星と風の物語   作:シリウスB

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追い風

 ネルギガンテにとって、既に満身創痍となっているクシャルダオラにトドメを刺すことは容易だっただろう。

 滝壺にまで落下し、蹲ったまま動けなくなっている鋼龍に悠々と距離を詰めていたネルギガンテだったが、上から落ちてきた人間に気付き一気に後退した。

 いや、落ちてきたのでは無い。ついさっきまで立っていた場所に出来る凄まじい水飛沫。地面に大剣の刃が深々と刺さるほどの攻撃。それは、完全にネルギガンテの首を狙っていた奇襲だった。

 

「避けた!?」

 

 調査班リーダーは当たると確信していた攻撃を避けられたことに驚愕した。

 完全に視界の外から掛けた奇襲だったが、刃が風を切る音で攻撃を察知されてしまった。この古龍、ネルギガンテは明らかに対ハンター戦に慣れていると確信できる行動だった。

 落下のダメージから立ち直ったクシャルダオラもネルギガンテに相対する。ブレス攻撃に巻き込まれないように、調査班リーダーは少し離れた位置で大剣を構えた。

 

「さあ、どう出る……!」

 

 調査班リーダーは震える手を大剣を持つ握力で抑えた。ソードマスターの実力でようやく対等になると言われていたネルギガンテを目の前にしてしまえば、緊張しない方が不自然である。

 しかし、満身創痍ではあるがクシャルダオラという強力な存在が隣にいたからこそ、震えが収まったのかもしれない。

 足元には脛まで漬かるほどの池が存在する。古龍はともかく調査班リーダーにとっては非常に不利になる場所だった。一方、ネルギガンテも自身が数で不利なことを承知していた。ここに居るのはハンター1人とクシャルダオラ1匹。まだ上には火竜と獣人、そして未知のハンターが1人居るはずだった。

 ネルギガンテはこの場に留まれば再度奇襲を受けると思ったのか、踵を返してすぐ後ろの崖を飛び越えた。

 

「場所を変えようってか!?」

 

 調査班リーダーはすぐに後を追い、クシャルダオラも遅れて続いた。単独ではネルギガンテに勝てないことを理解しているからこそ、クシャルダオラは調査班リーダーに合わせた行動を取った。体よく利用されているような状況であったが、調査班リーダーは悪い気分にはならなかった。天変地異そのものと呼ばれる古龍に力を必要とされるのは、ハンターとしての実力を認めてくれたという証であったからだ。

 ネルギガンテはアステラの関所へ繋がっているエリアで待ち構えていた。ここは古龍でも存分に動き回れる広さがある。ネルギガンテが咄嗟にここを選んだのか、戦略を考えて選んだのかは定かではないが、この広さと見晴らしでは互いに奇襲は使えない。小細工無しの真向勝負になる。

 正面に立っていた調査班リーダーへ、ネルギガンテが翼を用いたタックルを仕掛ける。攻撃では押し負けると判断した調査班リーダーは、大剣の腹でその攻撃を受けた。力で押し返すのではなく、力を抜いて受けた故に体は大きく飛ばされたが、大剣の重量を活かした防御はタックルの威力を完全に受け流した。

 

「先生直伝の防御術、思い知ったか!」

 

 初手で無力化させるつもりであったネルギガンテは、繰り出したタックルが全く効いていないハンターを見て動揺した様子を見せた。並の古龍であれば力づくで捻じ伏せることができるネルギガンテでも、力を『受け流す』という技術の前では本領を発揮できなかったのだ。

 タックルを受けて大きく後ろへ後退した調査班リーダーを見たクシャルダオラは、代わりに前へ出て疾風のブレスを放つ。

 地面の砂や小石を巻き込み、空気の弾丸とも言うべき風の渦がネルギガンテに直撃した。古龍の放つ一撃は並のモンスターとは比較にならない威力があり、それは相手が古龍でも例外ではない。大きく身体を吹き飛ばされたネルギガンテは辛うじて受け身を取ることが出来たが、再び自身の不利を認識し始めていた。

