INFINITE EX-AID with BUILD W-SIDES EPISODE   作:ふぷっちょ

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共闘と疑問


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謎の三人組のライダー達に加勢すべく駆け付けた俺達は、そこで偽エグゼイドと周りのバグスター戦闘員を確認した。

 

「バグスター戦闘員!? 何故偽とは言えエグゼイドと手を組んで……」

「……まさか、あの偽エグゼイドがバグスターを出してるんじゃ…」

「そんな馬鹿な! エグゼイドは寧ろバグスターを倒す側だろう?」

「でも、ほら……」

そう言い、戦兎に言われて偽エグゼイドを見ると、確かに手出しを殆どしてない上に動いたとしてもバグスターの支援ばかり行っていた。

 

「まさか……本当にあのエグゼイドが?」

「ねぇ……あのエグゼイド動き出そうとしてる!」

「ッ!? させるか!」

耀子がそう言うと、戦兎がレバーを回し始める。

そして、少しして回すのを止めその場でジャンプした。

 

Ready Go!

 

すると、x軸が偽エグゼイドの左右から出てきてそれが重なり、偽エグゼイドを拘束する。

 

VORTEX FINISH

 

「はあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

その音声が鳴った後、x軸の上まで跳んだ戦兎は放物線の上を滑るように加速し、途中の10mで更に加速してそのまま偽エグゼイドにライダーキックを決めた。

 

「ッ!? ああああああああ!?」

偽エグゼイドは戦兎のライダーキックを受けて、悲鳴を上げながら吹き飛ぶ。

 

「決まった!」

「急ぐぞ!?」

「えぇ!」

そう言い、俺と耀子も急いで駆け付ける。

 

「大丈夫ですか!?」

「……ッ!?」

「……え?」

「ッ!?」

俺はそう言い、三人のライダー?達に近付く。

しかし、三人は何故か驚いた……と言うよりあり得ないみたいな反応をされ、俺は少し困惑してしまった。

 

「エグゼイド………いや、宝生……永夢?」

「……はい?」

俺は三人の内の一人のその発言に、首を傾げながらそう言う。

 

「なんでここに永夢と戦兎が?」

「え? ど、どうしてその名を知ってるんだい?」

「え? それはだって…」

「待って、ソウゴ君……多分彼は別世界の宝生永夢と桐生戦兎だ。 僕達と出会ったのとはまた違う世界の人間……流石にそれで彼のことを一方的に知ってるって知られたら色々ややこしくなるかもしれないから、とりあえず……」

「あ……そっか。」

「……? えっと……何の話をしてるんだい?」

俺は二人の話を理解出来ずにそう聞いてみた。

 

「あぁいや、此方の話ですよ♪」

「そ、そうですか……。」

「そ、そうか……詮索はしないでおこう。」

しかし、そう言われてこれ以上は追及出来ないと判断して聞くのを止めた。

 

「とりあえずここは俺達がやるから、皆はあの建物に避難を!」

俺はそう言い、二人の前に出てガシャコンブレイカーを取り出し構えた。

 

「いや……俺達も戦うよ。」

「え? でもバグスターは……」

「大丈夫、僕達もバグスターやアナザーライダーと戦う術を持ってるから♪」

そう言い、変わった形の武器を構える。

 

「そうか……って、アナザーライダー?」

俺は、一人のライダーが言ったアナザーライダーと言うのに疑問を抱いた。

 

「なぁ、アナザーライダーってなんだ?」

戦兎が、三人にそう聞いた。

 

「あのエグゼイドの事だよ。」

「へ? あれが仮面ライダーなの!?」

「でも、あんなライダーいたか?」

「あぁ、アナザーライドウォッチを使って誰かがアナザーエグゼイドに変身させられたんだ。 本来ならこの時点で歴史改変が始まって永夢は変身出来なくなっちゃってる筈なんだけど……」

「ッ!? 変身させられた!? それに……」

「変身出来なくなってるって……」

「うん。 歴史改変の影響で本来なら記憶や変身能力が失われるんだけど…」

「いや、もしかしたら……アナザージオウの時と同様なんじゃ?」

「アナザージオウの時と同じって……レイ…それってまさかこの世界の永夢はまだ歴史になっていない現在進行系のライダーってこと?」

「恐らく可能性としてはあり得ると思うよ。 そもそもこの世界は20XX年……何年かが分かってない世界だ。 もしかしたら未来の世界かもしれないし僕達と同じ年代かもしれない……ただ、こんなケースは初めてだから今の段階じゃあ何とも言えないけど…」

「……」

俺は最早二人の会話に付いてこれなかった……歴史? 世界? ってことは異世界のライダーってことか? まさか彼等も転生者だったり? でもこんなライダー見たことも聞いたことも無いし……アナザーライダーって言うのも初耳だしなぁ。

 

「ウ、ウゥ……」

そう考えていたところで、アナザーエグゼイドが起き上がって構えた。

 

「ッ!? 彼奴……また!」

「っ! ソウゴ君!」

「あ、あぁ! 行こう永夢! 戦兎!」

「え? 俺永夢じゃ…」

「ウアアアアア!」

自分の名前を言おうとしたところで、空気を読まずにアナザーエグゼイドが雄叫びを上げながら駆け出して来た。

 

