やはり一色いろはが俺の許嫁なのはまちがっている。 作:白大河
今回の第31話以降またオリキャラ:浅田麻子が登場しますが
「浅田麻子やストレス展開が苦手」というご意見をいただきましたのでそれに伴い。
第31話~第37話まで毎日連続投稿したいと思います(2019/11/30~2019/12/06 毎日18:00予約投稿)
浅田が苦手な方、ストレス展開が苦手だという方は
浅田登場回(第31~36話)をスキップしていただくことで幾らかストレス軽減になるのではないかと思います。
その後、第37話(2019/12/06投稿)の前書きには31話~36話までの簡単なあらすじを載せる予定ですので。浅田麻子の登場が終わった第37話以降のお話をお楽しみ頂く事が可能です。
より詳しいことは活動報告
『ストレス展開が苦手な方へ(31話~37話連続投稿しました)』(2019/11/30投稿)を御覧ください。
浅田が出ても特に問題無いという方は、このまま本編をお楽しみ頂ければと思います。
よろしくお願いいたします。
「ちゃん……? いろはちゃ……起き……ついた……よ……」
なんだか遠くの方からママの声が聞こえる。
ここはどこだっけ……? もう朝なの? うーん、でももうちょっとだけ寝かせて……。
「困ったわ……どうしましょう……あ、パパ! おかえりなさい」
「ただいま……ってこんな所でどうしたんだい?」
「それが……いろはちゃん、お祭りの帰りに階段から落ちて足くじいちゃったらしくて、迎えに行ったんだけど。車の中で寝ちゃって起きないのよ」
「階段から落ちたって……大丈夫なのか?」
「ええ、偶然八幡くんが通りかかってくれたらしくてね? 助けてくれたんだって、運命的よねぇ」
「それは良かった。でもそういう事なら、久しぶりに僕がオブッていこう」
んー……さっきから、ボソボソとパパとママの話し声が煩い。
あと五分。あと五分だけだから……。
あー、もうそんなに揺らさないで……。
「……よっこいしょ! いろはも重くなったなぁ……」
ああー! まただ! また重いって言った!
……センパイ……そういう所本当どうかと思いますよ……?
もっと女の子に対するデリカシーっていうものをですね……。
あれ? でもなんでまたセンパイにオンブされてるの?
ああ、そうか、これは夢だ。さっきセンパイにおぶられていた時の夢を見ているんだ。
う……でもスッゴイ臭い。
センパイ、やっぱり変なスプレー使うの辞めたほうがいいですよ。なんだかオジサンみたいな匂いがします。鼻が曲がりそう。
だけど……不思議となんだか懐かしい感じもする、ゆりかごみたいにユラユラと揺られて気持ちいい。
「で、なんでママも浴衣着てるの? 留守番してたんだろ?」
「うふふ、いろはちゃんの着付けしてたら私も着たくなっちゃって。パパへのサプライズ。どう? 久しぶりに袖通してみたんだけど」
「ママはいつだってキレイだよ」
「うふふふ、ありがと」
一瞬チュッという水音のような音が聞こえた気がするが、それがなんなのかは分からない。
ううー……なんだろう、ツッコまなきゃいけない気がする。
でも、駄目だ、頭が働かないや。目も開かない……。
あと十分。十分だけだから……。もう少し寝かせて……。
*
そうして次に目が覚めたのは深夜、自分の部屋のベッドの上だった。
あれ? 私どうやって帰ってきたんだっけ?
えっと、お祭りに行って、センパイと会って。ママに車で迎えに来てもらって……。
その後……?
