Fate/ the over-riser   作:ho9tocraft
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前回の第二回、つーか後編的なもの。
警告事項は変わりません。


Extra Stage.6「Another “After” Route No.1」第二回

 ―――side ???

 俺は少々困っている。

 ■■■を■■の■■に運んで、■■■■が俺と再会して、■■へ戻ってから、数ヶ月が経過している。

 それで、購入したパソコンが、何の拍子もなく、突然壊れた。

 魔術的な方法で、俺はパーツ点検をした。

 結果、電源がイカれていたことが分かった。

 電源装置を買い換えればいいだけだが、今度は80PLUS BRONZEじゃなくて、GOLD、あわよくばTITANIUMを買いたい。

 やはり、「安かろう悪かろう」だから、壊れやすいのだ。

 

 こんな似たような状況に陥っている誰かさんは、「グラボ(GTX980)も死んでねぇだろうな」と悩むのであった。

 だが、真の問題はそこではなかった。

 メモリの接触不良と、電源の劣化によるパワー不足。

 彼は諭吉を1枚死告天使(アズライール)して、80PLUS GOLDの750Wのセミプラグイン電源を購入したのだった。

 電源をつないだあと、ビープ音が鳴ったり起動しているにも関わらず画面が映らなかったりして、彼は焦ったのだそうな。

 

 Fate/ the over-riser 第二章 Fate/kaleid liner override [a savior's smug]

 Extra Stage.6「Another “After” Route No.1」

 Another “After” Route No.1「自作PCでマイクラするイリヤ(第二回)」

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

〜警告〜

 台本方式を使用している箇所があります。

 「台本方式だと?!フザケンナ!」という方は速攻でブラウザバックするようにしてください。

 

〜注意〜

 第一回の続きです。

 パソコン回です。また、マイクラ回でもあります。

 金銭感覚的に大変なことになってますが、ご了承ください(作者はこんなハイエンドモデル買ってない)。

 前回と同様、PC構成は「自作PC見積もりてすと」というサイトで適当に組んで作成しています。

 

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 ―――side 神城まどか

 リツカはクエストをこなし、ゲーム内資金をこつこつ稼いでいた。

 その甲斐もあってか、すでにダークスティール装備(EnderIO)になっていた。

 エンドスティール装備(同じくEnderIO)になれば、ChaosAgeでも装備をロストせずに済む。

 リツカはダイヤの刀(Balkon's Weapon Mod Reforgedで追加される剣。抜刀剣は追加していない)を片手に持つ。

 彼女(?)はクエストでターゲットとなっていた、巨大なエンドクリスタルみたいなクリスタル型生物に、ヴァイブラントクリスタル(EnderIO。本来は中間素材)のドロップ狙いで攻撃する。

 クリスタル型生物は、一定タイミングごとに即時ダメージLv7(3×2^7=3×128=384ダメージを1tick毎に与える)を食らわせてくる。

 その他、クリスタル型生物は、高速の爆裂弾を飛ばしてくる。

 ただし、玉の正体(アイテム)は丸石だ。

 

 ここで、このクリスタル型生物のアイテムのドロップ確率を言おう。

 と言っても、この確率は、どうやらそれぞれのアイテムのドロップ確率であるようで、同時に複数ドロップすることがあるようだ。

ドロップするアイテムとドロップアイテムごとのドロップ率は、

・100%:丸石

・50%:石炭

・33%:鉄鉱石

・25%:金鉱石

・20%:ダイヤモンド

・16%:エメラルド

・13%:プラチナ鉱石(Thermal Expansion)

・11%:ヴァイブラントクリスタル(EnderIO)

・10%:エンドスティールインゴット(EnderIO)

となっている。

 

 開始5分、速攻でリツカはクリスタル型生物を倒した。

 ドロップ品は、丸石と石炭、金鉱石のようだ。

 Discordのマイクラチャットサーバー(鯖主:イリヤ)の雑談チャンネルに、リツカは「ちぇっ、換金するしかないじゃねぇか」と言った。

 丸石と石炭は、そのまま換金できる。

 しかし、金鉱石は換金できない。

 ゲーム内資金である、Thermal Expansionのコインのうち、かなり高めなコインを使わないと。

 マイクラバニラの鉄と金、ThermalシリーズやForestry、ProjectRedやRailcraftなど、Modで追加される銅・錫・鉛・アルミニウム・イリジウム・プラチナ・ニッケルは、換金できない鉱石のままである。

 

