どうも、俺です。
ガラガラガラ
妹紅「おっ、
そう、俺は妹紅宅に来ていたのだ。別に慧音のところに行ったわけでも何でもなく、ただ妹紅の家に行ったのだ。
妹紅「わりいな。今日は遊べない。用事があるんだ。」
妹紅「あっ!ちょっと待て!」
妹紅「その用事なんだが…
妹紅「とりあえずついてきてくれ。」
………ってことでやって来たのが慧音の寺子屋だった。
妹紅「実はな…」ガラガラガラ
妹紅がドアを開けるとそこには…
慧音「入ってくれ。」
きもけーねがいたのだ!いや別にキモいわけじゃなくて、変わった時の慧音だよ。うん。
俺は椅子に座り、出されたお茶を飲む。
妹紅「実はさ、慧音がこの姿になっちゃってさ…。いつもはこういうとき私が授業やるか休みにしてるんだけどな。この前慧音から聞いたんだよ。お前に教える才能があるってこと。だから私よりも適任じゃないかなーって…」
妹紅「うっ…」
妹紅は顔を歪ませる。
ほらな。やっぱり面倒な仕事押しつけやがった。…まあ、愛する彼女の言うことだしな。聞いてやらん事もない。
慧音「ありがとう!あっ、でも何かお礼しなくちゃだな…。何がいいか?」
そこら辺はやっぱ律儀だな。う~ん…、だが、別になにかせびる気もないし、別に要らないんだけどな…。
慧音「良いのか!?」
と、慧音は尻尾をぶんぶんさせる。
ヤベぇ…。もふもふしてそう…。
慧音「ま、まじか…。す、少しだけだからな?///」
妹紅「ちょっ、私は!?」
妹紅「よし!それで決定!」
やったぜ。ってわけで、俺は慧音の尻尾をモフる。椛とか藍さんとかの尻尾も良いんだけど、慧音のもモフモフしてて良いよな…。ちょっとさわさわしてるというか…。まあ、夏になったらこのモフモフ好きも落ち着くんだけどな…。ん?何故って?だって暑いじゃん。熱籠もってて暑いんだよね…。その代わり冬は暖かいから寝ちゃいそうになるんだけどもね。
…………で、小一時間ほど慧音の尻尾をモフモフした後、俺は教室へ行き、授業を受け持つことになったのだ。
チルノ「はいはいはい!」
チルノ「きゅー!!」
……巫山戯てんの?それとも本気なの?
大妖精「チルノちゃん、左に1Nだよ」ボソッ
大妖精「でも…」
あ~…大妖精の言いたいことは分かる。理解してくれないって事だろ…?そりゃあ…うん。仕方ない。だって
大妖精「わ、分かりました…。えっと、これは反対の向きにあるので大きい方の向きに力が働きます。この場合は…」
チルノ「えっとー…4?」
チルノ「左!」
そういって俺はチルノの頭を撫でる。チルノの頭はひんやりしてて気持ちよかった。
ルーミア「1Nなのだー」
ルーミア「4-3?」
ミスティア「力の大きい方です!」
俺がそう言ったところカランカランと鐘が鳴る。
そういって俺は教室を出る。
ふ~っ…。疲れた…。ちゃんと教えられたのか不安だな…。とりあえず一時間だけしか今日は授業ないみたいだしな…。四時間とかだったらやばかった…。
そう思いながら、俺は職員室へと移動するのだった。