戦姫絶唱シンフォギアドラグーン   作:ルオン

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お待たせいたしました!!

今回は真護の平和な日常回になります!!

それでは本編をどうぞ!!


Episode1:Sの平和な日常

風都

 

そこは、様々な形をした風車が数多くあり、風がよく吹く街である。街のシンボルである風都タワーにも巨大な風車がついており、風がよく吹くため、風都タワーの風車はもちろん、街のあちこちに設置されている風車は、ほとんど回っている。

 

その街に住む青年、仮面ライダードラグーンこと海崎 真護は、彼の師の2人、(ひだり)翔太郎(しょうたろう)園崎(そのざき)来人(らいと)ことフィリップ翔太郎の師匠の娘である照井(てるい)亜樹子(あきこ)、旧姓鳴海(なるみ)亜樹子が所長を務める、鳴海探偵事務所の一員として、働いている。

そんな彼は今

 

「ミック~」

 

「にゃ~?」

 

「暇だな~」

 

「みゃ~」

 

鳴海探偵事務所にたまに帰ってくるマスコット(?)的存在の猫ことミックの頭を撫でながら、ソファに横になっていた。

すると、鳴海探偵事務所の一員で、【ハイドープ事件】と呼ばれる事件の中心人物であった、翔太郎の恋人、である左ときめが、買い物から戻ってきた。

 

「ただいま~」

 

「おかえり、ときめさん」

 

「にゃ~」

 

「ただいま、真護、ミック♪あれ?翔太郎たちは?」

 

「翔太郎さんは、ウォッチャマンから気になる話があると聞いて聞きに、亜樹子さんは竜さんにお弁当を届けに、フィリップさんは研究室で調べ物です」

 

「そっか」

 

そう言ったときめは、部屋の奥に置いてある冷蔵庫へ、買ってきた飲み物や食材を入れ始める。

するとその時

 

―バン!!―

 

「真護いるか~!!」

 

「にゃっ!?」

 

「ッ!?(ビクッ)」

 

「…………実か」

 

1人の女性―――六条(ろくじょう)(みのり)が、鳴海探偵事務所のドアを勢いよく開けて入ってきた。

真護の腹の上で寝ていたミックは、ビックリして真護の腹の上から飛び退き、ときめは手に持っていた飲み物を落としそうになった。

真護はタメ息をつきながらソファから起き上がる。

 

「なんの用だ実」

 

「真護!!うちの学園の教師に「断る」何でだよ!?」

 

「前にも言ったろ?俺は教師向きじゃないし、お前の学園は女子校だろうが。()()を教えるのに差し支えるだろ」

 

「え~!?でもぉ」

 

「あんまりしつこいと怒るぞ?」

 

「う~……分かったよ~じゃあまた」

 

そう言って実は、ドアを開けて探偵事務所から出ていく。

 

「まったく、毎度毎度諦めずによく来るよ」

 

「それほど真護を信頼してるんでしょ?」

 

「そうなんですかね~?そんじゃ俺、少しドライブしてきます」

 

「うん、気をつけて」

 

「はい」

 

真護はそう言って、事務所を出ていき、愛車である【ドラグーンボイルダー】へ乗り、アクセルを回して走り出す。

しばらくして、真護は喫茶店の前にとまり、喫茶店の中へと入っていく。

 

―カランカラン―

 

「どうもマスター」

 

「やぁ真護くん、いらっしゃい♪」

 

「こんにちは真護くん♪」

 

「こんにちはリリィさん」

 

喫茶店に入った真護を迎えいれたのは、喫茶店こと【喫茶・白銀】のマスターと、孫娘のリリィ白銀である。

彼らは以前、真護の師匠である翔太郎とフィリップ、そして亜樹子の夫で警察官である照井(てるい)(りゅう)に助けられた1人である

真護はドラグーンボイルダーに乗ってドライブすると、必ず立ち寄り、コーヒーを飲む。

今日もコーヒーを頼んだ真護は、席についてマスターがいれてくれたコーヒーを飲む。

 

これが彼の過ごす、依頼のない時の平和な日常である。

そしてこの日の翌日、彼の、探偵としての日常が始まるのであった。

 

to be next episode




今回はここまでです!!

次回は真護の探偵としての日常回になります!!

次回も是非読んでください‼️

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