 鉱石を換金するには、かなり高めなコインを処理施設に投入し、その後に鉱石を投入しなければならない。

 そうすると、鉱石は数個のインゴットになり、手元に帰ってくるのだ。

 

 ちなみに、コインは鉱石1スタックあたり4個を要求する。

 何故こうなっているかと言うと、だ。

 コインが入ったらEnderIOのアイテム導管を通ってドロッパーに入り、すぐにレッドストーンコンパレーターによって検出される。

 5秒毎にドロッパーから搬出され、コインはそこでマグマによって焼却処分されるが、搬出した回数が記録され、それが4回に達しているとトグルラッチが起動して、鉱石の処理が開始される、という仕組み故だ。

 

 処理機構の中身としては、第一層(B3F?)で粉砕して主成分と副産物を取り出し、第二層(B2F?)で粉を精錬している。

 

 鉱石の処理を終え、換金したリツカは、再びヴァイブラントクリスタルをドロップさせる為に、クリスタル型生物のいるダンジョンへと潜った。

 ダンジョンには罠が仕掛けられている。即爆発クリーパーや、ツヨイ・ゾンビの出現トラップ、毒付与、盲目付与、凍結などだ。

 Wailaで足元見ないとわからないようになっているため、結構大変である。

 発見したからと言って、解除することは不可能である。

 

 4周ぐらいしたあとに、リツカはヴァイブラントクリスタルを獲得した。

 ヴァイブラントクリスタルを納品すれば、攻略完了だ。

 その後もリツカは全力で金を稼ぎ………、遂に、エンドスティール装備フルになった。

 時刻にして午前10時。

 私は、その時には面子集めを開始していた。

 

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〔リツカのPCのスペック〕

【CPU】Intel Core i7 7700K

【RAM】32GB 8×4

【GPU】GeForce GTX 1080Ti

【SSD】1TB 1枚

【HDD】8TB 1枚

【OS】Windows 10 バージョン 1903

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

【Discord イリヤ鯖主マイクラチャットサーバー

 ・Channel:レイドサーバー

 ・Forge:Charsetにて同期済み

 ・参加者:まどか(レイド鯖主)、イリヤ、クロ、美遊、リツカ、AA氏、LB氏、ルヴィア、バゼット、菜乃花、Xオルタ、タツコ、ミミ、スズカ、ナナキ、

  くまぞー(開設当初からの鯖民)、

  ジョルノ(パッショーネボス。開設当初からの鯖民)、

  武甕槌命(「タケミカヅチノミコト」と読む、しばらくぶりに来た鯖民)、

  AA氏の友人で巨大モンスター狩りが好きな鯖民(以下AB)、

  ギル(姫のほう。カレンのサーヴァントとなっている)

 ・視聴者:沖田オルタ、アルトリア、アル=ヴァン、リズ、セラ、士郎、一成、桜、凛、その他40人前後

 ・参加者人数:20人】

 

まどか:週末定期、マイクラカオスだ。鯖民集まれー!

 開放14:30、開門14:50、開始15:00の予定。

イリヤ:定期なので配信しまーす

 リンク貼っておくよ→〔URL省略〕

クロ:週末か…、これやったら平日か…

桜:ごめんなさい、今日は参加できなさそうです

 先輩も私もバイトなので

一成:また来週参加するわ

凛:やっぱりパソコン扱えないのがきっつい…

ルヴィア:暇なので参加ー

タツコ:バイトオワタ、ただいまー

 そのまま流れで参加するよー

ミミ:私ら会社から臨時休業言われてたわwww

タツコ:おのれ………www

ギル:我も参加するぞ。

 久々のマイクラカオスだ、勝手が違うだろう。

ジョルノ:仕事が一段落したので参加

武甕槌命:久々だなぁ、この空気も。

 IP変わってないよね?

イリヤ:アドレス取得してあるってw

 IPであってもグローバル使えばいいから問題ないと思う

クロ:恐ろしいでしょう…?普通に考えたら、大赤字も待ったなしなんだよね

 でも黒字なの。所得税とかしっかり引いて計算しても。

AB:まじかよwww

 とりあえず参加。行くぞカオス!

スズカ:(^^)/

ナナキ:(^^)/

AA:お前も来るのか。俺も行くぞ!

LB:俺も忘れんなよ!

バゼット:久々の参加

菜乃花:初参戦ー

Xオルタ:遅すぎですよマスター

 私は1週間ぶりの参戦

くまぞー:俺を呼んだか!

まどか:誰も呼んではないが…?

 参加してほしいってのはあるが。

くまぞー:応ッ!

