赤くて不死身のオレちゃんのヒーローアカデミア   作:きのこの山 穏健派

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イベントクリアは諦めた
僕はもう疲れたよパトラッシュ(涙目)



試験説明にしてはテンション高くね?

やあみんな、元気にしてた?今日はいよいよ雄英の試験日だ、緊張するぜ。え?筆記試験から始まらないのかって?残念、筆記試験はもう終わったんだよなぁ。ぶっちゃけ特に何も問題なくスラスラと解けたしな、ほんと自分の才能が怖いぜ。そんなわけで次はお楽しみの実技試験だ。オラ、ワクワクすっぞ(サイヤ人並みの感想)

 

「あ、翔じゃん。どうだった筆記?」

 

サムズアップしていた俺の後ろから誰かが声をかけてきた。声的に女の子だったことから俺ちゃんのテンションはMAXだぜ!

 

「これはこれは俺に声を掛けるとは一体どちらs「何言ってんのあんた?」……なんだヴァネッサか」

 

メチャクチャ可愛い声だったから期待して振り向いたら耳郎響香だった。確かに声は可愛いしスタイルもいいけど一部g

 

「またなんか余計なこと考えたでしょ」

 

「そのようなことがあろうはずがございません」

 

「ほんとn「ほんとうでございます」……あっそ」

 

気に入らなかったのか少しムッとする耳郎(可愛い)。だが、すぐに切り替えて話を続けた

 

「次、実技だけどアンタは何処なの?」

 

「俺か?俺はこの会場だ。ちなみにウィーゼルもおんなじだ」

 

そう言ってポケットから紙を出し耳郎の顔の前に出す

 

「あーじゃあ私とは違うのかちょっと残念だなぁ」

 

「もしかして俺ちゃんに会えなくなるのが寂しいの?もうしょうがにゃいにゃぁ俺ちゃんが癒してあげr

 

言い終わる前に耳郎が放った腹パンがモロに入った。それを見た周りの受験生はそそくさと去っていった(中には何故かお腹を押さえていた奴もいた)。痛すぎて俺はその場でうずくまって悶絶していた

 

「……とにかく頑張ってね。それといい加減その呼び方やめないとまた食らわすよ」

 

「……ウッス」

 

気が済んだのかそう言うと耳郎は俺の前から去っていった

 

……ったく、アイツどこに……あ、いた。おいウェイド、そろそろ……何してんだ?こんな所でうずくまったりして」

 

しばらくした後、ウィーゼルがやってきた。多分、この感じからして俺を呼びにきたな?

 

「ヴァネッサにいいもん食らっちまってな……」

 

「ヴァネッサ?……ああ響香か。いい加減、学習したらどうだ?本人がその呼び方嫌ってんだからさ」

 

「いや俺はなんとしてでも絶対に呼び方は変えないからな」

 

「お前のその執念みたいなもんはどっから来るんだよ……それよりもうすぐ始まるから準備しねぇとマズイぞ」

 

ウィーゼルが身に付けていた時計を見ると試験開始10分前だった

 

「うおっ、ほんとだ。そんじゃ行くか」

 

「ああ、さっさと行かねぇとなんか言われるぜ」

 

何事もなかったようにスクッと立ち上がり身仕度を整え試験会場へと急いで行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日はオレのライブへようこそー!!!」

 

 

 

試験説明の第一声がこれだった。一瞬、試験会場を間違えたのかと勘違いしてしまうほどだった

 

 

ボイス・ヒーロー[プレゼント・マイク]が名に恥じない声を会場内に響き渡らせた。だがそんな彼に応じる者はいなk

 

 

「Yeaaaaaaaaaaaaaaaaa!!」

 

 

 

赤いマスクを被った受験生がプレゼント・マイク程の大きさではないが叫んだ

 

「おーこいつはシヴィーッ!そこの赤マスクを被ってる少年、オマエの(ソウル)しかとオレのハートに響いたぜ!!他の受験生のリスナーもアイツを見習えよ!そんじゃ実技試験の内容をサクッと説明していくぜ!アーユーレディッ!?」

 

「Yeeaaa「こっちが恥ずかしいからやめろウェイド」モガッ」

 

またもや叫ぼうとした受験生がとなりの席の人物に口を塞がれた

 

 

試験内容は{市街地模擬演習}。各自指定のグループに分かれ、試験会場に移動。演習場には三種類の仮想敵が配置されている。これを自分の【個性】で撃破したポイントを稼ぐらしい。なお制限時間は10分間で道具の持ち込みは可能だった。途中で眼鏡の生徒が質問していたが話を聞いてなかった。理由?退屈だったから寝てた、言わせんなよ恥ずかしい///

 

「さぁて、身体がムラムラしてきたぞ」

 

「それを言うならあったまってきたの間違いじゃないか?」

 

会場に着いて真っ先に発した言葉はこれだった

 

“ほんと緊張感なさすぎて呆れるわ”

 

‘逆に言うと平常運転でなによりだけどな’

 

言ってくれるなぁ。じゃあ聞くけど、むしろ俺が真面目ちゃんだったらどうなる?

 

“キモい”

 

‘地球の終わりかと思う’

 

「うわ辛辣」

 

「なんだまた幻聴か?」

 

ウィーゼルが俺の心配をしてきた。言うの忘れたけどウィーゼルには俺が幻聴聞こえるの知ってるんでそこんとこ宜しく

 

「まぁな、そんなことより作戦だが【派手に行こうぜ】で」

 

「ドラ○エ感覚で言われてもなぁ」

 

「とりあえずいつも通り楽しくいこうぜ」

 

そう言うとウェイドは右肩に()()4()()()()()()()四角い長方形の様なものを担いだ。なお左手には手榴弾が帯のように連なっているもの(帯につき4個ほど付いている)を5個持っており、背中には刀が2本装備されていた

 

一方、ウィーゼルは首に耳当てを付け軽装の防護スーツを着用していた(メタル○アのスニーキングスーツに胸当てと両肩と両膝に防護パッドを付けた感じ)。だが彼の手には見覚えのあるライフルを持っていたが、いささか()()なっていた

 

「短く出来たのか。重さはどうなった?」

 

「以前よりはるかに軽くなったがその代わり射程距離が激減したな」

 

「あー、まあしょうがねぇな」

 

「威力に関しては上がったからなんとかなるだろ。と、3分前だ、行くぞ」

 

「了解、ほんじゃ暴れますかねぇ」

 

そして狂人とその相棒が試験会場へと赴いた

 

後に『雄英試験会場爆発事件』が起き、その名を轟かせることになるとは思いもしなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ウィーゼルの持っているライフルですがpay day2に出てくる改造で短くする事が出来るあのライフルです

更新速度はカタツムリなのでもうしばらく待ってね☆

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