どうも記憶が曖昧だ。まあいいや、とにかく、汗でベタベタして気持ち悪いからシャワーだけでも浴びてしまおう。
ああ、浴衣もグチャグチャだ。
「痛っ……!!」
ベッドから降りようとしたら足に激痛が走った。
そうだ、忘れてた、足挫いてたんだった。
私は右足を庇うように壁沿いに家の中を歩き。
ちょっとだけ無理をして、シャワーを浴びる。
センパイが巻いてくれた包帯を取っちゃうのはなんだか少しだけ勿体ない気がしたけど……まぁ、しょうがないよね……。
臭い女の子だと思われる方がつらい。
「いろはちゃん、そんなに歩いて大丈夫なの?」
パジャマを着てお風呂場から出ると、ママが心配そうにそう聞いてきた。ママももう浴衣ではなくパジャマを着ている。
起こしちゃったかな?
ふと時計をみれば深夜一時。もうこんな時間なんだ、なんだかちょっとお腹も空いてきた気がするけど……我慢してもう一眠りしよう。
「うん、さっきよりは大分マシかな。とにかく今日はもう寝るよ」
「そう? 何かあったら起こしていいからね?」
「うん、ありがとう。おやすみ」
まあしばらく休んでいれば痛みも収まるだろう。
そう思って私は再びベッドに入る。
でも、中途半端に寝てしまったせいか、中々寝付けない。
本当だったら今日は家庭教師をしてもらう日だったし、少し勉強でもしようかな……。
私はベッドに横になりながら参考書を読むことにした。
あ、でもやっぱり眠いかも……。
参考書……重い……。
**
朝になると怪我を心配したパパに無理矢理連れられ、病院に行く事になった。日曜でもやってる大きな病院を目指して再び車に乗る。
日曜だというのに患者さんは多くて、結構待たされた。
病院なんて大げさだと思ってもいたけれど、実際に先生に見てもらうと「傷跡は残らないだろう」と言われて一安心。
やっぱり傷は残したくない。
特に顔には怪我がなくて本当に良かった。もし顔に残るような傷ができたらと思うとゾッとする。本当に良かった……。
だけど同時に「少なくとも一週間は安静にしてなさい」とも言われて、そこから私の引きこもり生活が始まるのだった。
と言っても元々受験生だし、夏休みも残す所一週間で遊びに行く予定もない。
宿題は概ね終わっているけど、なんとなく模試が終わってから気が緩んでいたし、とりあえず一週間はしっかり勉強をしよう。
まだ誰にも言っていないけれど、ちょっと考えている事もあるしね。
そういえば模試の結果、来週ぐらいには返ってくるのかな?
九月ぐらいっていってたっけ? まあ届かないものは仕方がない、とにかく今は出来ることをしよう。
分からない所や、何か気になることがあれば家庭教師であるセンパイにLIKEするとすぐ……とは言わないが教えてくれるし。
退屈になったら小町ちゃんに連絡すると面白い話が聞ける。
あれ? これ別に外に出なくても私やっていけるんじゃない?
*
**
***
そんな風に、ある意味では堕落した受験生活を送ること一週間。
週末の土曜日には、足の痛みもすっかり取れ、私は動きたくて仕方がないという衝動に襲われていた。
でも、今日はセンパイが家に来る日でもあり、ママは「先週のお礼もしなくちゃね」とまたしても朝から張り切っているので『先週迎えに来てくれたお礼にセンパイが来るまでどこかに行こう』とも言えない。
結局その日も夕方まで一人寂しく勉強をするしかなく、ただひたすらに英単語を覚えていると。
不意に部屋の扉がノックされるのが聞こえた。
「いろはちゃん。ママちょっとお豆腐買い忘れちゃってたみたいだからスーパー行ってくるわ。お留守番よろしくね」
センパイが来るまで後三十分という所で、ママがそんな事を言いながら部屋に入ってくる。
お豆腐? という事は今日はカロリー控えめな料理なのだろうか?
ダイエット中なのでとてもありがたいけど……。
スーパーって駅前のだよね?