 

まどか:参加20人、Windows10だったら死んでた

 流石Ubuntu、私達にできないことを平然とやってのける

 だがそこに痺れない憧れない

くまぞー:くっそwww

イリヤ:じきに開放予定時刻だよ!

ギル:ウルク魂を見せてやる

武甕槌命:お前は回復役だろうがwww

ギル:そういえばそうだったわ。失敬、我が勘違いしていた

ルヴィア:リザレクション持ちは十分かな?

美遊:先生、スワンダンス実装しましたか?

イリヤ:ゴメン美遊、まだそれ用のMod更新してない…!

美遊:何してるんすか先生

クロ:痛い…、美遊の視線が痛い…!

まどか:行きまーす

 

Bot:カオスゲートが開放されました

 

ジョルノ:乗り込めー

武甕槌命:行くぞぉぉぉ!!

くまぞー:人馬一体!参る!

リツカ:初陣…、行くぞ!!

 

(カオスの奔流開放予定時刻)

 

Bot:カオスの奔流が開放されました。転送を開始します

 

タツコ:行くぞおおお!!

まどか:昨日より人数は多いんだ、勝てるはず…!

くまぞー:あぁ、昨日か…。

ジョルノ:今の所、身内しかいないしな…。

 

(開戦1分前)

 

Bot:そろそろゲートキーパーが出現する時刻。死んでも泣かないように。

 

武甕槌命:ディバインスパークショックある?

まどか:サーバー強いもん、あるに決まってるでしょ

 

(開戦)

 

Bot:開戦。気合い入れていきなさい!!

 開門20人、開戦20人

 

まどか:キェェェァァァアアアシャベッタァァァ

美遊:ランダムが当たってしまったか…

 

(LoC HP95%以下:ディバインスパークショック)

 

クロ:ディバインスパークショック来るううう!

くまぞー:出たなLD砲!

 マイクラの場合ショットガンだからもっとヤバいわ

武甕槌命:前衛ディバインシールドやったよ

 耐えれるかは運次第

タツコ:ありがとー!

 うおぉぉぉぉぉ、喰らえチャージドォォォ!

ジョルノ:ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム!

ギル:セイクリ撒くぞ

 地味に後衛のほうがダメージ食らってたからな

まどか:ナイスだ、英雄姫

 

(LoC HP80%以下:ディバインスパーク)

美遊:ディバインスパークショックがディバインスパークに切り替わる

 多少弱体化するけど油断はしないこと

くまぞー:雷に注意しろ、か。了解だ。

 俺は負けん!

クロ:痛い!地味に痛い!!

まどか:マーリンのGarden of Avalon入りまーす

 多少は戦いやすくなると思われ

武甕槌命:ディバインシールド班とセイクリ班、リザレクション班は?

ルヴィア:ミミ死にすぎでしょう…。リザレクションなう

ミミ:ごめんなさい(汗)

スズカ:ディバインシールドは頑張ってるよ!

武甕槌命:よかった、俺は前衛にディバインシールドやってるからな!

 

(LoC HP40%以下:リバースワールド)

ジョルノ:相変わらず、あるんですね、これ

武甕槌命:ぐおおおおお!酔うっつぅのォォォ!

まどか:リバースワールドだけは敢えてディバインシールドの射程外にしてるからねぇ…

クロ:あ

 おのれLoC、こんなときに時間停止とは卑怯なり

イリヤ:クロ………

 ドンマイ!

クロ:ひっどい妹がいたものよ…

美遊:\(^o^)/

ルヴィア:美遊ーーーーーーーー!!

美遊:大丈夫、装備は全ロストこいてないし、念の為予備の触媒持ってたから

くまぞー:あーあ、死んじまったか…

スズカ:速攻でリザレクション!

ギル:セイクリチャージしたぞ雑種………いつでもこい

美遊:助かります

 タイムフリーズ→コマンドーは卑怯of卑怯ってはっきりわかんだね

 

(LoC討伐完了)

全員:お疲れ様でしたー!

イリヤ:プレイヤー20人44分終了。

 あっれ?前45分だよ?なんで1分しか違わないの??

美遊:コマンドーのせいでしょ

ギル:セイクリ厚かったんだけどなぁ

 しっかりタイミング計って撃ってるぞ?

