お久です。
最近はfgoとホロライブにハマってます!
修学旅行3日目。
俺たちは清水寺に来ていた。
しかし、人がすごく多かったため、俺はみんなとはぐれてしまった。
携帯で呼び出そうと思ったが、充電するのを忘れてしまったため、画面が真っ暗だ。
仕方ないので、俺は一人でぶらぶらすることにした。
全てを思い出した今、この場所もすごく懐かしく感じる。
とにかく、京都では色々なことがあった。
そんな風に感傷に浸っていると、人混みの中にうさ耳リボンを見つけた。
「四葉なにしてんだ?」
俺が声をかけると、四葉は恐る恐る振り返り、俺の方を見てくる。
声をかけた相手が俺だということを確認して安心したのか、息をはぁーっと吐きながら俺に話しかけてきた。
「よかったです。合流できました。」
「えっ?まさか、四葉も迷子なのか?」
「はい!そうなんです!気づいたら一人になってました!あれ?お前もってことはもしかして上杉さんも…?」
「あぁ、そうだ。俺も迷子だ。」
「…。携帯持ってますか…?」
「持ってるが、充電切れだな。」
「私はホテルの部屋に忘れてきちゃいました…。えへへ…。」
「まあ、こんなとこでぐずぐずしてても仕方ないし、ぐるっと周ってみるか?」
「上杉さんが良ければ是非!」
こうして、俺は四葉と2人で清水寺を回ることになった。
少しすると、四葉が突然閃いたかのように俺に話しかけてきた。
「上杉さん。あの、昨日の質問に答えてもいいですか?」
「あぁ、あの質問か。そういえば、まだ答えてもらってなかったな。」
「はい。ですので、今から答えますね。」
「わかった。」
「私の答えとしては抗えない運命なんてないと思います。なぜなら、一つ一つの行動の違いで結果は変わっていくからです。」
俺は四葉らしくないまともな返答に少し驚いてしまった。
「誰の受け売りだ…?」
「うっ…。二乃です…。」
「やっぱりな…。」
やはり、四葉が考えた答えではなかったみたいだ。
「でも、私もそれを聞いてなるほどってなったので、私の意見でもあります!」
「そうだな。四葉にこの質問をした俺が悪かったよ…。」
「うっ…。お役に立てずごめんなさい.…。」
「いや、いいんだ。少しでも俺の力になろうと二乃にまで聞いてくれたんだから感謝してる。」
「そう言ってもらえると助かります…。」
「あぁ。ありがとな。」
「いえいえ。それより、どうしてこんなこと聞いたんですか?」
四葉が心配そうにこちらを見ている。
四葉にはかねてからこの件に関して協力してもらってるので素直に話してしまいたいが、内容が内容なので話すことを躊躇ってしまう。
自分自身が俺の死に関わってしまったと聞いたら、優しい彼女のことだから自分のことをすごく責めるだろう。
そんな四葉の姿を俺は見たくない。
なので、今はまだ隠しておくことに決めた。
「いや、特に理由はない。ふと思っただけだ。」
俺は何食わぬ顔で嘘をつく。
後ろめたさで申し訳なくなるが。
今は仕方ないと自分に言い聞かせる。
「何にもないならいいですけどー。怪しいですね。」
四葉は俺のことを疑いの目で見てくる。
普段は騙されやすいのに、どうしてこういうことだけ勘が鋭いのだろうか…。
「いや、本当になんでもないからな。」
俺は怪しまれてはいけないので四葉に念を押す。
「むっ。今回はそういうことにしときますね。でも、なにかあったらちゃんと私にも話してくださいね!」
「わかった。ちゃんと話す。」
「約束ですよ!」
そう言って四葉は小指を出してきた。
「これは??」
俺は?を浮かべる。
「指切りげんまんです!嘘ついたら針千本飲ませちゃいますからね!」
「おっ、おう…。」
俺はこうして四葉と指切りげんまんをしてなんとかこの場を乗り切ることができた。
その後、他の3人とも無事に合流することができ、残りの時間で色々な場所にまわることになったのであった。
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