最近はDeadbyDaylightばっかりやってて、色々と疎かになっている…笑
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6月の某日。
俺達は今、京都にいる。
そう、とうとうこの日を迎えたのであった。
修学旅行である。
「まずは金閣寺に行くわよ。」
「銀閣寺がいい。」
「班長は私なんだから、従いなさいよ!」
「まあまあ、落ち着いてください。」
「そうだよ!せっかくの修学旅行なんだから楽しくいこうよ!」
早速、こいつらは何やら揉めている。
俺がそんな様子を端から見ていると、突然、二乃と三玖がこちらに話を振ってきた。
「フー君はどっちの方がいいと思う?」
「フータローも銀閣寺がいいよね。」
圧がすごい…。
これは、どっちを答えても喧嘩になるやつだな…。
さて、どうしたものか。
そんな事を考えていると、急に俺達の背後から誰が話しかけてきた。
「私は龍安寺に行きたいな。」
俺が後ろを振り向くと、そこには一花がいた。
「なんで、一花が??」
俺以外の人はみんな不思議そうな顔をしている。
まあ、そりゃそうだろう。
俺も事前に伝えられてなければ、驚くに違いない。
「ふふふ。せっかくの修学旅行だから着いてきちゃった。」
と、一花がハニカミながら言っている。
「じゃあ、みんなで一緒にまわれるんだね!」
大多数が、ポカーンとしてる中、四葉だけは非常に嬉しそうである。
「そういう事だね。そういえば、久しぶりに全員集合だね。」
「確かにそうね。誕生日会も一花だけは不参加だったし。」
「一花。仕事は大丈夫なの?」
「まあ、なんとかなるよー。」
「一花がそういうのであれば、ここはみんなで楽しみましょう。」
「そうね。せっかくだし。でも、行き先だけは譲れないわ。」
「私も譲れない。」
「二人とも、喧嘩しちゃダメだよ。だから、ここはお姉さんに任せなさい!」
「そうですね。二乃と三玖が喧嘩し始めると、日が暮れてしまうので、ここは一花に任せましょう。」
「あはは。五月ちゃんに任されちゃった。」
「仕方ないわね。その代わり、ちゃんと金閣寺もプランに入れなさいよ。」
「銀閣寺も。」
「任せなさい!」
こうして、一花が来てくれたおかげで、喧嘩が始まることは無く、割と穏便に済ませることができた。
そして、俺達は今バスの中にいる。
俺はバスの中から外の景色を見ている。
あまり見た事のない景色のはずなのに、なぜかとても懐かしい気分になる。
確かに、小学生の頃にも来たことがある。
しかし、それだけでこんなに懐かしい気分になるのだろうか。
俺は何か、大事なことを忘れているのだろうか。
…。
思い出せない。
俺がこんなことを考えてるいると、隣にいる一花が何かを察したのか、話しかけてきた。
「何か、思い出した?」
「いや、何も…。」
「そっか。でも、いずれ思い出すよ。」
「そういうものなのか?」
「うん。そして、これを思い出したら、死んだ原因も思い出すかもね。」
一花がサラリと大事なことを言う。
「えっ。そんなに重要な記憶なのか?」
「うん。そうだよ。」
「まじか…。全然思い出せない。」
「そんなフータローくんにヒントを上げるね。君は、1回この場所に来たことがあるよね。その時に誰と会ったのかな?」
「誰と…会った…?」
「うん。誰と会ったのかな。」
「ここで、俺の生き方を変えてくれた女の子に会った。でも、それをなぜ一花が?」
「じゃあ、もう1つヒント。その女の子は私たちの誰かです。」
「あっ…。」
俺は一花からその言葉を聞いた瞬間、全てを思い出した。
しかし、そのあと、俺は目の前が急に真っ白になり、記憶が途絶えるのであった…。
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