ジョルノ:多分、魔法使い系である桜さんとかが参加できなかったからでしょう

まどか:それは盲点だったな…

 

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 ―――side 神城まどか

 カオスを終え、椅子の上で背伸びをした私は、即座に天の門の確認を行った。

 大丈夫、全員赤くなって横に倒れている。

 ちなみに、カオス開始1時間前にバックアップを取っているため、万一「非数」のNPCが現れた際には、バックアップから戻すという荒業も可能だ。

 ………疲れた。だが、今回は強化のためにここにいる。

 鬼畜化、というやつである。

 まず、ディバインスパークショックのHP割合下限を20%まで下げる。

 次に、ディバインスパークの付与レベルを少し上げ、耐性をブチ抜いて与えるダメージを多くする。

 最後に、全攻撃に10秒間の重力エフェクトLv256を付与し、「飛んで上へ回避する」という手段を封じる。

 これで、異なるタイミングで技が連鎖し、大ダメージを受ける上に、すべての攻撃が高重力付与状態になるという凄まじさが発生する。

 まさに『鬼畜』。

 それに………。

 

 ―――side イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 私は、LoC討伐を1時間程度に引き伸ばすために、Mod側からも強化をかけていっている。

 まず、右クリックで使用できるアイテムに、「行使:スワンダンス」「行使:鶴翼三連」を追加したよ。

 これはプレイヤー側だね。

 次に、ステータス効果に「神獣の咆哮」「やけど」「延焼」「ホワイトアウト」「リバースワールド」を追加したよ。

 どれもデバフ効果で、「神獣の咆哮」はスタン。

 「やけど」は2×レベル×2^レベルのダメージを1秒毎に与えるDoT、「延焼」はやけどと重複せずに、5×レベル分のダメージを1秒毎に与えるDoT。

 「ホワイトアウト」は一定時間、画面を白いフィルターが覆い尽くす画面効果、「リバースワールド」は防御力を半減させるデバフだよ。

 まだまだあるよ。爆発したときに「神獣の咆哮」を付与するクリーパー(帯電などで爆発威力増大、爆発威力だけだったらバニラのクリーパーの『64倍』程はある)、一定時間経過で死ぬけどいる間は「移動速度低下」「採掘速度低下」「弱体化」を付与する球電を追加したよ。

 使わないかもしれないけどね。

 最後に、武器をいくつか追加したよ。

 と言っても、「CAありライフスティール剣」と「CAなしやけど付与斧」、「赤のアーチャーの弓をイメージした弓(CAあり)」の3つだけどね。

 まぁ、とりあえず。

 明日からは仕事だ、さっさと風呂入って明日の支度して寝よう。

 

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 ―――side out

 

 翌日。

 新都の除雪作業が済んだものの、深山町近辺は未だ済んでおらず、深山町近辺の交通機関が全滅しているため、ほとんどの企業が操業できない今日この頃。

 外は大吹雪であり、暴風雪警報が発令されているレベルだった。

 その為、イリヤが勤める会社は、「通勤できる者のみ来い」という状態で営業することになった。

 しかし、会社についていざ始めようと思って、メールを確認した瞬間。

 イリヤが完成させた、新作ゲームの戦闘システム部分のソースコードが届いていた。

「流石は我社の最終セイフティ。仕事が早い」

とはイリヤの上司の弁。

 彼女の努力もあって、この会社のソースコード納品は、『必ず期日に納品する』ということで、評判が高い。

 また、イリヤはビルド時に毎回デバッガーを通しているので、安定性も非常に高い。

 故に………、その会社には、バ○ナムやら○ガやらといった、数多くのゲームソフトメーカーから、注文が殺到することが多い。

 しかし、その会社は終業を守らせるため、最大5件までしか受けないのだ。

 だから、注文待ちになることが多い。

 現在、その会社では、2022年に発売する予定のゲームの作成を行っている。

 イリヤが送信したソースコードは、そのゲームに使われるソースコードである。

 

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 ―――side イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 私は、会社に通おうと思いました。が、外は猛吹雪で、ほぼホワイトアウトしている状態でした。

 動画で撮れば、間違いなく『エンコ殺し』と言われるくらいの猛吹雪となっていました。

 これじゃ通勤できないじゃないのー!

 だけど、私はどうにか通うことにしました。

 道路の除雪はなんとか完了している状態で、車もスタッドレスタイヤです。

 車の上に積もっていた雪は、アル=ヴァンが降ろした様子です。

「行ってきます」

私は車に乗って、安全運転で会社まで行きました。

 

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 ―――side ?????

