スタンド能力は俺TUEEEするためでもハーレム作るための物なんかじゃあないッ!! 作:狸より狐派 ハル
こっから艦娘との出会いがわかってきますが、はっきり言って雑さが目立つと思われますので、ご了承下さい。
ではどうぞ。
転生して約14年弱、中学生で恐らく四度目の卒業式を終えて教室に戻り、先生の挨拶も区切りつき、皆が解散する。
自分の先輩に会いに行く者、そのまま帰る者、ここにまだ残る者、それぞれいたが自分は2番目の者と同じ事をした。
実はこの学校に自分の友達はいない、理由としてやはり精神的なせいか。
自分がいくつで転生したかは、まだ思い出せてないが、少なくとも大人だったような気がする。
実際、友情だの絆だの色々と子供太刀から聞いたが、ピンとこなかったし、なにより時間の流れが早かったからだろうか。
あるテレビ番組で大人が時間の流れが早く感じるのは、トキメキが無くなってきてるから、といっていたような気がするが、たぶん自分のような者がこんな目にあうのだろう。
しかし残念だ、1からやり直そうとしても結局精神的に差がありすぎて付いていけなくなり、自分から
孤立する・・・
精神的に大人なゆえにこんなことになるのだろうか、なんだか納得がいくような、いかないような心境になった。
・・・さて、こんな悲しいことを思うのはやめにしよう。
なんせ、自分が思っているのはこの世界で起きてる事件と比べればちっぽけでバカらしいんだからなぁ。
その事件っていうのが、《深海棲艦》と呼ばれる海から現れる人類の驚異だ。
写真でもある程度見たが、人形だったり、魚雷形だったり、なんかよくわからないものだったり・・・とにかく色々と種類があるらしい。
自分を転生した神いわく、転生前では《艦隊これくしょん》というゲームに出てくる敵キャラらしい。
そして、その驚異を退ける存在が《艦娘》っていう、第二次世界大戦の軍艦を擬人化した存在だ。
こちらも、様々な艦種や個性があるらしいが、自分自身艦隊これくしょんについてよくわからないから、説明の使用がなかった。
とりあえずゲームの世界なのか、とも思ったが、神がこう言った。
「ゲームにも轟沈って言う概念があるんだけど、意味わかるか?」
・・・つまり、沈没してしまうこと?
「そう、つまり戦っている最中にそうなってしまえば?」
・・・そう、戦死である。
戦争をモチーフにしているだけであって、そういう現実味もあるところがこの世界でも適用されてしまっているようだ。
まぁ、よく考えたらそうだ。そのキャラたちが使っている装備はゲームでも実弾、そんなものにかすりでもすれば怪我は当然である。
それと、あとひとつ、大事な存在が《提督》と呼ばれる艦娘を指揮する存在だ。
この存在があるかどうかで、艦娘の拠点である鎮守府が活動するか否かがわかれる。
当然いなかったらうまく回らないのが基本的だ。
・・・しかし、いたとしても回らないと言うパターンもあるらしいが・・・まぁこれは後程に。
ん?自分は提督にならないかって?
もう一度言うが戦死もありえる。これは艦娘だけでなく、自身のでもある。
なにより自分にはそこまでの責任力は持ち合わせていないからな、神にも提督になれだとか言われてないし、本気で国を守りたい人だけに任せるとしますか。
そう言いながら自分は、行きつけのある店に向かった。
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海の近くにある定食屋は少し昔までは、よく客が集まっていた。しかし深海棲艦が原因で減少、今では近くに住むものしか来なくなった。
しかも、近所に住んでいる人たちも前よりも少なくなってきてしまっている、これも深海棲艦たちのせいだろう。
なんでこんなことになるんだろうなぁ、と思っていた店主はドアの音に気づく。
「らっしゃーい」
「どうも・・・」
セーラー服に濃い紫のサイドテールの少女が入店してくる。この子は近所の話だと、どうやらの例の鎮守府の艦娘らしい。
見た目は普通っぽいんだけど、こんないたいけな少女が戦ってるなんて想像できないな。
少女はイスに座って、メニュー表を開き、選び始める。とりあえずここで質問してみることに。
「なぁ、お前は怖くないのか?」
「なにが?」
「海に出て戦ってるんだろ?死んでもおかしくないのに、よく出れるな~って思って」
そういうと、こちらに少し目を合わせ、小さなため息をした後にこう言った。
「いちいち怖がってたら、戦えないっての」
「まぁ・・・そうだろうけどさ」
「・・・はっきり言って、鎮守府に居るよりかずっとマシよ」
「えっ?どういうことだ?」
「・・・別に」
そっぽをむいてそういう少女、ケンカでもしてたのかと思っていると豚肉の生姜焼きを頼まれた。
さっそく取りかかろうとすると、
ガラッ
また誰か入ってきた。もう一度らっしゃーいというと、聞き覚えのある声が聞こえた。
ちわーっす
「おう、ボウズか」
学ラン姿の常連が来た。
数年前に親とここに来てたのだが、それ以来よくここへ足を運びに来ている。こいつの家はここから車でないと、それなりに遠い場所なんだが、わざわざ自転車でここに来てくれている。
・・・ん?座った気配がないな。ボウズの方を見ると、こっちに目を合わせたとたん座り始める。
その、少女の隣にだった。
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こんにちは、と急に隣に座った学ランの男。なんでわざわざここに座るんだろうか、他にも席があるのに。
「・・・・・」
私が黙っていると、学ランはいつもの、と言った。どうやら常連らしい、私の知ったことではないけど。
疲れたんもォ~
そう言いながら腕を枕にして頭を下げる。まったくお気楽なものね、こっちはあのクソやら戦闘やらでウンザリだってのに。
と思っていたら・・・
そっちは出撃で苦労してるんでしょ?大変なこったなぁ
と言ってきた。
コイツ・・・私が艦娘っていうことを知っている?
すると、コイツは勝手に自己紹介をし、こっちの名前を要望してきた。
それに対して黙る私、相手にするほど暇じゃないんだけど。
するとなにかを察したのか、しばらくすると距離を置いてくれた。まったく始めっからそうしてなさいよ。
・・・しかしそこからちょっとの間が空くと━━━━━
ウーッウーッ
警報が鳴り響いた。まさか、近くに深海棲艦が!?
私は頼んだ料理のことを忘れて、急いで店を出た。もう、なんでこんなときに・・・!!
とにかく急がなきゃ、
あのクソに色々言われる前に━━━
だが、意外にも、
そのクソのざれ言を聞く日は今日でおしまいだったことを、
そのときの私は夢にも思わなかった━━━━━
不思議な力を持った、
アイツが来たことをきっかけに━━━━
前回投稿から、一ヶ月以上たっている件について。
自分もやる気あげたいけどなー、どうすれば上がるん?
戦闘シーン?俺にできるとおもうか?(書かないとは言ってないし、書くとも言ってない)
まぁとりあえずこんな中途半端な出来ですが、次回の要望があれば書こうと思います。
ではまた