 1対1では力任せの戦法で接近戦に持ち込めるネルギガンテだったが、調査班リーダーという存在がそれを困難にさせていた。

 重厚で巨大な大剣の一撃はネルギガンテの強靭な鱗や甲殻でも無事では済まない。弱っているクシャルダオラに接近戦を仕掛ければ、当然大剣の攻撃圏内に入ることになる。前へ出れば大剣が、後ろに下がれば疾風のブレスがネルギガンテを襲うだろう。

 一方、クシャルダオラも消耗していた。

 以前のネルギガンテとの戦いで受けた傷が完治していない今、その呼吸は荒くブレスの威力も落ちている。本来の威力であればネルギガンテを海まで吹き飛ばせるはずだが、受け身を取られてしまうほどまでに落ちていたのだ。

 

「マズいな……」

 

 調査班リーダーはネルギガンテがゾラ・マグダラオス捕獲作戦の時のように無理やり接近戦を挑んでくるのであれば、自分の大剣かクシャルダオラのブレスで戦えると思っていた。しかしネルギガンテはその不利を察知したのか、徐々に間合いを詰める持久戦に切り替えてきたのだ。

 前へ出て斬りかかれば、ネルギガンテはすぐさまクシャルダオラに襲い掛かるだろう。一撃の威力は大きいが、フットワークが重い大剣ではネルギガンテのスピードに追い付くことは出来ない。逆に後ろに下がれば、防衛対象のクシャルダオラが前衛になる。

 

「どうする……!?」

 

 徐々に間合いを詰めてきたネルギガンテが、調査班リーダーを飛び越えてクシャルダオラへ飛び掛かろうと脚に力を入れる。だが、その行動は阻止された。

 すぐ近くで横たわっていた岩石が爆発したのだ。

 その後に響く落雷のような爆音。ネルギガンテはもちろん、クシャルダオラも何が起きたのか分からないといったように、姿勢を低くした。

 調査班リーダーだけが、この攻撃の正体を知っていた。

 

「狙撃!?」

 

 調査班リーダーが認識すると同時に、二発目の攻撃がネルギガンテを襲った。

 この狙撃は恐らく古代樹の南西側、初期キャンプを出て正面にある平地エリアからだろう。今度はネルギガンテの頭部スレスレを弾が掠った。

 その攻撃の音がかなり遅れて響いてくることに調査班リーダーは舌を巻いた。相当離れた位置から狙撃しているにも拘わらず、極めて正確な射撃だったからだ。そして、援護はそれだけでは無かった。

 

「重弩隊、前へ!」

 

 その声は調査班リーダーの左、アステラ方面からの声だった。

 ヘビィボウガンを主武装とする警備班所属の戦隊がこちらへ走ってくるのが見えた。重厚な金属製の鎧はハンターが身に着ける防具の中で最も重い物だ。走るだけでも相当な体力を使う代物だが、彼ら重弩隊は防御だけでなく反動を打ち消すための重りとしてその鎧を着用していた。

 横一列で武器を構えた重弩隊。その銃口はネルギガンテだけに向いていた。

 

「攻撃開始!」

 

 隊の一人が声とジャスチャーで合図を出すと、一斉にボウガンから次々と弾丸が放たれた。

 植物を利用した弾はネルギガンテにとってすぐに致命傷となるほど強力ではない。だが、その攻撃が複数人による集中攻撃となると話は違う。

 圧倒的な物量による弾丸の嵐。ネルギガンテは不意討ちを掛けたにも拘わらず形勢が不利になってしまった上に、大勢のハンターがクシャルダオラを敵と見ておらず、全員の攻撃が集中していることを把握した。それはここから逃げる理由には十分だっただろう。

 ボウガンの弾倉交換の際に出来る、攻撃が一瞬緩むタイミングでネルギガンテは一気に飛び上がった。

 

「巣に行くなよ……!」

 

