赤くて不死身のオレちゃんのヒーローアカデミア   作:きのこの山 穏健派

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仕事が多忙過ぎてスッゲーキツかったゾ
そんなわけで投下


耳郎のマイクロビキニ姿のフィギュアはまだですか(小声


これから毎日肩を赤く塗ろうぜ 後編

宇井戸side

 

 

 

やっほー俺ちゃん(恒例挨拶定期)。B組の野郎共に喧嘩売られた挙句、煽られたから顔真っ赤にして買い取ったら死屍累々と化しちまった、やったぜ(変態糞土方並感)

 

 

 

「ハァ……ハァ……後、何分だ……?」

 

 

「さぁ……はぁ……少し休憩、させて」

 

 

 

おお、そうだ、忘れるとこだった。ウィーゼルと耳郎、はっちゃんには付き合ってもらってたな。あん時はスルーしてタイムアップまで逃げる作戦だったんだが、無理言ってやってもらったんだった。お疲れさん、おかげで助かったぜ大丈夫か?

 

 

 

「ハァ……ウチらは……大丈夫だけど」

 

 

「ベイビー……私のかわいいベイビーどこ?ここ??」

 

 

 

……はっちゃんがレ◯プ目でベイビー探してるんだが何があった

 

 

 

「あー……ほら、個性で植物のつる使ってた奴居ただろ?」

 

 

[あー居たなぁ、確か頭にヒッピーが着けてそうなの巻いてる女だろ?]

 

 

「ああ、そいつにまぁ……あれだ、察しろ」

 

 

「ベイビー……」

 

 

 

とりあえず虚空に向かってベイビー連呼してんのどうにかなんねぇか?ぶっちゃけ怖い

 

 

 

“おうおう酷え野郎だな、こんな風にしたのはオマエだってのに”

 

 

‘(ベイビー達が壊されたせいで)穢されちゃった……グスン’

 

 

 

待て待て待て、なーに俺ちゃんを陥れようとしてんだ?まぁ確かに俺ちゃんも2.3割くらい関わってるから悪くねぇとは言わないけどよ、流石に責任取れってのはないだろ

 

 

 

“オマエが煽られた時にそのままスルーして逃げに徹すればああならなかったと思うんですが(正論)”

 

 

‘人間の屑がこの野郎(憤怒)’

 

 

 

……それとついでに聞くが出番が無かったから便乗して怒ってることは無いよなぁ?

 

 

 

“そうだよ(全ギレ)”

 

 

‘当たり前だよなぁ(激おこぷんぷん丸)’

 

 

 

……なんかゴメン

そう思った瞬間、横からドンッと衝撃が走り危うく横転しそうになるもギリギリのとこで耐え、体勢を立て直した。一体何が起きたと確認しようとウィーゼルに聞こうとした時にダニエルとジョニーが爆弾を投下した

 

 

 

 

“あっそうだ(唐突)、この辺にぃアイスマンとボンバーマンがいるらしいっすよ?”

 

 

 

‘しかも、真っ直ぐこっちに向かってるぜ?ハッキリわかんだね’

 

 

 

前を向くと轟と爆豪が目の前まで接近していた。その距離、約1m。このままハチマキを取らせまいとウェイドは咄嗟に緊急回避しハチマキの強奪を防いだ

 

 

 

だが

 

 

 

「発目っ!!」

 

 

発目は身体のバランスを崩しATから転落してしまった。ウェイドはウィーゼルの声に気付き、無理矢理ATを操作し発目が地面とキスする間一髪のところで回収に成功した

 

 

 

[あっぶねぇ!無事かはっちゃん!?]

 

 

「は、はい、ご迷惑をおかけしm」

 

 

「大丈夫か発目!?怪我は!?どこも痛くないか!?」

 

 

「え、ええ大丈夫d「ほんとか?擦り傷とか?無いのか?」あの鏡さn「なんだ?やっぱりどこか痛いのか?」か、顔が近いです////」

 

 

 

……なんか俺ちゃん(AT)の上で青春起きてるんだけど黙ってた方がいい?いや黙るか(自問自答)。にしてもまあ、ウィーゼルやるなぁ。手握った挙句、超至近距離で聞くとか中々出来ねぇぞ

 

 

 

“そうだな、まずオマエには出来ねぇな(嘲笑)”

 

 

‘そうだよ(便乗)’

 

 

 

ブチッ

この時、俺ちゃんの中の何かが切れ、気付けば軽くブレーキを踏んでいた。まぁこの時の俺はすこーしばかし悪戯がしたくなっちまってな。え?競技中に悪戯するな??悪いが俺ちゃんの辞書には載ってないな

 

 

 

「……あーしまった間違えてブレーキ踏んじまったー(棒読み)」

 

 

 

ああそうだ、突然だがもし普通に走っていた車がいきなり止まったら前にいくよな?それを今やったらどうなると思う?()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

「きゃっ!」

 

 

「うおっ!?」

 

 

 

そしてすかさず落ちないように絶妙に操作し()()()()()()()()()()()()ような体勢をして

 

 

 

チュッ

 

 