「あ! それなら私が行く!」
私は咄嗟に小学生のように手を上げ、立候補をした。
スーパーぐらいだったら、リハビリの散歩代わりに行ける距離だし、動きたい衝動を解消する気分転換に良さそうだ。それに……。
「でも、八幡くんもうすぐ来るわよ? それに足の事もあるし……」
「駅前のスーパー行くだけでしょ? それぐらいなら大丈夫だって」
急いで買い物を済ませれば、駅前でセンパイと合流できるかもしれない。
もちろん今日はセンパイが来る日なので既に身支度も出来ている。
私はママの制止を振り切り、バッグを持ってその中にスマホと財布を入れると、そのまま玄関へと向かった。
「いってきまーす」
「気をつけてね、痛んだらすぐ戻ってくるのよ? 連絡くれれば迎えに行くから」
「はーい」
全く、ママは心配性だ。先週は私を出汁にしてでもセンパイと話をしようとしていた癖に今日はやけに絡んでくる。
あ、もしかしてママもセンパイを迎えに行こうとしてた? ありうる……。
さっさと家を出て正解だったかも。
そんな事を考えながら、早足でスーパーを目指す。
うん、足も痛くないし、もう治ったのかも。センパイの手当が良かったのかな?
そうだ、何かお礼考えておかないと。あ、今日は私もお夕飯に一品作ってみようかな。
でも今日の献立が分からないし時間もないか……。
センパイに少しママの話し相手になってもらって、その間に何か作る?
そういえば、ママはお豆腐使って何する気だったんだろう?
夏だしシンプルに冷奴? それともお味噌汁用?
うーん……。家を出る前に聞いておけばよかった。
*
スーパーにつき、店先のカゴを取って店内へと入ると、涼しい……というより寒いぐらいの冷房が効いていて、体がブルリと震える。もう一枚上に羽織ってくればよかった。
まあ急げば問題ないか。
とりあえずお豆腐は……っと。そういえば絹ごしか木綿かも聞いてなかった。
私は一度スマホを取り出し、ママにLIKEでメッセージを送る。
だが、しばらく待っても返事が来ない。料理中だろうか?
どうしよう?
まあいいか、少し店内を見てまわろう。
私はカゴを持ったまま店内を歩き始め、商品を物色し始める。
何かセンパイへのお礼になりそうな物もあるかもしれないしね。
お肉──はしばらく控えたい。先週からダイエット中だから。
というのもセンパイの一言は今もなお私の心に響いているのだ。いつか絶対『軽い』って言わせてみせるんだから……!
でも今日も多分お肉なんだろうなぁ……。いっそお豆腐を使うならお豆腐のハンバーグとかはどうだろう? センパイには物足りないかな? 男の人って凄い食べるよね……。
野菜──はやっぱり沢山取りたい。先にサラダを食べると満腹感が得られるからダイエットにも最適だっていうし、食物繊維は取らないと。
アイス──ダメダメ、暑いけど我慢我慢。あー、でもパ○コならセンパイと半分コできるし、半分ならそんなにカロリーも気にならない……? ……ってダメだってば! 危うく、誘惑に負けちゃいそうになった 気をしっかり持って私!
牛乳──よりは豆乳かな、胸を大きくするのにもいいって聞くし? あ、生クリーム買っていこうかな。センパイにプリン作ってあげられるかも。あー、でも今からじゃ間に合わないか……。今回は保留で。
お菓子──はもってのほか。いつもならお菓子コーナーは軽く覗いていくけど、今日は近づきません。見ちゃうと欲しくなっちゃうからね。
「あ、ごめんなさい!」
そんな風に考え事をしながら店内を見て回っていると、突然現れた女の子と肩がぶつかってしまった。
咄嗟に謝ったが、相手の女の子は私には目もくれずそのまま走り去っていく。
急いでたのかな?
キャップを深く被っていて顔は見えなかったけど、あの制服はうちの中学……だよね?
