気づいたら新宿のアヴェンジャー(下)になってた一般人   作:タッツマン
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今回からG編
水着クリスちゃん欲しい


戦姫絶唱シンフォギアG
猫耳ってことはライバルだなオメェ


こちらロボ。ライブ会場にて翼さんの控え室にいる。

 

ちなみにクリスちゃんは響ちゃんと任務に出てる。

俺はでかいから電車に入らないんだと。

悲しい…。というわけで翼さんの元にいる

今回なんか海外で人気のアイドル、マリアなんとかさんとコラボライブするそうで、第一印象は名前長いとなにその猫耳ぽい髪型。さてはライバルだなオメェ。

 

コンコン

 

おや?誰か入ってくる。

 

「邪魔するわよ!」

 

「っ!?」

 

マリアさんではないですか、挨拶かな?

 

「今日はよろしく。せいぜい私の足を引っ張らないように頑張ってちょうだい」

 

煽りっぽかった。いや、緊張してこういう言い方になった可能性がある。俺も経験あるし。

 

「一度幕が上がれば、そこは戦場。未熟な私を助けてくれるとありがたい」

 

翼さんすごいや、煽りをものともしてない。

気づいてない可能性があるが。そや。

 

「続きはステージで。楽しみにしているわよ」

 

そのまま出ていこうとするマリアさんに近づく。

 

「な、何かしら?」

 

少し怖いのかな?声が上がっている。まあ見た目が見た目だし、仕方ない仕方ない。

そしてマリアさんに頭を擦り付ける。

その緊張(推測)を癒してあげよう。

 

「ちょ、なにするのよ!?やめなさ、あー…」

 

「堕ちたな」

 

「堕ちましたね」

 

最初は反抗したが直ぐに緩い顔になるマリアさん。

俺の毛並みは最強なんだ!

 

その後正気に戻ったマリアさんは控え室から出ていった。

 

◇◇◇

 

そして翼さんとマリアさんのコラボライブが始まった、一言で言えば圧巻である。なんかもう凄すぎて凄い(語彙力)

 

『ありがとう、皆!』

 

歌が終わり、会場で大歓声が起きる。

俺も拍手出来たら拍手してるだろう。

 

『私はいつも皆からたくさんの勇気を分けてもらっている。だから今日は私の歌を聞いてくれる人たちに少しでも勇気を分けてあげられたらと思っている』

 

『私の歌を全部世界中にくれてあげる!

振り返らない。全力疾走だ。

ついてこれる奴だけついてこいッ!!』

 

だからよ、止まるんじゃねぇぞ…。

やりたくなったんだ。

誰も気づかないしいいじゃろ。

 

『今日のライブに参加出来たことを感謝している。そしてこの大舞台に日本のトップアーティスト風鳴翼とユニットを組み、歌えたことを』

 

『私も素晴らしいアーティストと巡り会えたことを光栄に思う』

 

二人ががっちり握手している。

 

『私たちは世界に伝えていかなきゃね。歌には力があるってことを』

 

『それは世界を変えていける力だ』

 

『そして…もう一つ』

 

あれ?マリアさんの雰囲気が変わった?

その瞬間会場の至る所からノイズが出現する。

慌てる観客たち。

 

『狼狽えるな!』

 

マリアさんの一言で会場が静まり返る。

俺は会場に向かって走り出す。

シンフォギアは秘密事項だからライブ中継されているこの場では翼さんは変身できない、つまりこの場では今ノイズを倒せるのは俺だけ、急がないとやばい。

そして会場に出た時、歌が聞こえた。

 

「Granzizel bilfen gungnir zizzl」

 

そこには黒いガングニールを纏うマリアさんがいた。

 

「私は私たちはフィーネ。

そう…終わりの名を持つ者だッ!!」

 

マリアさんはフィーネを名乗った。

私たちってことは他にもいるのか。

 

「我ら武装組織フィーネは各国政府に対して要求する。そうだな…。差し当たっては国土の割譲を求めようか」

 

「バカな!?」

 

お前は何を言っているんだ。

頼むからわかりやすく言ってくれ。

 

「もしも24時間以内にこちらの要求が果たされない場合は…。各国の首都機能がノイズによって風前となるだろう」

 

あかん、今のは流石にわかった、あかんやつだこれ。

 

「どこまでが本気なのか…?」

 

「私が王道を敷き、私たちが住まう為の楽土。素晴らしいと思わないか?」

 

世界征服ってか、止めなきゃ。

俺は場に飛び出して遠吠えをする。ノイズが反応したのを確認して再び遠吠えをする。ノイズがこちらにやってきたので翼さんに視線で観客を逃がすように訴えてから走り出す。

 

「ッ!!今のうち逃げるんだ!!早く!!」

 

観客は一斉に逃げ出した。

勝った、人質はもういないぜ。

 

「…まあいいわ、どっちにしろ人質は逃がすつもりだったし」

 

あれ?まじで?

