幻想郷でほのぼの暮らしていくお話し   作:ドンだ~

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スペル名提案、ありがとうございます!!
〇〇な話をして欲しい、こんなスペル考えました!と言う方がいらしたらぜひ質問ボックスの方へ!


友として

幽々子「彼女を…紫を止めてちょうだい。」

 

(じん)「……は?」

 

幽々子様から出たその言葉は、俺が思っていたものとは全くの別物であった。

 

(じん)「ど、どういうことだ…?幽々子様と紫さんが異変を企ててたんじゃ…」

 

アサルトモードを解きつつ、幽々子様の話を聞くことにした。

 

幽々子「実はね、紫は大変なことをしようとしているの。それも、幻想郷のバランスが崩れるような…」

 

(じん)「はっ!?バランスが崩れる…!?」

 

幽々子「落ち着いて。どっちにしろ紫が幻想郷を壊すようなことはしないわ。それだけ幻想郷を愛しているんですもの。じゃあなんでそんなことをしているのか…。答えは単純。もう一つ、幻想郷と同じくらいに愛するものが増えたの…。なにか分かる?」

 

(じん)「分かりません…。人間…とかですか?」

 

幽々子「ふふっ、違うわよ。本当貴方は鈍感ね…。これは貴方が招いたと言っても過言ではないのに…」

 

俺が…?わけがわからん…。

 

妖夢「察しが悪いですね…。つまり紫様は(じん)さんのことが好きなんですよ。」

 

………マジか…。まさか紫さんにまで…。いや、嬉しい。嬉しいんだよ?だが…

 

幽々子「まさか…って思ってるでしょ?なんだってあの紫が好きになったんだもの。そうなるのもしかたないわ。」

 

(じん)「そう…か。いや、だとしてもなんで紫さんが幻想郷のバランスを崩すようなことを…?」

 

幽々子「独占欲…。それに飲み込まれてしまったのよ。」

 

妖夢「どういうことですか?」

 

幽々子「紫が(じん)を独り占めしようと、彼女らほぼ全員に戦いを仕掛けているの。」

 

(じん)「じゃ、じゃあレミリアたちも!」

 

幽々子「餌食になるでしょうね。幸い、まだレミリアたち紅魔館組に被害は出てないわ。他は分からないけど…」

 

(じん)「いや、もうそれで充分だ。行って来る。」

 

今すぐに行けば、皆の元に間に合う。紫さんには申し訳ないけど…それでも俺は皆の気持ちを尊重させたい!

俺はそう思い、剣を取る。

 

幽々子「待ちなさい。」

 

(じん)「何ですか!俺はすぐに…」

 

幽々子「とは言っても闇の力がないんじゃ救えないでしょ?」

 

(じん)「そ、そりゃそうだが…。」

 

だけど皆が…

 

幽々子「こっちに来なさい。」

 

(じん)「…分かった。」

 

そして俺は幽々子様が導く場所へと行く。

ついたのは少し古ぼけた倉庫のような場所だった。

 

(じん)「これは…」

 

幽々子「常闇の棺…といえば分かるかしら?もっとも、これはあの西行妖の力を封印したレプリカなのだけど…」

 

(じん)「もしかして…俺に西行妖の力を取り込めと言うんですか…」

 

幽々子「その通りよ…。さあ、今すぐこれを…」

 

(じん)「お断りします。」

 

俺は丁重に断る。

 

幽々子「な、なんで…。」

 

(じん)「…俺にはまだその力を扱える力がない…。今でさえ力が溢れ出そうなくらいなのに…西行妖の力を取り込んでしまったら今度こそ俺はバケモノになってしまう…。」

 

暴走インデュラの時でもヤバかったのに…今度こそそれを取り込んでしまったら…

 

メリオダス『な~にを言ってんだ!』

 

(じん)「なっ…!メリオダス!!…うわっ…!」

 

メリオダスの声を聞いた途端、俺は意識を失い、その場に倒れる。そしてやって来たのは…

 

(じん)「精神世界の煉獄…。」

 

メリオダス「その通りだ。」

 

(じん)「そう。それで…なんで俺を呼び出したんだ…?もしかしてあの力を手に入れることが出来るのか…?」

 

メリオダス「()()()()だけどな!」

 

一時的に…?ソレは一体…。

 

メリオダス「さてさてさーて…。わけのわからなさそうな顔してるし、教えてあげるとしよう!お前、俺の力を受け継いだだろ?でも俺はまだ魔神王として存在している…。エリザベスと一緒に魔界でな。そしてお前は『戒禁』ってのを持ってる。…ここまで来たらさすがに分かるだろ?」

 

魔神王…戒禁…そうか!

 

(じん)「つまり戒禁の力を発揮させて、メリオダスが俺の身体に乗り移って闇を操作すれば…!」

 

メリオダス「そういうことだ。とはいえ魔神王が現世にいると崩壊しちまう…。それも幻想郷ともなれば世界が狭いだけあって崩壊は早い。1日5分くらいだ。ま、お前なら何とか出来るさ。」

 

(じん)「…分かった。やるだけやってみる。」

 

メリオダス「その調子だ!がんばれよ!」

 

(じん)「ああ。」

 

俺はそういうとまたもや意識を失い、現世に戻ってくる。

 

幽々子「だ、大丈夫…?」

 

目が覚めると幽々子様がいた。

 

(じん)「ああ。大丈夫だ。それより…これ、貰ってくぞ。」

 

幽々子「えっ…?あ、うん…。」

 

そして俺は常闇の棺を持ち、冥界を飛び出した。そして俺がついたのは、紅魔館であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「…(じん)…。待っててね…。もうすぐで終わるから…。」

 

彼女は一人、スキマの中で微笑んでいた。




ちょっとした説明。
魔神王(今回はメリオダス)は戒禁を10個持っている者(今回は(じん))の身体に憑依することが出来ます。入れ替わりは自由です。ただ、戒禁はあまりにも危険で、戒禁の力を解放させると魔神王になってしまう…と言うことを知っていた(じん)くんは第二次紅霧異変の時に戒禁の力を低くしているわけです。
ですが、それを意図的に解放させ、力の操作を憑依したメリオダス、身体の操作を(じん)がするということで力が暴走することはなくなります。(なお、これは魔神王状態の時だけ。)ですが、魔神王の力はとてつもなく大きく、世界を破滅させるほどの力を持っているので、本編では5分しかもたない…(それ以上やると幻想郷が崩壊する)と言うことにさせてもらいました。
長くなりましたね。ごめんなさい。

そして明日明後日は二話投稿です!お楽しみに!

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