機動戦士ガンダムバトルユニバース〜隠れたエースパイロット〜   作:リュグナー

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久しぶりにPSPをしたら面白かったので、つい……。

気楽に読んでください。


第1話「オデッサ降下作戦」

 

俺は両親が軍人の家に生まれた1人息子である。したがって俺も軍人を目指すことになった。小さい頃から父と母に教育、訓練され、無事に士官学校に入ることができた。

学年次席である。ちなみに首席はキャスバル……じゃなくてシャア・アズナブルだった。常に仮面を被っていて、なにやら小さい頃に負った大火傷を隠す為だとか……。少し怪しいが彼の実力は凄く、追いつくことの出来ないような天才だった。

難なく学年5位で卒業。

俺の年は優秀な人材が多かったらしい。

卒業後は小隊に配属……ではなく第00小隊の小隊長になれとの命令があったそうだ。

第00小隊って……。ようはテスト用の小隊か裏で動く小隊ってことか?

話は置いといて。

もうすぐ連邦に戦争を仕掛けるらしい。

確かにMSを既に量産してるジオンの方が有利ではあるけど、国力の差がありすぎる。

まぁ、従うけど。

 

 

ちなみに与えられた階級は少尉。……曹長とかじゃないんだなぁ。戦艦1隻とMSが2機、乗組員数名と軍曹1人。ちなみに戦艦はムサイでMSは旧ザクとザクII、軍曹は女士官で名前はユーリ・コーリング、一般家庭に生まれた軍人だ。

俺は旧ザクに乗るとしようか。ザクIIは軍曹に譲ろう。ムサイは少し離れたところで待機してもらう。……え?降下作戦?いやいや何それ。ムサイどうすんの?……ファットアンクルを地上で渡すって?じゃあいいや。

 

 

降りた場所はベルファスト付近。

もちろんムサイは置いて来たよ。ファットアンクルを受け取った後、ベルファストに攻め入る。

俺の愛機である旧ザクでザクIIに乗った軍曹と2人で向かった。

 

本拠地に近づいていくと連邦の61式戦車がちらほら見えてきた。

……おかしいぞ。何かがおかしい。

 

考えろ。

 

周りを見ろ。

 

何がある?

 

……なぜこんなに守りが弱い?

電撃作戦とはいえこれはおかしい。

 

はっ!

ま、まさか……!

連邦もMSを開発したのか……?

だとしたら、だとしたら……マズイ!!

 

『小隊に告ぐ!連邦はMSを開発している可能性が高い!警戒を怠るな!!』

 

それと少々厄介だが、この作戦を指揮しているマ大佐に連絡をしなくては!

 

[警戒!]

 

突然アラートが鳴る。

 

「っ!回避!」

 

ビーム兵器…だと?

現れたのは白と赤でカラーリングされた連邦のMSだった。

 

「くっ!やるしかない!いくぞ軍曹!」

「はい!隊長!」

 

敵MSのスペックがわからない以上、警戒するに越したことはない。二体一で沈めてやる。

普通に走れば旧ザクは遅い。時々スラスターを吹かしながら加速する。ザクマシンガンを連射しながら近づいていく。

 

「装甲はザクIIより少し硬いようだ」

「了解!」

 

軍曹のザクバズーカが敵MSに当たり、倒すことが出来た。

 

「流石だな、軍曹」

「いえ、隊長の援護があったおかげです」

「そういうことにしておこう」

 

しかしマシンガンでは落ちないMSか。旧ザクのスペックが劣っている証拠だ。

………まだ居んのかよ。しかも4機同時。

 

「軍曹、どうやら俺たちは運が良いらしい」

「と、いいますと?」

「肩慣らしにはもってこいだ」

「違いありませんね」

 

機体に負荷がかかるが仕方ない、流石にまだ死にたくないのでな。

 

「さぁ、いくぞ!」

「了解!」

 

マシンガンがあまり有効ではないのはさっきわかった。ヒートホークを使う。マシンガンを撃ちながらスラスターを吹かし、近づく。ビーム兵器を撃って来るが左右に避け、当たらないようにする。絶対当たったら一撃で落ちるだろうな。

距離僅か数メートル。その先に敵機3機。スラスターを全力で吹かし一気に近づく。

 

「ご丁寧に横一列に並びやがって。この素人どもが」

 

間合いに入った瞬間にヒートホークを横薙ぎする。切り返しでもう一度横薙ぎ。二機まとめて撃破。

残りの一機は逃げようとするがマシンガンで脚を狙い撃つ。移動速度が遅くなったところをショルダータックル。追撃でコックピットにヒートホークを打ちつける。

そして爆破に巻き込まれないように急いで離れる。この間僅か数秒。

軍曹も今、敵機を撃破したところだった。

 

「すみません、少し手こずりました」

「別にいい、もうこれ以上は無理だ。帰還するぞ」

「了解!」

 

[全軍に告げる。オデッサは我々ジオンが占領した!]