 ネルギガンテが飛び立った先には火竜の巣がある。ダークが危惧していた古代樹を縄張りとすべく火竜を排除するかもしれないという予感が、調査班リーダーの頭をよぎった。

 だが、ここで三発目の狙撃がネルギガンテを襲った。

 火竜の巣へ向かうルートを取っていたネルギガンテだが、目の前を金属製の弾丸が掠っていったのを見て古代樹を縄張りとするのは諦めたようだった。

 狙撃が何処から撃ってきたものなのか分からなかったために、再び狙撃されないようジグザグに飛行する回避運動を始めたネルギガンテは、そのまま火竜の巣を大きく超えて古代樹の北へと消えていった。

 

「大丈夫ですか? 怪我はありませんか?」

 

 北へ飛び去ったネルギガンテの姿が見えなくなるまで、調査班リーダーは大剣を構えたままだった。

 重弩隊の一人から声を掛けられたことで戦いが終わったのだと実感できた調査班リーダーは、大剣を背中に戻し大きく深呼吸した。そして、顔や防具が汗でズブ濡れになっていることにようやく気付いた。相当な緊張状態だったのだろう。

 

「全員無事か?」

 

 ネルギガンテを狙撃していたハンター、ダークも調査班リーダーの元へ合流した。

 

「状況は聞いています。これからどうしましょう?」

 

 ボウガンを折りたたんだ重弩隊が集合する。

 伏射をしたために泥だらけになっている防具をはたきながら、ダークは警備班重弩隊のメンバーに質問をした。

 

「誰から聞いたんだ?」

 

 それは調査班リーダーも気になるところであった。救難信号も出しておらず、アステラ側へ情報を伝える時間も無かったのに、警備班が状況を把握しているのはなぜなのかと。

 

「五期団の編纂者とそのオトモが古代樹に独断で入って行ったのです。警備班が捜索に行こうとした時にその方からクシャルダオラの件を聞きました」

 

 当のクシャルダオラは大勢のハンターが集まってきたことで少し動揺しているのか、ネルギガンテに見せたもの程ではないが警戒心を露わにしていた。だがそれも束の間であり、崩れ落ちるようにその場に蹲ってしまった。上層部からの落下のダメージがいよいよ表面化したようであった。

 

「詳しい話は後にしよう。今はこのクシャルダオラを何とかしなければ」

 

 調査班リーダーはそう言ったが、自分自身どうすればいいのか判断が付かなかった。

 このまま放置しても本来の古龍の回復力であれば数日で治るはずである。だが、ネルギガンテの棘が刺さったままの状態では何日掛かるのか想定出来ず、この状態では別のフィールドへ移動することも出来ないだろう。かといって今日までのように火竜の巣で回復を待つのは極めてリスクが高い。既にネルギガンテに居場所が知られているからだ。

 八方塞がりの状況に、調査班リーダーも重弩隊も頭を抱えた。

 

「俺に考えがある」

 

 ダークがこの状況で切り出した。

 

「考え?」

 

 いったいどうするのか、暗号名のハンターが何を思いついたのか、調査班リーダーは気になった。

 

「ただ、この案にリーダー達と警備班が納得すればだが……」

 

 

――――――

 

 

 五期団の受入れ作業も終盤に差し掛かっていた時に発された、古龍接近の合図。非戦闘員である労働者や研究者などは屋内へ避難し、古龍迎撃態勢が解除されるまで待っていた。

 そんな彼らが警戒態勢解除の合図で外に出た時に目にしたのは、アステラの正門で横になっているクシャルダオラであった。

 

「いったい何を考えているだ!?」

「近づいて咬まれても知らないぞ!」

「嘘だろ……?」

 

 鋼龍の周りに立っている警備班や調査班リーダー、総司令の姿を見た研究者達は、てっきり討伐した個体を運んできたのかと思い不用心に集まり始めたのだが、そのクシャルダオラが突然起きて視線を向けてきたとなればパニックになるのは当然と言えよう。

 

「本当に大丈夫なのだな?」

 

 古代樹で起きた事件を研究班に報告する前に、クシャルダオラをアステラへ連れてきたダークと調査班リーダーは、総司令を説得する必要があった。

 

