幻想郷でほのぼの暮らしていくお話し   作:ドンだ~

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誰かわかるよね?


太子様

神子「今日あなたを呼び出したのは他でもありません。あなたは最近たるみすぎです。」

 

(じん)「は、はぁ…。」

 

現在午前四時。俺は神子に叩き起されゲフンゲフン、神子に呼び出されてここまでやってきた。まさかすやすや眠っている時に紅魔館の中に忍び寄って笏で腹をぶっ叩かれるとは思わなかった。こりゃ酷いぜ。

 

神子「今日こんな早い時間にあなたを呼び出したのもそのたるみを引き締めるためのものです。」

 

いや…早すぎじゃね?五時とかでいいじゃん…。なんでわざわざ四時とかいう一番眠い時に…。もう眠くて話が頭に入らねえよ…。

 

神子「どうせ今も眠くて話が頭に入らないだとか思っているんでしょう?はぁ…。ま、確かにいつにも増してだるそうな顔をしていますし少し顔を洗ってきなさい。寝癖もついててちょっと…。」

 

(じん)「仕方ないだろ?呼ばれて顔を洗うまもなく来たんだから…。」

 

というか引っ張りだされたねうん。首元掴まれて連れてこられたよ。これには俺もびっくり。

 

神子「まあいいです。今から直せばいいだけの事。洗面台は向こうにありますから目をシャキッと覚まさせなさい。あっ、それとも顔もろくに洗えませんか?それなら私が洗ってあげますよ?」

 

小馬鹿にしたような笑みを浮かべる神子。

くっそ…。馬鹿にしやがって…。

 

(じん)「そのくらい自分で出来ますよ。」

 

そう言うと俺は洗面台へ足を運んだ。

そもそもいきなり引っ張りだされたのに顔洗う時間なんかほぼほぼないっての。ま、そんなことに怒るだけ無駄なんだけどさ。

そんなことを思いながら清水で顔を洗い、寝癖でぴょこんと飛び出ていたアホ毛をくしで解いて寝癖を直す。

 

神子「ある程度はマシになりましたね。さて、話すことはまだあるのですよ。前ここに来た時に私があなたに『あなたには惰性がある』と言いましたよね。それを治してもらいたいと思います。何事も面倒くさがらずに修行を行うことでさらに超人的な力を…。」

 

(じん)「分かった分かった。要は面倒くさがるなってことだろ?そんなこといちいち言われなくても分かってるよ。それに力だって俺は持っているしな。」

 

確かに力は欲しい。だがいき過ぎた力は欲しくない。手の届く範囲で守れる大きな手。それに伴う力。それさえあれば充分だ。

 

神子「あなたが力を持っていると言いたいのですか?確かに持っていますよ。でも私が本気を出せばあなたなんか余裕で倒せますよ。」

 

(じん)「へぇ。大きく出たもんだなぁ。そこまで言うなら俺も戦ってやるよ。」

 

今や俺を倒せるものなんて数少ないだろう。これは過信では無い。紫さんやその他大勢を相手してきて得た根拠を元に身についた大きな自信だ。それに前回神子を相手にして勝っている。この勝負は貰った…!

 

(じん)「殲滅『アサルトモード』!!」

 

漆黒の痣は俺の力を増幅させ、さらに自信をあふれさせる。

 

(じん)「さぁ、ショータイムだ。」

 

神子「神霊をあまり舐めない方がいい。後悔するでしょう。」

 

そう言うと俺は暗黒桜楼剣を、神子は腰に着けていた七星剣を構える。しばらくの間静かな空間が保たれる。その空間に水が一雫垂れ尾ち、その雫が水面に当たる音が響いたと同時にお互いに足を動かして勢いよく剣を交える。ギチギチとなる床は2人の衝突の強さを物語っていた。

 

神子「はぁぁぁぁ!!!」

 

途端に神子は足で俺の顎を蹴りあげる。一瞬の隙を突かれた。その一瞬で神子は回し蹴りを俺の腹に喰らわせる。

 

(じん)「がはッ…!!」

 

やっぱり寝起きで頭が働かねぇ…。でも俺は神子のバランスが少し崩れたのが見えた…!そこを狙う!!

蹴りによって吹っ飛ばされそうになるもそこで耐え、バランスが崩れた神子を剣で攻撃する。

 

神子「うわっ…!」

 

危機一髪のところで神子は背中を反らして剣をかわすが、俺は前に倒れかけた状態で戦闘を行っていたためその反動で俺は神子を押し倒してしまった。

 

(じん)「おっ………とっ?」

 

神子「………なにを…するんですか…。」

 

まさかの向かい合った状態になってしまった。ギリギリ床に手をつけたおかげで神子の上に倒れることを阻止出来たものの、なんだかとても気まずい。気まずいぞこれは…。

 

(じん)「い、いや…えっと…これはだな…」

 

布都「…!?太子様!!」

 

そこにちょうど布都がやってきた。

なんてバッドタイミングなんだ…。これじゃあ勘違いされるだろ…。

 

布都「…はっ!もしかきて太子様を…!」

 

(じん)「いや、これはだな…布都、違う、違うんだ!!」

 

布都「遺言はそれでいいかの。それじゃあ…おさらばじゃ!!」ゴロゴロ…

 

俺の上に小さい雲が発生する。

逆に考えるんだ…。死んじゃってもいいさと…。

 

布都「サンダー!!」

 

(じん)「ぎゃああああああああああああぁぁぁ!!!」

 

…俺は今日、初めて布都の全力サンダーを食らった。プスプスと煙を上げながら俺は地面に倒れ伏した。黒焦げになり俺の命は軽く尽きてしまった。




私生活に余裕がなくなりつつある今日この頃なんだけどまだ1話分の小説を書く時間程度は確保できる。ああ、夏休みが懐かしい…。

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