 

マ大佐の声だ。

作戦は終了らしい。帰還するか。

 

 

 

「お帰りなさい。隊長、軍曹」

「ああ、ただいま」

「死ぬかと思いましたよー」

「そんなに苦戦したんですか?」

「連邦のMSにな」

「えぇ!?連邦もMSを!?」

「恐らくだがザクIIより性能が良く、ビーム兵器を扱うようだ。恐らく量産型で派生機も数多くあるだろうな」

「嘘だったりしませんよね……?」

「もちろん。量産されてるということはそのプロトタイプがあるはずだ。我々ジオンも同じだろう?」

「確かに…。今の機体ではいつ撃墜されるかわかりませんね」

「ああ、だが勝手にカスタマイズするのも軍で禁止されているしなぁ」

「ええ、正しくは専用機として扱われるらしいのですが…」

 

 

色々話しているうちにマ大佐から無線が入った。

 

 

「マ大佐、何か御用でしょうか?」

「いや、何。どうも連邦の新兵器にいち早く気付いたのは貴様だと聞いたものでな」

「はい、確かに我々が最初に交戦しました」

「そうらしいな。しかし、聞きたいのはそれではない。何故、連邦の新兵器MSに気付くことができた?」

「それではしばし説明させて頂きます」

「うむ」

「まず、不思議に思ったのが本拠点から外れているとはいえ守りの薄さに違和感を感じました。戦闘機も配置されておらず、いくら我々ジオンの電撃作戦とはいえこれではおかしいと感じました」

「して、続きは?」

「我々が戦闘機のみであれば連邦も戦闘機を配置するはずです。しかし、我々はMSに乗り攻め入りました。つまり、連邦はMS対策を取るはずです。MSにはMSで対抗するのが一番であります。連邦の技術がもし我々と同等であれば奴らもMSが作れるかもしれないと考えた故に警戒をしておりました」

「……貴様は、いやブレイリー少尉と呼ぶべきか。少尉の考えはキリシア様に報告したいのだ、良いだろうか?」

「もちろんであります、大佐」

「では後に連絡する」

「はっ!」

 

通信が切れた。

 

「緊張したー……」

「隊長も緊張するんですね」

「当たり前だ、軍曹。俺は人間だぞ?」

「いえ、場数を踏んでそうでしたので」

「まだ士官学校を卒業したばかりの新人さ」

「……え?もしかして同期だったり?」

「おそらくだがな」

「流石、少尉になるだけありますね」

「親の七光りも大概だ……」

 

今の少尉という階級は実質、親が佐官だからという理由だからな。

 

 

「隊長、マ大佐より通信が入ってます」

「わかった、今行く」

 

 

 

「ブレイリー少尉」

「先程の話の件についてでしょうか?」

「ああ、キリシア様に報告したところ少尉を褒めていらした」

「そうでありますか」

「そこでだ……。今後の作戦で前線に出て欲しいのだ、なに新型はそちらに回すさ」

「もちろんお受け致します。して、新型とは?」

「グフというらしい。まだ試作MSだがかなりの性能だ」

「使用した際のデータ収集は送らせて頂きます」

「有難い。昇格の話も出て来始めていると聞いている。精進したまえ」

「はっ!」

 

通信が終了した。

 

 

「……試作MSか」

「グフでしたっけ、数時間後に届くみたいです」

「…そうか。軍曹」

「どうしました?」

「テストパイロットは軍曹に任せる」

「…?隊長は乗らないのですか?」

「すまんな。まだ旧ザクでも戦えるからな」

「ザクIIはどうするんですか?」

「あれは置いておけ。そのうち別の小隊に回されるだろう」

「了解しました」

 

 

資料を見たところ水中では戦えそうにない機体だった。オデッサは海に面している、水中での戦いもあるだろう。旧ザクならばマリンタイプに可変することができる。世代落ちとはいえ万能差でいえば旧ザクの方が良いと言える。

 

 

次の作戦『周辺敵勢力を殲滅せよ』

 






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