そういえば、今日は野球部の試合をやっているって誰かから聞いた気がする。応援の帰りかな? ……まあいいか。
周りを見ていなかった私も不注意だったのだ。
あまり気にせず、今は買い物に集中しよう。
あ、ママから返事が来たみたい。
えっと、何々? 【絹ごしでお願いします】と。りょうかい。
*
思ったより買い物に時間がかかった。
結局カゴの中に入っているのはお豆腐が二つだけ。なのに時間がかかったのはお店の中をグルグル見て回っていたから。
まずいまずい、もうすぐセンパイが来ちゃう。
レジに並びながら、気持ちばかりが焦る。
もう駅に着いてるかな? 普段より電車一本遅れてたりしないかな?
そんな事を考えながら「いらっしゃいあせー」と少し気だるそうな声を出す美人のバイトのお姉さんに買い物カゴを預け、ぱぱっと支払いを済ませる。
ああ、そういえばママからお金預かってくるの忘れた。後で請求しなきゃ。
そもそも今金欠なんだよね。お祭りでは節約していたつもりだけど、ああいうお店って普通のより高いし……。あ、センパイに買ってもらった包帯の代金とかも払わないと……。
うう……。私もバイトしたいなぁ。
「ありがとーございましたー」という、声を聞きながらレジを抜け、買い物かごの中身をビニールに入れて更にそれをバックに入れる。ふと時計を見れば時刻は十六時五十五分。
まずい。
私は慌てて、買い物かごを所定の位置へ戻し、早足で買い物中のお婆ちゃんの横をすり抜ける。
こんな事なら余計な事考えず、お豆腐だけ買って帰るんだった。これじゃ何のために来たのかわからない。
あ、いや。単にお豆腐を買いに来たんだけど……。
うん、センパイのお迎えはついで、ついでだから。
……ってまた誰に言い訳してるんだろ。なんだか最近こういう事が多い。
まるで私の生活の中心がセンパイになってしまっているかのような錯覚を覚える。
でもこれは私が悪いんじゃなくて、主に周りのせい。
本当、センパイが来てからというもの、一色家の私のヒエラルキーは下がる一方だ。
先週重いと言ったことも含めて今日は少しセンパイを懲らしめてやろう。
ふふ、今から楽しみだ。
少しだけ頬が緩むのを感じながら、私はスーパーの出口へと向かう。
あれ? スーパーの前に立ってるのは……さっきぶつかったあの子……?
制服とキャップというかなり特徴的なファッションなので間違いはないと思うのだけど……。
だが人混みと深く被っているキャップのせいで顔がうまく見えない。なんだか知り合いに似ているような……。
そう思いながら自動ドアを抜けると。ふいに誰かに肩を叩かれた。
「ちょっとアナタ、止まりなさい」
「はい?」
振り向くとそこには、スーパーのエプロンをつけた、ふくよかなおばさんがいた。店員さんだろうか?
おばさんは、目元は優しくたれているが、どうにも妙な雰囲気を漂わせている。
「会計、済んでないものあるわよね?」
「へ?」
何を言ってるんだろう?
会計済んでないもの? お豆腐しか買ってないはずなんだけど。誰かと間違えてる?
私は慌ててレシートを確認しようと鞄の中に手を入れた。
だが、おばさんは私のその手を掴むと、声を低くして私の耳元で喋り始める。
「証拠を隠そうとしても駄目よ? おばさんちゃぁんと見てたんだからね。さ、お仲間はどこにいるの?」
お仲間? 一体何を言っているんだろう。
全く話が見えない。私を誰かと勘違いしているのだろうか?
「え? いや、あの私なにも……」
「さ、とにかく事務所の方まで来て頂戴」
おばさんに凄い力で手首を握られとても振りほどけそうにない。
周りのお客さんからは「何事か」と好奇の目に晒されながら、私は「あの、困ります、何かの間違いです」と必死で抵抗する。だが、おばさんは聞く耳を持ってはくれなかった。
誰か……!
