呪腕少女のヒーローアカデミア   作:オフェリアスキー
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中学校の情報が名前しかなかったので、いろいろと捏造しました(自白)


8話 訓練

グーテンモルゲン、心です。

 

あれから三年が経ち、中学生になりました。

その間も訓練は続けていて、当然何度かヴィランやチンピラとも戦いました。

しかし、あのときのようにならない為に戦う際はヒットアンドアウェイを心掛けて、ヒーローが来る前にはしっかり姿を隠しました。

一応訓練の範囲も三重県全体まで広げていたのでヴィジランテとしては有名になり、『サイレンス』なんて名前までつけられましたがバレてはいません。

おそらく喋らないことと音を立てずに行動すること、気配遮断でいつのまにかいなくなることからその名前になったようです。

一度ヒーローが何人か集まって捕まえようとしてきましたが、先にそのことを察知できたおかげで逃げ切れました。

と言ってもかなりギリギリで、そのときは野次馬に紛れ込んで装備を消したお陰でなんとかといったところです。

 

それと、露座柳中学校にお茶子ちゃんと一緒に進学しました。

昔、個性が発言した頃にお茶子が実家の建設会社の経営が上手くいっていないことを気にして実家に就職しようとしていたときがありました。

お茶子がお父さんにそのことを提案したら、自分の夢を叶えてほしいと言われたそうで。

だからお茶子はお金を稼いで、両親に楽をさせる為にヒーローになることを決めました。

 

それならば私も応援したいと思い、個性や体を鍛える訓練をしたり勉強を教えたりしていました。

それと、さすが原作で偏差値79の雄英に受かったこともあってか飲み込みは早く、二学期の期末では一位と二位を私とお茶子でとることができました。

この調子だとお茶子は無事雄英に受かることができそうです。

 

あ、ちなみに私は三重県で一番偏差値が高い高校狙ってます。

 

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「ねえ、こんなこと、する必要、あるのかな?」

 

「それはもちろん。救助を主にするヒーローとはいえ、戦闘ができなきゃいざというとき困るし、お茶子の個性は相手によっては触れたら勝ちなんだから絶対役に立つよ!」

 

「そうかな…」

 

(主殿も触れられたらダークを投げることしかできませんしな)

 

(魔力放出とかあったら問題ないんだろうけど、その分私に触れるのは難しいし大丈夫)

 

最近は学校終わった後、私の家の裏庭で近接戦闘訓練をしています。

内容は私に五本の指で触れて浮かせること。当然私は避けるよ。

範囲は裏庭全体で、あまり広くはないけど避けるには十分の広さ。

気配遮断も使わないしお茶子が目で追えるギリギリの速さしか出していないけど、それでも簡単に触らせる気はない。

 

「心ちゃん?もうちょい手加減してくれへんかなー?」

 

「んー、じゃあ触れるたびに速くしていく?」

 

「そうしよそうしよ!」

 

「はい、じゃあスタート!最初はお茶子と同じくらいからで!」

 

「よーし、いくよー!」

 

そう言ってお茶子が突撃してくるけど、私は気配遮断や速さだけで避けているわけではないということを思い知らせてやろう。

 

 

その後、20分粘ってもお茶子は私に触れられなかった。

私も三年間ただヴィランたち(ヒーローたち)と戦ってきたわけじゃない。先生に戦い方、相手に読まれない攻め方や相手の動きを読んで攻撃や回避につなげることを学んできたんだ。まだまだ半人前だけど、それでも少しずつ身についてきている。

 

「はぁ、はぁ、一回も触れんかった…」

 

「それでも最後の方は惜しかったところが何回もあったでしょ?どんどん強くなってきてびっくりしちゃったよ」

 

「それでも!一回も触れんのは悔しい…」

 

「まあまあ、今日はここまでにして勉強しよ?」

 

「う、明日は絶対触ってみせる!」

 

「うんうん頑張ろ頑張ろ」

 

(いやーこの調子だと雄英なんて余裕そうだね!)

 

(そうですな。たしか雄英の入試はロボットですが、それでも問題ないでしょう)

 

(個性の許容値も伸びていってるし、0ポイントのロボットも敵じゃな……い……)

 

(どうかなさいましたか?)

 

(やばい)

 

(入試に何か問題が?)

 

(やばいやばい!!お茶子が強くなったら緑谷君がお茶子を助けてレスキューポイントを手に入れれなくなるかも!?)

 

(つまりは?)

 

(原作の一番重要な部分が、主人公がいなくなっちゃうよ!!」

 

「わっ!!びっくりしたー!急にどうしたの?主人公ってなんの?」

 

「あっえっとその……なんでもないから。大丈夫」

 

「そう?じゃあその問題の答えは?」

 

「え?……分かりません」

 

「やっぱり!ちゃんと勉強せんとダメやろ?」

 

「はーい…」

 

怒られたけど今はそれどころではない。このままだと少なくとも雄英はまずいことになる。

お茶子が0ポイントから逃げるときに転んで逃げ遅れるかもしれないが、当然訓練の中には悪路での走行なども入っているのでそうならない可能性も十分にある。

 

だからって今から訓練を辞めることもできない。

これは私のエゴだけど、雄英のヒーロー科に進んだとき確実にヴィランとの戦闘は避けられない、なら少しでもお茶子が無事でいられるように少しでもできることはやっておきたい。

 

なら、どうする?

 

 

 

…そうだ!まだなんとかなるかもしれない…!

 

今緑谷君に接触したって何もできない、だけどオールマイトと接触した後ならできることはある。

そう考えると確実に緑谷君を入学させるルートは一つ。彼の実力で合格できるようにすることだけだ!

 

「またぼーっとしてる!」

 

…あと二年訓練と勉強頑張ろう。




後先考えてなかった結果だけど、当然でもある




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