「「!?」」

 

 

 

あたかも事故のように見せかけチューさせる。はい完璧!流石俺ちゃん!天才だぁ!!(自画自賛)

 

 

 

[おーい大丈夫かぁー?(棒読み)]

 

 

「えっあっだい、だいじょぶ」

 

 

「//////」

 

 

 

プププッ、お互い顔真っ赤でやんの。しかもこれだけじゃないぜ

 

 

 

『ヒュー!事故とはいえ、こいつは甘い青春を送ってるチームがいるなぁ!!』

 

 

『いや、故意の間違いだろ』

 

 

『恋か、確かにそうだな!全く、オレの学生時代の時もこんな甘い青春送りたかったぜぇ!!』

 

 

『……なんか食い違ってないか』

 

 

 

実況と共に巨大モニターにキスシーンがデカデカと映し出される、それも鮮明に。観客席からはヒューヒューと歓声が聞こえる。え?肝心のお二人はどうかって??

 

 

 

「あの……鏡さん、私はその……気にしてませんから////」

 

 

「えっあっああ、うん」

 

 

 

はっちゃんが顔真っ赤な状態で両手で口を隠しながらウィーゼルをフォローしてる一方、ウィーゼルは放心状態だな。目にハイライトついてないのがポイント高ぇな

 

 

 

“うわー”

 

 

‘最低かな?’

 

 

 

最低?最高の間違いだろぉぉ!?見ろよ、はっちゃんの顔を!すんげぇ女の顔してるぜ!これにはポール・マッ◯ートニーも満面の笑みでワイン飲みながら愉悦部してるわ!!

 

 

 

“それならカ◯ルのおじさんでも良かったんじゃね?”

 

 

‘それかジ◯ムおじさんだな’

 

 

 

それは悲しくなるからやめとけ、色んな意味で

 

 

 

『さあ!残り時間まで後1分だぁ!一体1位になるのは何処の誰ダァ!?』

 

 

 

おっとなんやかんやで残り1分か、成る程ザ・ワールド。俺ちゃん、このまま逃げ切ってスーパーウ◯マンのデス・◯ターと第2デス・◯ターの間に俺ちゃんのサ◯ス(意味深)を挟んでキャッキャフフフするんだ……

 

 

 

“おっ待てい(江戸っ子風)、露骨なフラグ建築は死を意味するってばっちゃが言ってたゾ”

 

 

‘じっちゃも理想を抱いたまま溺死するぞって言ってた’

 

 

 

はっ(失笑)、そんな簡単にフラグ回収するわけないだろいい加減にしろ

 

 

 

“そうか、今の状況を見ても言えんのか?”

 

 

‘志村〜後ろ後ろ〜’

 

 

 

ん?後ろ??

 

そう振り返った矢先、轟が後10㎝あるかないかのところでウィーゼルのハチマキに手を掛けようとしていた。多分、委員長の個性で近付いたんだろうな、全く気付かんかったしな。そう考えながら、また無理矢理方向転換しながら屈みハチマキ強奪を防ぐが、逃がさんとばかり両脚部を凍らされてしまった。やっぱ対策取られたか

 

 

 

「おい!?ヤベェぞウェイド!!」

 

 

[あーなんだ落ち着けって後30秒だからこのまm「俺達、全員に狙われてるぞ!!」……え?]

 

 

 

辺りを見回すと、ジリジリと詰め寄りながら俺ちゃん達を中心にA・B組問わず全員に囲まれていた。あれ?これってかなり不味いのでは??

 

 

 

「どどどうするんですかウェイドさん!?もう私のベイビーはないですよ!?」

 

 

「言っとくけど、ウチもこの人数相手に守れないからね!?」

 

 

[……]

 

 

 

うーん、やらかしたなこりゃ。というか復帰早いなお二方。にしても対策なぁ……スモークかフラッシュ焚いたところで逆に利用されて詰むし、だからと言って何もしなけりゃやられるし……どうすっかなこれ。ああ、そういや駅前のケーキバイキング行きてぇなぁ、放課後行くか(現実逃避)

 

 

 

「……なぁウェイド、頼みがある」

 

 

[ああうん、なんだ?(現実逃避中)]

 

 

「ウェイドには……を頼みたいんだが出来るか?」

 

 

[ああ……ん?(現実帰還)、ちょっと待て。それ本気で言ってんのか?遠回しに死ねって言ってるもんだぞ??]

 

 

「そうだ……それにお前不死身だろ」

 

 

[ハァ〜……こういう時に限ってそれ言うのは卑怯だぞ]

 

 

「で、やんのか?やらないのか?」

 

 

[これしか選択肢がねぇからやるに決まってんだろJK]

 

 

 

そう言いながらATを鎮座させコックピットを開け、ウィーゼルから()()()を受け取るとATに巻き付けた

 

 

 

[あと30秒、それまで耐えてくれよ俺のAT]

 

 

‘ガ◯ンダムTBかな?’

 

“だからサイコ・◯クを乗れとあれほど”

 

 

 

お黙りっ!集中力が切れるだろぉ!?