「あのまま古代樹に取り残すのは非常に危険な状態だろう。今できる最善の手はこれしかない」

 

 ダークが警戒していたのはネルギガンテが間を置いて再び戻ってくることだった。先ほどの戦闘では撃退に成功したものの、再び奇襲を仕掛けてくる可能性は非常に高い。しかし、クシャルダオラをアステラ内に置いておけばネルギガンテは易々と手を出すことは出来ないだろうとダークは読んだのだ。

 

「同時に古代樹の森にも増援を出す。ネルギガンテが縄張りにする可能性があるからな」

 

 調査班リーダーの言葉に総司令は渋い顔で頷いた。

 古代樹の上層をネルギガンテに奪われないために、五期団の慣らしも含めて現地の警戒に当たらせる。古龍渡りの手掛かりであるクシャルダオラを防衛しつつ、アステラの安全を確保するためにはダークの案が最善の方法だった。

 二人の説得に根負けした総司令は渋々警戒態勢を解除した。調査団の拠点に敵対意思が無いとはいえ、古龍を生きたまま拘留するなど前例が無いことである。その後に起きたパニックが収束するのは時間の問題だろう。

 脚を負傷し走れなくなった総司令だが、目の前に生きた古龍が佇んでいても全く動じない態度にダークは感心した。何度目か分からない深い溜息と共に、総司令は脚を引き摺りながら司令部へと戻って行った。

 

「良かったな」

 

 ダークはクシャルダオラを見て言った。その言葉を理解した訳ではないが、ここが安全な場所であると感じたのかクシャルダオラは欠伸を一つすると首を伏せ、目を閉じた。

 

「重弩隊は古代樹の警備へ出発する。各自準備を整え次第上層に集合せよ!」

 

 調査班リーダーから詳細な報告を受けた重弩隊が各々アステラを発って行った。火竜の巣には罠師が指揮する森の虫かご族が大勢待機しているが、重弩隊も加われば火竜の安全も確保できるだろう。

 クシャルダオラの潜伏場所と目的の捜査、万が一は討伐という危険な任務は『敵性無し・一時保護・信頼関係構築』という意外な形で完遂された。研究班による調査が進めば、今回の事件の詳細が判明するだろう。

 

「相棒!」

「旦那さん!」

 

 聞き慣れた呼び名と聴き慣れない呼び名を同時に受けて、ダークは声がした方を見た。

 そこには、受付嬢と一匹のアイルーが居た。

 

「探していたんですよ!急に居なくなったと思ったら古龍を捕まえてくるとは……さすが相棒です!」

「いや、捕まえたんじゃない。安全で巨大な『アステラ』というベッドを貸してやっただけだ。後でキッチリ代金は払ってもらうさ」

 

 ダークの冗談に目を丸くしているのは、受付嬢の隣に立っているアイルーだ。装備品を見る限り、オトモアイルーのようである。

 

「初めましてですニャ。かねてよりお嬢様の護衛を担当しているアポロと申しますニャ」

 

 砕けた態度をとる受付嬢とは対照的に、『アポロ』と名乗ったアイルーは礼儀正しくお辞儀をした。

 

「新大陸調査団ではお嬢様のパートナーとなるダーク様にもお仕えすることになります。よろしくお願いしますニャ」

 

 白い毛に所々黒い模様が混じる姿をしているアポロというアイルーの脚が泥で汚れているのに気付き、ダークは警備班に状況を伝えたという五期団がこの二人なのだと分かった。

 編纂者が護衛のハンター無しで狩場へ入るのは非常に危険な行為だが、彼女の状況報告が無ければネルギガンテとの戦いを無傷で乗り切ることは出来なかっただろう。

 

「よろしく頼む。君達のおかげで助かった」

 

 ダークはそう言って二人へ手を差し出した。

 暗号名を持つハンターから差し出された右手に受付嬢は満面の笑顔で、アポロは緊張した顔でその手と握手をした。

 

「相棒、お腹空いていますよね?何か食べるものを持ってきます!」

 

 そう言うなり上階の食事場へと走って行った受付嬢の背中をダークは見送った。

 