「来るぞ!?」

「分かってるよ! 黒ウォズ!」

そう言い、二人……いや、ダブルアクションゲーマーみたいな感じに分裂してるもう一人を含めた三人がアナザーエグゼイドの方へと駆け出した。

 

「「ハアアア!」」

「ガッ!?」

アナザーエグゼイドが飛び蹴りを決めてきたが、ソウゴ君達はそれを避けてLとRがアナザーエグゼイドを交差するように斬り付け、アナザーエグゼイドが体勢を崩したところへ、黒ウォズが槍みたいなので何度か斬った後、突いて吹き飛ばした。

 

「アァァァ!」

今度は俺の方に来たみたいだが……

 

「だったら!」

 

鋼鉄化!

 

俺は近くにあった鋼鉄化のエナジーアイテムを取って、そのままアナザーエグゼイドの繰り出してきたパンチを片手で掴む。

 

「ッ!?」

アナザーエグゼイドは、拳を掴む手を振り払おうとするが、そこで俺は鋼鉄化させたもう片方の腕で顔面にパンチを繰り出し殴り飛ばした。

アナザーエグゼイドは声にならない悲鳴を上げながら吹き飛び、俺は追い撃ちを掛けるようにガシャコンブレイカーをハンマーモードにして思い切り飛び上がり、そのまま振り下ろした。

 

「っ!」

しかし、直前でバグスター戦闘員を目の前に呼び出して盾代わりに使って俺の攻撃を防いだ。

 

「何!? ぐあっ!?」

アナザーエグゼイドはその一瞬の隙を突いて俺を蹴り飛ばし上空に打ち上げた後、跳ぼうとした。

 

「させないよ!?」

「ッ!?ガアアア!」

そこへ、レイが旋風脚を繰り出してアナザーエグゼイドを蹴り飛ばす。

アナザーエグゼイドは受身を取って、再びバグスター戦闘員を呼び出した。

 

「っ! また……」

「来るぞ!?」

俺と戦兎はそう言い、バグスター戦闘員を倒そうとすると……

 

TADDLE CRITICAL FINISH

 

「「ッ!?」」

「せやあああああああああ!!」

なんと、耀子が通り過ぎ様にバグスター戦闘員を一閃して一気に半分以上殲滅させた。

 

会心の一発!

 

「あれって……」

「仮面ライダーブレイブ……鏡飛彩。」

「彼もここに……いや、それにしては声が甲高かった様な……」

「浩而君! 大丈夫!?」

「あぁ! 此方は何とか!」

「あのライダーは!?」

「……ダメだ。 いない!」

「クソ……逃がしたか!」

そう言い周りを見てみたが、既にアナザーエグゼイドは居なくなっていた。

どうやらバグスター戦闘員を呼び出した後に逃走したらしい。

そしてソウゴ君達もバグスター戦闘員を殲滅させたのか、此方に来て変身を解除した。

 

「……どういう事だ?」

「どうしたの?」

「あのアナザーエグゼイド……異世界だからなのか、少し違和感を覚えてね?」

「……違和感?」

「アナザーエグゼイドはゲームエリアと現実世界の行き来が出来たことに対して、今回のアナザーエグゼイドはそうしようとはせず、ずっとバグスターの生成と使役ばかり行っていた。 それに……」

「それに?」

「気配の消え方が明らかにおかしかった。」

「気配の消え方? えーっと……どういう事?」

「……えーっと、つまりバグスター戦闘員を出していざ戦おうとした瞬間にいきなり気配が消えてね? 感じていた敵意や殺気みたいなのも急に前触れも無く消えたから妙に思ったんだ。」

「あぁ……確かに妙な気がする。」

「……」

三人揃って考え事をしていた。

しかし、三人には聞かねばならない事が沢山あったので、とりあえず学園に来るよう話を持ち掛けた。

 

「あのー取り込み中に申し訳無いんですけど……」

「え? あぁ、これは失礼。」

「どうしたの? 永夢。」

やだこの子、まだ俺の事永夢だと思ってるよ。

 

「えっと、俺の名は……」

「自己紹介してるとこ悪いがとりあえず学園に同行して欲しい。」

「「え? 学園?」」

「……まさか、あの建物の事か?」

「あぁ、察しが良くて助かるよ。」

「そうか…」

「とりあえず向かいましょう?」

「「「ッ!? 誰(だ)!?」」」

三人は耀子を見て偉く驚いていた。

なんでそんなに驚くんだろうか? そんなおかしいことでも無いような……

 

「まぁいい、とりあえずそう言うことだから付いてきて欲しい。」

「分かったよ♪」

「分かった。」

「……分かった。」

こうして、俺達は学園へと向かっていったのだった。

 

 

See you Next game...?

 




今回はここまで。

コラボ第3話……とりあえず学園に向かうことになった浩而。
次回、事情聴取と……

※20th記念やらなんやら活動報告でやってます。
詳しくは活動報告まで。
※コラボまだまだ受け付けてます。

ではまたー



※クッソォォ寝坊したせいで今週のジオウ見れなかったァ……

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