俺の行動意味なかったじゃん。

観客のいなくなった席を見つめるマリアさん。

 

「帰るところがあるというのが、羨ましいものだな」

 

「マリア。貴様は一体…?」

 

そのままマイクを翼さんに向ける。

 

「観客は皆退去した。もう被害者が出ることはない。それでも私と戦えないと言うのであれば…。それはあなたの保身のため」

 

「くっ…」

 

「あなたはその程度の覚悟しか出来てないのかしら?」

 

残念だったな俺がいるよ。

マリアさんに向けてとっしんする。

 

「ッ!?くっ!」

 

咄嗟のことで判断できなかったのかマイクで防ぐが後ろに飛ばされてしまう。ノイズ?会場裏で倒してきたよ。

 

「はあっ!」

 

マリアさんがマイクを投げてきたのでジャンプで躱して殴りにかかる。流石に避けられた。

 

「なかなかに強いわね、その狼」

 

「あぁ、私も当時は苦戦させられた」

 

苦戦させました。マリアさんがマントで攻撃してきたが、ネフシュタンの鞭みたいな感じだったので感覚で避けられた。

マリアさんの近くで回転して尻尾をぶつける。

 

「舐めるな!」

 

尻尾を掴んで放り投げられる。そのまま着地してマリアさんに向かって突っ込む。マントで防がれお互いに距離をとる。その時、中継が切れた。

 

「緒川さん…!」

 

「中継が中断された!?」

 

流石NINJA、めっちゃ優秀。

 

「聞くがいい! 防人の歌を!」

 

勝った(確信)

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

翼さんがギアを纏い、俺の隣に来る。

 

「これで数では貴様のほうが不利になったぞ」

 

「……あんがい、そうでもなさそうよ」

 

マリアさん?上の方向いてなにが…。

上からカッターみたいなのが降ってきた。

え?

 

「っ!?」

 

翼さんが剣で防いで俺は避ける。

 

「行くデス!」

 

更に鎌みたいなのが飛んできたので翼さんを咥えて乗せ、避ける。

 

「すまない助かった」

 

いいって。

マリアさんの横に金髪ショートと黒髪ツインテールが立つ。

 

「危機一髪」

 

「まさに間一髪デスよ」

 

「装者が…三人!?」

 

こっちも三人いるけどね

 

「調と切歌に救われなくても、あなた達程度に遅れを取る私ではないんだけどね」

 

「貴様みたいなのはそうやって…」

 

「?」

 

あっ、あれは。

 

「見下ろしてばかりだから勝機を見逃す」

 

「上か!」

 

マリアさん達の上にはギアを纏ったクリスちゃんと響ちゃんがいた。相方来たこれで勝つる。

 

「土砂降りの、10億連発!」

 

クリスちゃんのガトリングを切歌と調と呼ばれた子は避け、マリアさんはマントで防ぐ。

響ちゃんも攻撃するが避けられる。

俺は後退して翼さんが背中から降り、響ちゃんとクリスちゃんも隣に来た。

三対三と一匹、どっちにしろ勝ってる。

 

「やめようよ、こんな戦い。今日出会った私達が争う理由なんてないよ!」

 

「そんな綺麗事を!」

 

「えっ?」

 

響ちゃんが説得するがそう返される。

すまん、初めて会った時同じこと思った。

 

「綺麗事で戦う奴の言うことなんか信じられるものかデス!」

 

「そんな…。話せば分かり合えるよ。戦う必要なんか…」

 

「偽善者」

 

「あっ!?」

 

「この世界にはあなたのような偽善者が多すぎる」

 

この世にはな、やらない善よりやる偽善って言葉があってだな。まあ伝わんないだろうが。

調ちゃんと呼ばれた子が頭の物体から回転カッターを打ってくる。

 

「何をしている立花!」

 

それを翼さんが防ぎ、クリスちゃんが攻撃、敵三人は散開し、切歌ちゃんと呼ばれた子が攻撃を防ぎながらクリスちゃんに攻撃しにくる。

 

「近すぎんだよ!」

 

クリスちゃんが離れてボウガンを撃つが防がれる。

という訳で横から体当たり失礼。

切歌ちゃんは飛ばされる。

 

「ナイス!」

 

「あーもう!鬱陶しいデス!」

 

邪魔は得意なのよ、俺。

翼さんはマリアさんと戦っており

響ちゃんは調ちゃんの攻撃を躱しながら説得している。

 

「私は困ってる皆を助けたいだけで…!だから!」

 

「それこそが偽善!」

 

「っ!?」

 