「お嬢様は昔からああなんですニャ」

 

 アポロが少し呆れた表情で言うが、疲労が溜まっていたダークにはその気遣いは有難かった。

 ダークの周りにはクシャルダオラを警戒している警備班や研究者、五期団のハンターなどが集まり始めていたが、どこか敵対的で懐疑心のようなものがあった。

 

「少し休む。食事が出来たら起こしてくれないか?」

「ハイですニャ」

 

 アポロはダークがベッドにでも行くのかと思っていたのだが、クシャルダオラに向かって歩いていくのを見て疑問に思った。ベッドはそっちじゃないと言いかけたが――

 クシャルダオラを囲む人混みから、驚きの声が次々と上がった。

 ダークがクシャルダオラの巨大な腕を枕にし、一瞬で眠り始めた事に驚かない者はほとんどいなかっただろう。生きた古龍を間近で見ることですら奇跡に近い体験なのに、それを枕にする人間がいるというのは信じられないことに違いない。

 腕に重みが掛かったことに気付いたクシャルダオラは少し頭を起こしてダークを見たが、そこに居たのが自身を救ってくれた者だと気付くと、気にする風でもなく同じように眠り始めた。

 言葉が通じない者同士でも、信頼関係を築くことはできる。それを周囲に示そうとしただけだった。

 そして、ダークとはそんな男だったのだ。




【解説】


・森の虫かご族
古代樹の森の先住民達。古代樹から採取できる植物を利用した道具や罠を作る能力に優れている。
ジャグラスとは鳴き声を真似ることで簡単な会話ができるため、古来より共生関係にある。
調査団とは40年前から物々交換を主な取引として積極的に交流をしているため、関係は極めて良好であり人間の言語に堪能している虫かご族も比較的多い。
新大陸に外来種を持ち込まないという規則がある故に、調査団では新鮮な食材が不足しがちである。そんな彼らに森で採集した穀物や野菜などを届けてくれるため、補給面でも極めて重要な部族である。
一部には探検隊として調査団入りをしている者も存在する。

・シビレ罠
罠としては最も普及したタイプ。森の虫かご族が使用する物も素材が違うだけで構造は同じである。
大型モンスターの体重でなければ作動しないため、誤作動の確率が低い上に落とし穴のようにハンターが落下するような危険も無い。
万が一誤作動しても命の危険は無いため、安全かつ便利な道具として利用されている。
かつて古龍にも効果が出るよう瞬間的に大電流を流すタイプも試作されたが、万が一誤作動した場合にハンターが感電死する危険があったために採用は見送られている。

・輸送班
調査団全体の物資の輸送を引き受けている班。総司令が指揮を執っている。
支給品やキャンプの資材、捕獲したモンスターはもちろん、調査員同士の個人的な手紙なども輸送班の管轄である。
構成人員は作業員が6割、護衛のハンターが4割。
過去には翼竜種を訓練してハンターの長距離移動の手段にさせようという試みもあったが、フル装備のハンターは重すぎて飛行することが出来なかったために『メルノス便』として速達や定時連絡の手段に利用されている。

・警備班
大型モンスターが調査団のテリトリーに侵入することを防ぐために、アステラや各地の関所で警備を担当する班。指揮官はソードマスター。
各フィールドの入り口には警備班の人員が常に見張りをしており、関所を通過する場合は必ず警備班の許可が必要である。
これはフィールド内で誰が何をしているのか、誰が帰還し誰が残っているのかを常に把握するためであり、定刻を過ぎても帰還しない場合は捜索隊が組まれることになる。
また、拠点防衛を専門とする実戦部隊も複数存在する。

・重弩隊
警備班所属の実戦部隊。ヘビィボウガンを標準装備としており、主にアステラの防衛を担当している。
平時では捕獲されたモンスターの近くで警備する様子が確認できる。
メンバーは全員が鋼鉄製の鎧を着用し、発砲の際の反動軽減に利用している。
武器も防具も重量があり負担が大きい装備だが、それをものともしない屈強さに定評がある。



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