 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、会社へ行ったようだ。

 フフフ………。

 これで、俺達は、あの家に入って金とかを盗むことができるぜ………。

「おい。そこのお前ら。

 マスターの住まう家をじろじろと見て、何が面白い?」

不意に、女の声がした。

「あ?誰だお前」

振り返ると、そこには、一振りの日本刀を持った、黒い外套を着た女が居た。

「おいおい、高級そうだなァ、その服は。

 おい、女。その服と、今右手に持ってる刀を寄越せ。

 服は俺らが着るし、刀は質屋に出して金に変えさせてもらうぜ。ヘヘ」

と俺の仲間Aが言った。

 その女は、よく見ると、胸が豊満だった。

 それに、肩が若干膨らんでいるようにも見えた。

 そして、肌も白い。

(アルビノか。ヘヘヘ、こりゃぁ、犯し甲斐がありそうだぜ)

と俺は思った。

 瞬間、俺らは女に攻撃された。

 

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 ―――side 神城まどか

 私はその時、PCでマイクラを弄っていた。

 ふと思って外を見ると、怪しい男が4人程いた。

(まさか、盗人―――?!)

嫌な予感がして、私は、投影した天叢雲剣を持って、目元も隠せる黒いコートを羽織って表へ出た。

「おい。そこのお前ら。

 マスターの住まう家をじろじろと見て、何が面白い?」

と私は言った。

 こいつらは、私を見るやいなや、ニヤニヤと笑い出し、私の胸や肩をいやらしい目線で見てきた。

 やはり、怪しい者たちであることに変わりはないようだ。

「おいおい、高級そうだなァ、その服は。

 おい、女。その服と、今右手に持ってる刀を寄越せ。

 服は俺らが着るし、刀は質屋に出して金に変えさせてもらうぜ。ヘヘ」

と、怪しい者共のうちのひとりが言った。

 こいつらは、どうやら私を『ただの人間』だと思っているらしい。

 力は衰えたが、私は英霊。

 ―――人間とは、能力(スペック)が桁違いに違う存在であることに変わりはない。

 このグループのリーダー格と思われる男が、悪い笑みを浮かべた―――瞬間。

「Inspiriere, meine Seele.

 ―――はぁっ!!」

私は次元力を『刃』へ変換し、天叢雲剣を振ると同時に飛ばした。

「ごふっ」

「グエッ」

「ガハッ」

一気に3人が気絶する。

 リーダー格の男が怯む。

「ひっ」

私が1歩進むごとに、男は3歩下がる。

「どこの誰かは知らないが、とりあえず、退いてもらうぞ!」

そして、私は彼を峰打ちした。

 

 数分後、エーデルフェルト邸から出てきたルヴィアは男4人を引き取って、彼らに暗示をかけて、大通りに放り出した。

 

 やれやれ、本当にこういう輩は困る。

 さて、と、私はマイクラの続きをするかな。

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 ―――side イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

 

「ただいまー」

と私は言って、まどかがいるであろうPC部屋へ入った。

「………なんだ、イリヤか」

とまどかが言った。

 彼女は、かなり顔色が悪く、怠そうにしていた。

「何かあった?」

念の為、私はまどかに聞いてみる。

「朝、貴女が出勤した後、変な輩が居たからちょっと追っ払ってね…。

 その時に少々、次元力を使用したからね…。

 多分、その反動だと思う………」

次元力のリチャージが遅くなってるから、こうなったのだろう。

 私は、彼女を寝室まで運んで、横にさせた。

『全く、ルビーちゃんを連れて行かないから、こうなるんですよー』

とルビーが言った。

 確かに、ルビーの無限の魔力供給は、まどかのような魔力をバカ食いする英霊にとっては十分なリソースとなる。

「でも、結局ああなってたと思うよ」

と私は言った。

 ルビーは少し考えるような仕草をしたあと、

『うーん、でも、ルビーちゃんが居たら、少しはマシになったんじゃないですかねぇ?』

と言った。

 でも仮契約とか転身とかは駄目だよ。

 今の私は転身すれば赤原礼装(?)になるっぽいけど。

 時刻は午後4時50分。

「さて、お兄ちゃんは帰ってくるのが遅いと思うし、ご飯ぐらいは炊いておかないとね」

と言いながら、私はリビングダイニングキッチンに行った。

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 ―――side out

 翌日。

 久々の晴れ間によって、少しずつ積もった雪が溶けていく。

 しかし、まだ冬。

 まだまだ、雪は降るであろう。

 

 だけど、いつかは春が来る。

 桜が咲き、雪が溶ける季節が来る。

 

 

 

 いつか、約束の花を見に行こう―――。

 

            (Extra Stage.6 完)



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