幻想郷でほのぼの暮らしていくお話し   作:ドンだ~

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アンケート、まだまだ募集中!アンケートをするのは100話までにしようかなと…。それまではアンケート募集中ですよ。現在のトップは地底組ですかね。


後日談

(じん)「………う~ん……ここは…?」

 

いつもとは見慣れない景色。幻想郷はおろか、地獄でも、外の世界でもない殺伐とした景色。……そして俺は一度だけ見たことがあった景色だ。煉獄。ここは煉獄だ。火傷や凍傷、猛毒の空気が蔓延る煉獄。…まあ、俺にはぶっちゃけ関係はない。精神だけこっちに来てるみたいだ。何故分かったのかというと、前回……メリオダスと会ったときもそうだったのと、痛みが全くないからだ。いくら不老不死でも痛みは伴う。

 

(じん)「………誰だ…?」

 

?「我だ。御劔だ。もう忘れたのか…?助けてやったのになぁ…。」

 

(じん)「知らん。感謝はするがそれだけだ。というか何のようだよ。クソ親父。」

 

……正直、面と向かってすら話したくない。つーか、コイツの顔見てるくらいならまだ映姫の説教を聞いた方がマシだ。いや、霊夢の夢想封印でも良いけど……とりあえずコイツは嫌だ。

 

御劔「なに、そう慌てるな。我はただ、お前と久々に話したかっただけなのだよ。」

 

(じん)「……身体をのっとろうとしてたくせにか?そんなやつと話す時間はない。」

 

御劔「はぁ…。まあ良い。我がお前を戻そうとしない限りはお前はここから出れないのだからな。」

 

……厄介だな…。

 

メリオダス「ま、そんな固くなるなって。」

 

(じん)「メリオダス!?」

 

御劔「ん?何だ?知ってるのか?」

 

メリオダス「たまたまこの前会ったんだよ。んなことはどうでもいいんだけどさ。にししっ!」

 

(じん)「まあでもいいや。とりあえず戻してもらいたいのだが…、その前にお前らはどういう関係だ?」

 

さっさと帰りたいが、明らかにコイツらが怪しい。

 

御劔「………紫とかいう奴から我が死んだということを伝えてもらっただろう?実は死んではない。…いや、死んでいるのだが…今のお前のような精神体でここに来た。」

 

メリオダス「んで、そん時にここ、煉獄にいた俺とたまたま会ってな。同じ魔神族だって知ったときはビックリしたぜ!!ま、世界が違うんだから仕方ないけどな。」

 

(じん)「………ん?どういうことだ?世界が違う?」

 

メリオダス「あー…、そこら辺はごちゃごちゃするんだが…、俺がいたブリタニアと、幻想郷は違う世界線らしい。」

 

御劔「世界線は幾つもある。本来なら、互いが干渉することはないんだが…我というイレギュラーが発生したことによりここ、擬似的な煉獄でなら互いに存在できるようになったのだ。だから、メリオダスが幻想郷に来ることはないがな。もちろん、我も無理だ。我はここを依り代に生きる精神体。つまり、ここからは移動できないからな。」

 

メリオダス「ま、俺もわけあって煉獄にいたわけだ。そこでコイツと知り合った…ってわけだ。その後、弟…ゼルドリスが持っていた『魔神王』の魔力を御劔に渡した…。ま、これが大体の経緯だな。」

 

(じん)「………なるほど。だが、それだと俺が干渉できてるっていうのはどういうことだ?。」

 

御劔「それは我やメリオダスと同様の似通った力を持つものの運命(さだめ)…とでも言うべきか。似通った力を持つ者同士、精神体だけなら我やメリオダスを通じてここに干渉することは出来るのだ。」

 

メリオダス「もちろん、お前が自発的にここに来ることは出来ねえし、ここからでることも出来ねえ。本来は幻想郷がある世界線に存在しているからな。ここでのお前の生存権は俺たちにあると思え。ま、精神体だから死なないんだけどな!」

 

なんだよそれ…。わけ分かんねえな…。もう何でもありかよ。……でもまあいいか。じゃ、早速帰ろうか。

 

(じん)「じゃあそろそろ帰らせてくれ。」

 

御劔「仕方がないな…。まあ良い。久しぶりに我が息子と話せたことだし良しとしよう。じゃあの」

 

メリオダス「また来いよー!!……あ、来れねえんだっけ?…ま、いっか。」

 

(じん)「またな。メリオダスと…父さん」

 

段々と意識が遠のき、徐々にこの世界から移動していくのが分かる。……やっと戻れるんだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(じん)「………ッハッ!?ここは…?」

 

妖夢「良かった~!!」ダキッ

 

oh……。何これ…?えっ?妖夢?えっ?

 

(じん)「ちょ、ちょっと待て…。1回離れろ。で、どうしたの?」

 

周りには幽々子、紫、藍、妹紅がいた。何この状況…。怖っ…。

 

妹紅「ゴホンッ…。永徳を倒してくれてありがとう…。」

 

(じん)「いや、俺はほぼ何も…」

 

つか、毎回オイシイところばっかり紫さんにとられるんだよね…。闇桜異変の時とか。

 

妹紅「……でもありがとね。アイツ昔と変わっててビックリしたからさ…。アイツ昔は情けなかったのに…。」

 

(じん)「……なんかさ、身内を倒しちゃったんだが…大丈夫か?」

 

妹紅「大丈夫さ!そもそも、私には家族はお前だけだからな!」

 

恥ずかしい…。良く皆の前で言えるな…。

 

妖夢「っていうか私はアイツ嫌いだったから(じん)さんが倒してくれて嬉しかった…!」

 

(じん)「……なんか敬語が…」

 

妖夢「あっ……」

 

(じん)「いや、別にいいんだけども。」

 

妖夢「そうですか?」

 

(じん)「うん。で、紫さん。アイツってどうなるんですか?」

 

紫「…おそらく宇宙空間を漂うでしょう。博麗大結界の強化もしたし、そもそも外の世界に送り込んだからここには来られないわ。」

 

いつかエイリアンとして発見されそうなんだけど…。

 

(じん)「んじゃ…俺はこの辺で……いててて…!」

 

幽々子「大丈夫~?まだ傷が治ってないんじゃない?」

 

(じん)「そ、そうかもです…。というか今回はいつもより治りが遅い…。」

 

おそらく、神風が俺になにか影響を与えたのだろう。全く…、最後の最後まで何か残してきやがった。

 

幽々子「良かったら留まってく?もちろん、料理作れとは言わないけど…ほら、動けなそうだしさ~。ね?」

 

(じん)「わ、分かりました…。でも、妖夢は大丈夫?」

 

妖夢「ええ!!大丈夫です!!」

 

なんで張り切ってんの?分かんねえな。……そして結局、ここで一泊することになったのだった。




アンケートで募集してるお話は100話以降に書きますね。

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