その時、さっきの女の子と視線があった気がした。
あれ……? あの子やっぱり……。
だが、その女の子は、驚いたように顔を伏せて走り去っていく。
それはほんの一瞬の出来事。
私はおばさんに手を引かれ、無理矢理方向転換させられ、視界から彼女が消える。
もう一度振り返った時にはその子の姿はなくなっていた。
*
「さて、じゃあかばん出してもらっていい?」
私はおばさんに引っ張られながら、スーパーのスタッフ用通路を抜けた先、長いテーブルが置いてある部屋のパイプ椅子に座らされると。おばさんが高圧的にそう言ってきた。
先程からこのおばさんが何を言っているのか全く理解ができない。
でもきっと何かの勘違いだ。
ちゃんと説明すれば分かってもらえる。
その時の私はそう思って、おとなしくおばさんの言うことに従うことにした。
とにかく今は時間が勿体ない、早く帰らないとセンパイが待っている。
私は言われるままテーブルの上にバッグを置き、買った商品を取り出す。
お豆腐を二つ。
お財布、スマホ。ポーチ。
「他には?」
「いえ、荷物はこれだけです」
「そう、じゃあ私が鞄の中を見てもいい?」
「どうぞ」
おばさんはまず私のバッグの中身を確認する。
私はその間に財布からレシートを取り出しておこうと、財布を開けた
「ちょっと! 今確認してるんだから勝手に触らないで!」
「す、すみません」
何を注意されたのかも分からず、私はそのままレシートを机の上に放るように手を離し、その手を膝の上においた。
とりあえずチェックが終わるまでは動かない方が良さそうだ。
大丈夫、万引なんてしてない。大丈夫。
すぐに勘違いだと分かる。
そうしたら、帰ってセンパイにこんな事があって遅れたと笑い話をするのだ。
大丈夫、大丈夫。
「……これはなぁに?」
「え?」
だが、おばさんが私のバッグから取り出したのは見たこともない小さな四角い何か。
お菓子の類だろうか?
見たこともないソレを、おばさんは何故か私のバッグから取り出したのだ。
思わず私の体に緊張が走る、心臓がバクバクと早くなる。
待って、待って、私なにかした?
落ち着いて、家から持ってきたものかもしれないし、そう、間違って入ったのかもしれない。落ち着いて。
「おばさん、昨日万引Gメンの番組見てたから分かっちゃったのよ。ピーンと来ちゃったの。ピーンとね。片方はお菓子売り場に近寄らないように不必要にウロウロして、もう一人の子はお店に入ってきたと思ったら、やけにキョロキョロして、その後一直線にアナタとぶつかって出ていくんだもの。ああ、この子達万引してるなぁって。しかも買ったのはお豆腐だけ。カモフラージュにしてももう少しうまくやらないとねぇ? 本当、最近の子って何考えてるかわからなくて怖いわぁ。さ、全部バレてるんだからお友達も呼んでちょうだい? ああ、あと親御さんと学校にも連絡するから連絡先もね、それとも先に警察を呼んでほしい?」
混乱する私に、おばさんが早口でそう捲し立てて来た。
私にぶつかってきた?
それはつまり、さっきスーパーの前にいたあの子……ってこと?
その二人は凄い偶然で、もしかしたらたまたま似たファッションの別人なのかもしれない。
でも、もし同一人物だとしたら……深く帽子を被っていて顔はよく見えなかったけど、あの胸の大きさは間違えようがない。
犯人は……。
「……麻子ちゃん……?」
いつも誤字報告、感想、評価、お気に入り、メッセージありがとうございます。
えー……後書きを見てくださっているという事は今回のお話を読んでいただいたという事です……よね?
ありがとうございます。
さて、新たな事件が勃発しました。
この展開で解決まで一週間更新だと絶対モヤモヤすると怒られると思ったんですよねぇ……。まあ連投は連投でお叱りをいただくかもしれませんが……。私に出来る精一杯ってことで一つ。
というわけで解決編まで一気に駆け抜けますのでよろしくお願いいたします!
『37話まで連続投稿だと、週イチ投稿でも夏休み編が年内に終わるというのは嘘だったのでは?』
と気付いたそこのアナタ!
君のような勘の良いgうわなにをするやめ
※この物語はフィクションです。万引は絶対にやめましょう。