そう思いながら、再びコックピットの中に戻るとメモリーを差し込んだ。差し込んだ瞬間、メモリーに【now lording】の文字が浮かび上がるのを見届けるとコックピットを閉め、俺ちゃん達はATから飛び降りた。ATって鎮座させた状態でも意外と高さがあるのか、足痺れたわ

 

 

 

()()ちゃんと起動すんのかよウィーゼル?」

 

 

「一応起動するはずだ」

 

 

「しなかったら?」

 

 

「……知らん!」

 

 

 

結局、運頼みかよチクショウ!こんなことならアイ◯ンマンのアーク◯アクターをこっそり取り外す方がまだいいわ!!

 

 

 

『残り15秒!さぁ一位を手にするのは何処のドイツだぁ!?』

 

 

「うおぉぉぉぉぉ!!」

 

 

 

プレゼント・マイクの声と共に囲んでいた奴ら全員が俺ちゃん達に向かって来た。真っ先に俺ちゃん達に近付いてきたのは緑谷だった。緑谷との距離僅か2m、全周囲から来てる奴らの距離は3m。普通なら緑谷からハチマキ奪われた挙句、集団リンチを喰らうと思うだろうな。だが、そうはいかなかった・・・いや、ならなかった。理由か?そりゃお前、ちゃんと起動したからな

 

誰も乗っていない無人状態のATから無機質な声が聞こえてくる

 

 

 

【Loading complete, suicide starte】

 

 

 

言い終わった瞬間、ATが光り大爆発を起こした。どうやら勝利の女神は俺ちゃん達に微笑んでくれたようだな。あっそういえば、これ俺ちゃん達も巻き込まr

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑谷side

 

 

 

あともう少し……そう、あともう少しでハチマキを取れるはずだった。なのに、まさか宇井戸くん達があんなことをやるなんて予想外だった

 

 

周囲を巻き込んでの自爆

 

 

これには僕も対策の仕様がなかった。咄嗟に常闇くんが個性を使ってくれたおかげで怪我はしなかったけど、やっぱり5000兆ポイントを取れなかったのは悔しかったなぁ

 

 

『Time Up!さーてそんじゃあ早速上位4チーム見てみようか!!』

 

 

時間終了の合図がなり、皆糸の切れた人形のように立ち崩れた

 

 

『最初から最後までポイントを奪われることなく守り続け、最後はド派手に周囲を巻き込んで自爆したイカれた奴ら!1位、宇井戸チームだぁ!!』

 

 

「スッゲー焦げくせぇ」

 

「そりゃ俺ちゃんが肉盾になったからな」

 

 

……毎回思うけど、なんで無事なのかな宇井戸くん。目の前で爆発起きたら普通は大怪我するのに、何故か頭アフロになるだけで無事だし

 

 

『続いて2・3・4位の発表だぁ!時間押してるから1位みたいな感じでの説明はカットしてパパッといくぜ!2位、轟チーム!3位、爆豪チーム!4位……マジか!?まさかの同点、心操チーム&緑谷チームだぁ!!』

 

 

「えっ?」

 

 

おかしい、僕らのポイントはそんなに高くなかったはず。そう考えていると後ろから肩を叩かれ振り向くと、()()()()を持っている常闇くんがいた

 

 

「警戒の薄くなっていた頭の方(持ちポイント)を頂いておいた。緑谷、お前が諦めずに追い込み生み出した宇井戸の隙だ」

 

 

『えー協議の結果、なんと異例で以上の5組が最終種目へ進出決定だあぁぁー!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

 

 

「へぇ〜、最終種目は5組が進出か。これまた珍しいね」

 

 

薄暗いバーのカウンターに座り肘をつきながらグラスに入っている氷をカラカラと鳴らし、テレビの画面を眺める男。場面は変わり、CMが流れた

 

 

「……」

 

 

「ん?どうかしたかい黒霧?胃薬いる??」

 

 

「……いえ、相変わらず無茶苦茶だと思っていただけです」

 

 

「そっか、にしてもまぁ……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

男はATが爆発する瞬間に宇井戸が鉄板のようなものを持ち、仲間を庇う瞬間を見ていたのだ

 

 

 

(真っ先に自分を犠牲にするあたり彼はずっとこうするんだろうね……誰も止めない限り。やっぱりこちら側に取り込んで教育した方がいいかもしれないな)

 

 

 

そう思いながらチラッと横を見ると隣に居たはずの少女が居なくなっていた。もしやまた向かって行ったのかと思い黒霧に聞くが

 

 

 

「……黒きr「葬ならトイレですよ」……そっか」

 

 

 

どうやら杞憂だったようだ。最近は前より感情が豊かになり嬉しい反面、理性のストッパーが壊れており1度暴走すると手がつけられなくなるのが悩みであった

 

 

 

(うーん……まぁいいか。彼なら面倒見てくれるだろうし……決して押し付けてる訳じゃないから大丈夫、うん)

 

 

 

面倒を押し付ける気満々であったがその思いは彼には届かず、男も後々胃薬を頼らざるを得ない状況になるのはまた別の話

 






文章おかしいのは許して(切実)

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