一発ネタ予定だったため、まだ詳しく設定等を決めていません。
彼らが召喚された後、異変を察知して部屋に飛び込んできたダヴィンチちゃんやロマニ達も連れて、一度管制室に向かい、お互いの事情を話し合うことになった。
「─────なるほど、そっちの事情は大体分かったよ。それでも家賃の為にとばされるなんて・・・・・」
「そちらの話も理解は出来たが・・・・・魔術にサーヴァント、それに人理修復か・・・・・まさかあの大家の言ってたことが事実だとは・・・・・・」
お互いの事情を話し合ったロマニと吉良は、理解しつつも困惑で頭を抱えている。
「・・・・・まあいい、つまりはその立香という少年や、他のサーヴァントと共に人理とやらを救えばいいのかな?」
「その通りだけど・・・・・大丈夫かい?君達は見た所一般人のようだけど・・・・・無理をしないで管制室での計測やレイシフト作業の手伝いでもいいんだよ?」
ロマニは心から吉良達を心配してくれているようで、立香やマシュも首を縦に振り同意をしめす。
「勿論だッ!家賃2年分だぞ2年分!それを払う手間が無くなるだけでどれ程私の疲労が無くなると思っているッ!」
「・・・・それに、魔術やサーヴァントというものがどうかは知らないが、私達にも戦う力は多少なりともあるのでね・・・・・・心配しなくとも大丈夫なのだよ。」
「(力・・・・・?)そうか・・・・・そこまで言うなら止めはしないけど・・・・・・」
そこまで話し終えた辺りで、今まで何かタブレットのようなものを眺めていたダヴィンチちゃんが口を開く。
「う~ん、君達の状態をチェックしていたんだけど、どうやら不思議な状態になっているようだね。」
「不思議な状態・・・・だと?」
「生身のまま召喚された影響かは分からないけれど、君達は生きたままサーヴァントになっているようだよ?」
「・・・・・・・は?」
「一応クラス分けはされているようだね・・・・・どうやら霊体化は出来ないし、あ、令呪と魔力のパスは繋がっているようだね。それが何を現すかだけれども・・・・・・」
「・・・・・身体能力は多少上がっているが、もし死んだ場合は終わりというわけか。(実質私とディアボロとカーズは死なないが)」
「そうだね、そう思ってもらって構わない。もしかしたら死んだら元の世界に戻れるかもしれないけど・・・・・それを聞いたうえでも君達は協力してくれるのかい?」
そこまでの話を聞いた吉良は、一度息を吐くと、覚悟を決めた様子で話し出す。
「・・・・・・フゥ───、この吉良吉影は、常に心の平穏を願ってい
「はッ!何処だここは!まさかついにあの地獄のアパートから別の場所に復活したのかッ!?や、やった!死に続けるとはいえ何回もエサにされてたまああぁッッッ!?」
「ボスゥゥゥ!?」
吉良が復活したディアボロを踏み潰し、改めて話を続ける。
「」チーン
今日のボス:頭を砕かれて死亡
「いいか、私は心の平穏を・・・・・」
「いやいやいや!まって、その人大丈夫なのかい!?今頭から聞こえちゃいけない音が聞こえた気がしたけど!」
「大丈夫だこの位の怪我なら10分程で復活する。だから私は心の平穏を求めるために
「貴様ァ!ここには私のお気に入りのロードローラーもタンクローリーも無いではないかッ!?どうしろと言うのだ!?」
そこには退屈だからとカルデアを探索に行ったDIOが、キッチンから盗んだワイン片手に立っていた。
「・・・・・・タンクローリー?」
「・・・・・・ロードローラー?」
マシュと立香の口から、何故そんな物がお気に入りなのか分からないと言ったような声が漏れる。
「あるわけが無いだろうが馬鹿が!さっさとそのワインも返してこいッ!」
「ま、まあ、1本位なら・・・・・・」
「駄目だ駄目だ、甘やかすとスグに調子に乗るからコイツはなッ!」
吉良は管制室の外にDIOを蹴飛ばすと、話を続ける。
「・・・・・・クソ共が・・・・・、いいか、私は
「吉良!見よこの可愛らしい生き物を!さっき通路で捕まえたのだがわたしが飼う!異論は認めないッ!」
「フォーウ!フォウフォーウ!(離せ変態!)」
「フォウさん!?」
そこには全裸に近い服装の変態ことカーズが、片手にフォウを掴みながら居た。
「ふむ・・・・一体コイツは何を食べるのだろう、試してみるか。」
カーズは自らの手を小さい虫に変化させると、フォウをそこに近づける。
「ドッフォーウ!?キュウゥ!?(食べないよこんな変なもの!?)」
カーズの手から溢れる虫は、まるでキメラのように様々な昆虫の特徴が出ている不気味なものだ。
「そんな物食べるわけ無いだろうがッ!嫌がっているだろう早く離してやれッ!」
カーズが渋々ながらもフォウを離すと、フォウは一直線でマシュの下へと駆け込むと、後ろに隠れてしまった。
「フォウさん大丈夫ですか!?」
「・・・・・・フォーウ、フォーウ・・・・・・・(あ、ありのまま今起こったことを話すぜ、俺は奴の能力をほんのちょびっとだけ体験した・・・・・俺はいつも通り廊下を歩いていたら奴が急に現れ、逃げようと思った瞬間には既に、翼の生えた奴に掴まっていた・・・・な、何を言ってるのかわからねーと思うが、俺も何をされたが分からなかった・・・・・・・・頭がどうにかなりそうだった・・・・・催眠術だとか魔術だとかチャチなもんじゃ断じてねぇ・・・・・・もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・・・・)」
「ふ、フォウさん!?何を言ってるんですか!?」
「いいか!だから私はぁ!
「吉良貴様ァ!お前だけは私を殺さないと信じていたのに何だこの仕打ちは!いい加減堪忍袋の緒が切れたぞッ!もう許さん、キング・クリムぞ
「・・・・・・・キラークイーン!!第1の爆弾ッ!!」
ぶべらっ!?」
再び蘇ったディアボロの背後に、何か網目模様の人影が現れたその瞬間、吉良の横にも何かが現れたかと思うと、ディアボロが空中に吹き飛び、吉良が何かを押すような動作をすると、ディアボロは爆発して後も残さず消え去っていた。
「」チーン
今日のボス:キラークイーンの爆弾にされて死亡
「ボスゥゥゥ!?吉良さん流石にやり過ぎですよぉ!」
「クソが・・・・・どんな悪夢だ・・・・・夢なら夢で早く覚めてくれ・・・・・」
「でぃ、ディアボロさーん!?爆発して消えたぁ!?一体何がどうなって・・・・・」
「・・・・・・時間はかかるが30分はあればそこら辺に蘇るよ、気にすることは無い。」
「いや、気にしますよ!?それとその人影は一体・・・・」
立香とロマニはディアボロが爆死したことに驚いているようだった。
当たり前だろう、コイツらが異常なだけで普通の人間は目の前で人が爆死して驚かないことは無い。
「全く話が進まないじゃあないかッ!
クソ・・・・・・・・ん?」
吉良は何かに気が付いたのか、驚愕の瞳をロマニ達に向ける。
「まて、・・・・・・・君達には、
一応、見えないと話にならないので、魔力がある又はサーヴァントなら見える、触れられるとしておきます。