とノイズを塵に変えていくが、ふと違和感を感じていた。

 

(何でだ?何でコイツらは抵抗しない。普通だったらアタシたちに襲いかかってくるってのに.....)

 

そんな違和感を抱えたまま奏はノイズを殲滅し、本部へ報告をしようとした直後、新たな通信が入る。

 

『奏、そちらでノイズではない謎のエネルギー反応が検知された気をつけろッ!』

 

「なんだって!?場所は何処だ!?」

 

『お前の.....』

 

弦十郎が位置を伝えようとするが、通信が途中で切断されてしまった。

 

「いったい何が.....」

 

奏はもういちど通信を試みようとした直後、自分の後ろで、ズシンズシンと大きな音が聞こえてきた。

 

「新手のノイズかッ!」

 

奏が後ろを振り向くと、いたのはノイズではなかった。赤と黒のボディに肋骨の様な装飾、そして黒い目をした巨人だった。奏はその姿を見て、死神が頭に浮かんだ。

 

「誰だ?」

 

奏はアームドギアを巨人に向けながら問いかける。その巨人は奏の方を向き直り答える。

 

「ダーク....メフィスト.....」 

 

ダークメフィストと名乗った巨人の声に得体のしれない恐怖を感じた奏は、アームドギアの先端からレーザーを発射した。

 

「砕け散れッ!」

 

発射された光線はダークメフィストの胸部に直撃するが、微動だにしなかった。

 

(無傷なのかよッ!?)

 

ダークメフィストは奏の目線に合わせるようにしゃがみ込み、奏に語りかけてきた。

 

「お前は、ノイズを殺すことを楽しんでいる」

 

ダークメフィストの発言に奏は苛立った。自分はノイズに恨みこそあれ、人を助けるために戦ってきた。そんなダークメフィストの発言に奏は苛立ちを隠せなかった。

 

「何だと?」

 

奏の苛立ちなど我れ関せずといった様に続ける。

 

「ノイズが人を襲うのも、人がノイズを倒すのも、全く同じということだ」

 

そう言われて奏は、相棒の翼と共にノイズを倒していく自分たちの姿を思い浮かべていた。

 

「弱肉強食の世界に、正義も善悪もない」

 

その一言で、奏の心に僅かだが陰が指した。奏はそんな自分を偽るために目を伏せてメフィストの顔を見ないようにする。だがメフィストは奏の心を揺さぶるように言葉を続ける。

 

「あるのは、強き者だけが生き残るという結果だけ。つまり.....」

 

「力こそ全てに優先される真実だ」

 

メフィストが言葉を続ける度に、奏の心の影は大きくなっていった。メフィストは奏の心の影を広げようとする。

 

「戸惑うことはない。素直に自分の心を開放しろ。そしてもっと強くなるがいい.....」

 

そう言ってメフィストは立ち上がる。奏は立ち上がったメフィストを睨みつけながら問いかける。

 

「貴様、何者だ?」

 

「私は.....お前の影。天羽 奏.....お前が望む、お前自身の姿だ」

 

そう言うとダークメフィストの体は黒煙となって消えていき、奏の体を覆い尽くし消えていった。煙が消えていくと、奏は俯きアームドギアを下ろす。すると工場の扉を透過し新たなノイズが出現した。そんな奏の顔は笑っている様な顔だった。

 

「力こそ真実か.....確かにその通りかもしれねぇなぁ 」

 

奏はそう言って顔を上げる。その顔は何故かは知らないが笑顔だった。そして奏はアームドギアをノイズへと向ける。

 

「あばよ、人間ども.....」

 

奏のアームドギアからレーザーが発射され、ノイズを呑み込む。

 

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先程の出来事から5分が経過し、翼が廃工場に到着した

 

「奏ッ!何処にいるの奏ッ!かな.....」

 

翼が見つけたのは、床に落ちている見慣れたペンダントと、炭素の塊だった。

 

「嘘.....かなでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!

 

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少女の翼は、黒く染まった.....

 

 




次回もネクサスネタをやります。ヒントはオペレーターです。

シンフォギアとネクサスのクロスオーバー小説を書こうとしたけど文才がないため書けない悲しみ。誰か書いてくれ!(他力本願)


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