ラージャンを個性にしてヒーロー目指す。   作:ますたーそん

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 書きたいように書いていきます。


帰ろうぜ

 下校、生徒達が帰る時間。

 緑谷も帰ろうと荷物をまとめていると。

 ヒョイ

 

「あっ。」

 大事なノートが取られる。

 

「話すんでねーぞ。」

 ノートを持った爆豪が睨みながら言う、そこに。

「カツキ何そのノート?」

「将来のためのって、く~~っマジか緑谷!」

 

 取り巻き二人が加わる。···嫌な予感がする、早く取り返さないと。

「別にいいだろ!返してよ!」

 ノートを取り返そうと手を伸ばすが。

 

    ボム!!

 

「あーー‼」

 爆豪は緑谷のノートを爆破!哀れノートは黒こげに···。

「あ?」

 

 ならず爆豪の上に浮いていた、獅子猿が爆破前にノートを取り返していたのだ。

「なぁ、出久。このMt.レディについて何か知ってるか?」

 ノートを渡しながら自分のスマホを見せる。そこには今朝の事件のことが書かれていた。

 

「うん、今朝実際に見たから少しは話せるよ。」

「おー、じゃー帰り道で聞いても?」

 途中まで一緒の道の二人だ。緑谷はその提案に頷こうとしたとき後ろの爆豪の威圧にビクッとなる。

 

「いいけど···後ろ。」

 指を後ろに指し視線を後ろにと伝える。

 

「クソ猿ー。」

 チラリと見ると肩にポンと手を置く爆豪、だが身長差があるため手を伸ばしてやっている姿をみると威圧感があるように感じない。

「おー、どした?」

 振り返り爆豪を見る、睨み付ける爆豪、表情変わることなく見る獅子猿、冷や汗を流す取り巻きと緑谷。

 

 ギラついた目で見上げながら言う。

「雄英だってなー。」

「そうだぞ。」

 

 答えるとさらにギラついた目になる。猛獣のような形のオーラを緑谷達は感じたが獅子猿は気にすることなく見ている。

 

「いいか?よく聞けやクソ猿。一線級のトップヒーローは学生の時から逸話残してるんだ。俺はな、この平凡中学から[初めて][唯一]の[雄英進学者]の”箔“を付けてーのさ!まー完璧主義だからな。」

 

 そしてニコリと笑い手を伸ばしポンと肩を叩く。

「だからな雄英受けるなや、クソ猿。」

「···。」

 

「お前もだ!クソナード![無個性]が夢見てんじゃーねーよ。」

「···。」

「···ケッ。」

 

 言いたいことを言い爆豪は出ていく。

「いやいや、何か言うぜ。」

「かわいそうに、まぁ現実見るいい機会と思おうぜ。」

 

 それに取り巻きが続く。教室には二人が立ち尽くしていた。

「ミミッチイ。」

「···ハハハ、かっちゃんの前で言わないでね。」

 

 

 

○○○○○

 

 

 帰り道の二人、獅子猿と緑谷は寄り道しながら帰っていた。

「ねぇ、シシ君。」

「もご?」

「あっ、うん。」

 俯いていた緑谷が顔を上げ声をかけると丁度クレープをもぐもぐしているところだった。ハンドサインで待ってと伝えているので頷き待つ。

 

「もぐ···ごちそうさま。んでどうした?」

「Mt.レディのことだよ。聞きたいって言ってたじゃん。」

 

「そうだったな···けど、大丈夫か?」

「?···あー。」

 何を心配しているのか一瞬わからなかったがさっきの出来事を心配しているんだと分かり笑って見せる。

 

「うん、大丈夫!ヒーローになる為に努力してるんだからあれくらいで折れないよ!」

 無個性だからと馬鹿にされ、いじめられてきた、ヒーローになりたいと思っても無個性の僕は何もできない、諦めようと思ったこともあった。

 

 けど···シシ君が言ってくれたんだ。『かっこいいぞヒーロー』って。その言葉が本当に嬉しかった。だから僕は諦めない無個性でもヒーローになってやる!

 決意と覚悟に満ちた目していることに獅子猿は安堵する。

 

「···なら、よし。けどな、ここでさいならだ。Mt.レディについてまた今度教えてくれ。」

 

 気がつくといつもの分かれ道にきていた。

「あっ、うん。また明日。」

「おー。また明日。」

 互いに手を振り別れる。また明日学校で。

 

△▽△▽△▽△▽

 

 

 

(頑張らないと!シシ君やかっちゃんみたいな個性がない僕は努力!努力するしかないんだ!)

 家路を急ぐ緑谷、帰ったらトレーニングだ。

 だが。

「Mサイズの隠れ蓑。」

 

 (ヴィラン)が背後から近づいていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こっから先はほぼ原作通りです。
では、お疲れさま。

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