「痛みを知らないあなたに、誰かの為になんて言って欲しくない!!」

 

説得は失敗したようで、調ちゃんは巨大な回転カッターを二つ飛ばしてくる。響ちゃんは反応が遅れたが。

俺が片方を踏み砕いて、もう片方を噛み砕くことで守る。

 

「ッ!?」

 

「ロボ君…」

 

「アームドギアを砕くなんて、どんな力してるんデスか!?」

 

俺も融合症例だからね、普通にできた。

逆に生身でも出来そうなおっさんがいるんだよなぁ。

 

「鈍くさいことしてんじゃねえ!」

 

「気持ちを乱すな!」

 

「は、はい!」

 

クリスちゃんと翼さんが響ちゃんに喝を入れてらっしゃる。するとステージが光り、そこから巨大なイボイボしたノイズが出てきた。

 

「うわぁ…何? あのでっかいイボイボ…」

 

ドン引き響ちゃん。

俺もドン引き。

 

「増殖分裂タイプ…」

 

「こんなの使うなんて聞いてないデスよ!」

 

「マム?」

 

なにか話しているマリアさん。

そして両腕を合わせそれが変形し槍となった。

 

「アームドギアを温存していただとッ!?」

 

槍からビームを放ちノイズは爆発する。

 

「おいおい、自分らで出したノイズだろ!?」

 

するとマリアさん達は撤退して行った。

 

「ここで撤退だと!?」

 

「せっかく温まってきたところで尻尾を巻くのかよ」

 

「あっ!? ノイズが!」

 

なんということでしょう。ノイズが巨大化してるではありませんか。翼さんが剣で切ったらノイズはバラバラになって増えた。

 

「こいつの特性は増殖分裂」

 

「ほうっておいたら際限ないってわけか。

このままじゃここから溢れ出すぞ!」

 

『皆さん聞こえますか?』

 

その声はNINJA。

 

『会場のすぐ外には避難したばかりの観客たちが居ます。そのノイズをここから出すわけには…』

 

「観客!?」

 

それやばいじゃんか。

 

「迂闊な攻撃では増殖と分裂を促進するだけ…」

 

「どうすりゃいいんだよ!?」

 

「絶唱…。絶唱です」

 

絶唱ってことはあれか、しかしな。

 

「あのコンビネーションは未完成なんだぞ?」

 

そうだよ。あと俺役に立たないやつやでそれ。

 

「増殖力を上回る破壊力にて一気殲滅。

立花らしいが理には適っている」

 

「おいおい、本気かよ?」

 

とか行ってる間にもノイズが増えている。

三人は覚悟を決めて手を繋いだ。

 

「ロボは離れてろ」

 

こればっかりは俺は何も出来ないので退避。

俺のシンフォギアじゃないし。

 

「行きます! S2CAトライバースト!」

 

「「「Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el baral zizzl

Gatrandis babel ziggurat edenal

Emustolronzen fine el zizzl」」」

 

三人分の絶唱が響く。

 

「スパープソング!」

 

「コンビネーションアーツ!」

 

「セット! ハーモニクス!」

 

響ちゃん達を中心に虹色の光が起こり、ノイズを消し去っていく。

 

「耐えろ、立花ッ!」

 

「もう少しだッ!」

 

この技、響ちゃんが絶唱の負荷を調和するから、響ちゃんの負担がすごいのだ。

 

「あああーーーーーっ!!!」

 

ノイズが骨だけになった。

 

「今だ!」

 

「レディ!」

 

響ちゃんが両腕を合わせ、腕のパーツが右手に集中しる。

虹色の光が響ちゃんの右手に吸収され、構える。

 

「ぶちかませ!」

 

「これが、私たちの…!

絶唱だあああああああっ!!!」

 

そしてノイズを殴り、エネルギーが爆発し巨大な虹色の竜巻となった。竜巻は天に昇り、ノイズは完全に消滅した。

三人がギアを解除したが響ちゃんが座り込む。

 

「無事か!?立花!」

 

俺達は響ちゃんの元に駆け寄る。

 

「へいき…へっちゃらです!」

 

「へっちゃらもんか! 傷むのか? まさか、絶唱の負荷を中和しきれなくて…?」

 

あれは凄かったしな、負荷もやばいかも。

しかし響ちゃんは首を横に振る。

 

「私のしてることって偽善なのかな…?」

 

どうやら調ちゃんの言葉がだいぶ心にきたみたいだ。

 

「胸が痛くなることだって知ってるのに…。うっ…うぅっ……うっ…」

 

「お前…」

 

響ちゃんが泣き始めた。俺達は何も言えなかった。




初っ端から長い。

次回も長い(白目)
ではまた次回

次回「さてはフィーネじゃねぇなオメェ」




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