俺はため息をつく。何故かって?アレだよアレ。命蓮寺に行かなくちゃならないんだよ…。別に修行が嫌とかそんなのじゃないんだよ。その…途中にお墓あるじゃない?あそこが…本当怖くて…。ん?何?怖がりすぎだろって?怖いもんは怖いんだよ!ま、でも別に大したもんが来るとかそんなことは絶対にn─
小傘「べろべろばあ!!」
びっくりした…。ガチの方で何か出たかと思った…。
小傘「本当
昔からそういうのは無理なんだよ…。しかも心臓7つもあるから人一倍…いや、人七倍くらいうるさいな。
小傘「なんの用でって言われても誰かを驚かすためにいるだけですけど…」
うそん…。俺の天敵じゃん…。ほんとメンタル弱いからね?メンタルブレイクとかすぐしちゃうからね?
小傘「というか
小傘「じゃあ克服しましょうよ〜」
俺も克服したいとは思ってるけど…怖がりってどうやって治すんだよ…。
小傘「なら決まりですね!私が驚かせてやりますよ!なんなら他の妖怪とか妖精とかも呼んできます!」
えぇ…。なんでそんな大事みたいな感じになってるんだよ…。
俺はそう思いながら命蓮寺へと足を踏み入れたのだった。
聖「…なるほど。それで先程から小傘がいるわけですね。」
聖「そうですね…。小傘、その調子です。もっとやりなさい。というか私達も参加します。」
どういうことだよおい…。もう訳わかんない…。もうほんとなんでこういう時だけ小傘の味方するんだよひじりん…!
聖「これは精神を安定させるという、修行でいう“禅定”に当たります。これも修行の一環として行えば良いでしょう?」
言ってることは正論なんだけど…なんか悔しい…。
神子「なるほど、確かに一理ありますね。」
神子「それはたまたま貴方が小傘に驚いたのを見てこれはいけないと思ったからに過ぎないわけで、私としても貴方の精神が軟弱なようでは困りますからね。ぜひとも鍛えてもらいたいところです。ここは1つ…契約でもいかがでしょう?一時休戦ということで。」
聖「分かりました。良いでしょう。」
神子「契約完了…。」
えっ…?ちょっ、何契約しちゃってるの?えっ?アレだよね?宗教対決とか思いっきりしてたよね?おかしくない?えっ?
神子「さて、こうなったらやるしかないな。」
神子「ああ、貴方には関係ないので大丈夫です。」
これ絶対大丈夫じゃないやつじゃねえか…。怖いよ…。
そんなわけで、何故か俺を驚かして俺のビビりぐせを治そうという謎の企画が始まったのだ。
聖になんて相談しなけりゃ良かった…。
?「ちょっ、初対面でそれは酷いわね!私はナズーリン。毘沙門天様に仕える立派な妖獣なのよ?」
ナズーリン「ふっ、そんなんだからいつまで経ってもビビりなのよ。」
なんだこいつ…。なんかてゐと同じ性格してるな…。
そう言って俺はナズーリンのところから去る。
聖「う〜ん…。まだまだですね…。」
ナズーリン「いや初対面であれは酷いと思うんだけど…。というかアイツ驚きすぎじゃない?」
聖「精神が弱いのです。だからこうやって強くしてるんですよ。」
ナズーリン「なるほどねぇ。」
あ〜も〜やっぱ心臓に悪いわ。うん。いやなんかいっつも警戒しながら歩くとか本当心臓に悪いから。いやもう本当帰りt──
布都「よっ、
いやなんでこんなことにビックリしてるんだ…?いやこれはあれだな。警戒しすぎ故のものであって…うん。仕方ないな(仕方なく無い)
布都「あのなぁ…お主ビビり過ぎじゃぞ?もう少し心を落ち着かせておればいいものを…」
布都「まあ、そうビビらんでも良い。ゆっくり慣れていけばいいのじゃ。それじゃあの。」
そう言うと布都は真っ直ぐ帰って行った。
布都「ばあ!!」
布都「あははははっ!太子様に言われたが本当にお主ビビりなんじゃのう!もう少し心を落ち着かせるが良いぞ?」
布都「ん?そんなこと一言も言っとらんぞ?さっきまで太子様の所にいたからな。」
…えっ…?じゃあさっきのは………いや、考えなかったことにしよう……。うん。そうしよう…。
その後、俺は様々な人に驚かされたが、あの1件だけは皆違うという。アレはいったい何だったのだろう…。
神霊廟とか星蓮船のキャラのイメージが掴みにくい…。そのせい?で超駄文になっちゃった…。
遅れた!すまぬ!