サクラ大戦 刀使いの七年間の激闘記   作:白狐204

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第一話・後編

「こっ、これは⁉︎」

初めて見ると驚くよねー。

「帝国華撃団が誇る秘密兵器だ。名前は、霊子甲冑・『光武』だ!」

「りょうし……かっちゅう?」

「ああ。強大な霊力を持つ者にしか動かせない。いわば、機械の甲冑だ。そして、その力を持ったものが花組、そしてお前だ」

男なのに霊力あるってよくよく考えたらすごいよねー。なんか特別な血を引いてるのかな?ま、いいや。

「……さあ、お前の光武は白いヤツだ。乗ってみろ。黒之巣会はこの前と同じく、上野公園に現れた。現地へは、弾丸列車で向かえ!」

「了解!」

「アイリスのこうぶはまだないからおるすばんしてるけど……。お兄ちゃん、がんばってね!」

 

動かすのは大丈夫みたい。

「大神さん!出動命令を!」

「よし!帝国華撃団・花組、出撃せよ!」

「「「「了解!」」」」

 

 

 

「ははははは……。混乱、恐怖、政府転覆……。楽しいねぇ」

「帝都は我ら黒之巣会がもらい受ける!」

「屍の山を築き、我らの力を見せつけてやりましょう。のう、叉丹殿」

「ふふふふふ……」

 

「そこまでよ!」

「なにぃ?」

「貴様らは……」

「「「「「帝国華撃団、参上!」」」」」

 

「帝国華撃団とな?こざかしい!」

変な女がうるさいなぁ。ま、いっか。

「面白い……。ここは私が……」

ん?あの男……?気のせいかな。

「ふん。任せたぞ」

あ、あの男以外居なくなった。

 

神社の前になんか出てきた。なんだあの紫の。あいつの光武みたいなやつかな?

「貴様らの実力、どれほどか見せてもらおう」

 

「帝都の平和を乱すことは私たちが許さない!」

「さあ、どこからでもかかってきなさい!」

「うおお、いっくぞー!」

 

「大神少尉、奴らが黒之巣会です。さあ、行きましょう」

「わかった。みんな行くぞ!」

 

ーーーーーーーーーー

 

紅葉君が乗っている虎のような模様の機体が敵に突進していった。

「あ、また勝手に行って!」

「みんな、紅葉君を援護するんだ!」

みんなで紅葉君の近くに移動している時、

「神代雷天流『雷砲鼓(らいほうつづみ)』!」

紅葉君の持っている盾に雷が纏って、紅葉君が正面の敵に盾で殴った。正面にいた敵は崩れ落ちた。

「な、なんだ今のは……」

「今のが霊力による攻撃です。紅葉は雷を使えます」

すごいな……!

「今度はそっち〜!」

紅葉君が近くにいた敵に向かって剣を振るった。敵の胴体が斜めに切られた。

綺麗な太刀筋だ、すごい……!

 

ーーーーーーーーーー

 

「よーし、後はお前だけだー!」

他の敵はぜーんぶ倒したぞ〜。

「ふふふ……。やるではないか、帝国華撃団。私自ら相手をしてやろう」

「来るぞ!気をつけろ!」

よーし、こ〜い!

「くらいなさい!神崎風塵流『胡蝶の舞』!」

あー!とられたー!

「はぁ!」

敵がすみれさんの攻撃をかわしてすみれさんに向かって剣を振り下ろした。僕はとっさに敵とすみれさんの間に割り込んだ。盾で敵の攻撃を防ぐ。右手に持った刀で突く。

「今だ!隊長さん!」

「ハアァ!」

隊長さんが敵に攻撃した。敵に斬りかかったときに刀が雷をまとっているように見えた。……おんなじだったのかな?

 

「くっ!やるではないか、帝国華撃団。私の名前は黒き叉丹、覚えておくがいい!」

逃げていったか……。まあいいや、追っ払えたし。

「逃げられたか。だけど帝都の平和を守ることができたぞ!さあ、全員帰還だ!」

「待ってください!まだ花組流のカーテンコールがまだですよ!」

あーまたやるのか……。

「な、なんだいそれは?」

「いいから合わせてください!」

はぁ、やるしかないか。

「せーの、勝利のポーズ、決めっ!!」

 

「おっはなみ、おっはなみ、おっはなみだ〜」

「そんなに楽しみだったんですか?」

さくらさんが話しかけてきた。

「だって久しぶりだも〜ん」

みんなで準備した弁当を食べながら夜桜を眺める。

「お兄ちゃん、お兄ちゃん昨日の夜にねジャンポールがね自分でアイリスのお部屋に帰ってきたんだよ!」

「ははは、そうなのか。よかったね、アイリス」

へー、そんなことあったんだ〜。あ、すみれさんが甘酒で酔ってる。何で甘酒で酔うんだろ?

今日は久しぶりに戦えて楽しかった〜。




ごめんなさい。戦闘描写が微妙な感じになってしまいました。次こそは戦闘描写を頑張りたいと思います。
ちなみに紅葉は勝利のポーズを嫌がっているように見えるけど、結構ノリノリでポーズとってます。
次回も多分一週間以内には出せると思います。さ、最初は月曜日に出したから一応一週間以内だし(震え声)。
次回もよろしくお願いします。

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