赤くて不死身のオレちゃんのヒーローアカデミア   作:きのこの山 穏健派

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意外と筆がのって書けました
文章が短いのは・・・・勘弁して
後、みなさんのおかげでお気に入りが100件超えました。ありがとうございます!




反省はしているが後悔はしていない

ども。うちの名前は耳郎響香。今日は雄英高校受験日でいまその帰り道なんだけど……

 

「…………」

 

今日は鏡と2()()で帰ってるんだよね。本来なら馬鹿騒ぎしてるあのバカ()がいないから静かなのもあるんだけど、鏡がずっと俯いたまま黙ってるんだよね。理由を聞いてもなにも言わないしさ。ほんとなんなんだろうね

 

「……ちょっと、いい加減になんか言ってくれない?気まずいんだけど」

 

「……そうか」

 

たった一言だけ言ってまた気まずい雰囲気が流れた。うち、こういうの嫌いというか無理なんだけど

 

「……じゃあ、あたしこっちだから。またね」

 

気まずい雰囲気がずっと続くかと思われたがちょうど別れ道になり、耳郎はそそくさと帰路に着いた

 

「……」

 

その場で1人だけとなったウィーゼルは静かに口を開きこう呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……この歳で獄中生活は勘弁してほしいなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、その目は浜辺にうちあげられた死んだ魚のような目をしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまー」

 

ウィーゼルと別れて数分後、耳郎は家に着いた。玄関を開けてみると靴が2人分あった。どうやら父も帰ってきているらしい

 

「あらおかえり。試験はどうだった?」

 

「んー、まあまあかな」

 

「そう、もう少しでご飯だから手伝ってくれない?」

 

「ん」

 

リビングに行くと母が夕飯の準備をしていた。匂いからするに多分唐揚げだと思う

 

「お父さんは?」

 

「部屋で書類整理してるんじゃない?」

 

「呼んでくる?」

 

「そうね、呼んできてくれる?」

 

「わかった」

 

夕飯の準備を終え、父の部屋へと向かい扉を開けると書類が廊下まで流れてきた

 

「……ちょっと父さん」

 

「ん?お、響香かおかえり。受験は大丈夫だったか?」

 

「まあまあ……じゃなくてもうすぐご飯だから降りてきなよ」

 

「もうそんな時間かわかった。片付けたらいくわ」

 

そう言うと散らかった書類をかき集めた。それを見た耳郎はとりあえず整理してまとめて欲しいと思ったがそれを言っても意味はないと自分を納得させリビングへと降りていった

 

 

 

 

 

 

 

『本日は世界のビックリニュースを放送します。昨日午前10時にドイツでビール片手にソーセージを振り回しながら、俺の名を言ってみろぉぉぉぉぉぉ!!と叫びながら女性の下着を奪い去る珍事件が発生しました。犯人は数時間後に捕まり、我が生涯に一片のパンティなぁぁぁぁぁぁし!!!と意味不明なことを言いながら容疑を否認しており……』

 

テレビを見て今日もまた変なニュースが流れてるなぁと思いながら唐揚げを頬張る耳郎

 

「響香、ほっぺにご飯がついてるわよ」

 

「えマジ?」

 

頬に触れると小さいご飯粒がついていた(食べたい)

 

「そういえば翔くんも響香と同じ雄英志望よね」

 

「そうだけど」

 

「翔くんはどうだったのかしら?」

 

「……さあ。というかなんであいつの名前が出てくるの」

 

いきなり翔の名前が出て少しムッときた耳郎(可愛い)。確かに翔とは小さい時に鏡と一緒に遊んで今も腐れ縁みたいな感じで続いてるけど……

 

「あらあなた小さい頃に将来は翔のお嫁さんになるって言ってたじゃない」

 

「……そんなこと言った記憶もないし第一アイツのこと異性じゃなくて友達でしか見てない」

 

と、まあそんな事を言っているとあるニュースが入ってきた

 

 

『では次のニュースです。本日午後2時45分頃に雄英高校が試験会場として使用していた会場の一つが爆発を起こし会場の半分が消えるという事故が起きました。これにより軽傷者数十名、重傷者一名、行方不明者一名が出ました。ではここで現場の笠野さんに切り替えます。笠野さーん』

 

『はい、こちら現場の笠野です。今私がいるところは爆発が起きた会場の目の前にいます。ご覧下さい、文字通り会場の半分が倒壊しております』

 

『笠野さん、行方不明者が一名いると情報が入っておりますがどうでしょうか?』

 

『はい、そうですね。現場の惨状を見る限りかなり厳しいかと思われます』

 

テレビには会場の半分が倒壊しており瓦礫だらけとなっていた

 

「大丈夫だったの響香?」

 

「うん、ウチのとこじゃなかったし」

 

だが次の瞬間、耳を疑った

 

『……待ってください……新たに情報が入りました。行方不明者の名前は宇井戸 翔という方がわかりました。なお警察は捜査を打ち切り、生存は絶望的と判断し死亡と発表しました』

 

「……え?」

 

翔が……死亡……?

嘘だ、そんな訳がない。今日だって下らないジョークを言ってたしなによりアイツが死ぬ訳がない。すぐさま携帯を取り出し電話を掛けるが

 

{もしもーし、翔でーす。現在、電話に出られない状況かシコっているので無理です☆ 伝言があるならピーと高い音が鳴ったら言っといて。ま、伝言伝えたたところで必ずしも聞けピー}

 

何度も電話を掛けるが一向に出なかった。普段なら遅くても5コール以内には出るはずなのに……なんで

 

「響香……」

 

母が肩に手をそっと置く。すると床に水滴がついた。頬に触れると自分が泣いていることに気づいた

 

(……もっと話せばよかったなぁ)

 

だがそんなことを思ったところで意味はn

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シリアスの匂いがするぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「……は?」」」

 

 

 

『あークソ、ここどこだよ。てか寒っ!そして暗っ!そんでもって何で丸裸なんだよ』

 

『え?え?』

 

『ん?……キャーなに身体みてんの!?もっとムスコを見てよっ!!それともあれか!?お姉さんも俺とおんなじ裸になりー』

 

 

 

 

 

 

『現在、放送できません』

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

テロップが流れ、静かな空気が流れた耳郎家。真っ先にこの空気を破ったのは響香だった

 

「ご馳走さま。部屋に戻るね」

 

「え、ええ」

 

食器を片すと自分の部屋へと戻っていった

 

 

「……」

 

 

自分の部屋に入り扉を閉めると体の力が抜け床に手をつき、へたり込んだ→こんな感じort

 

「……わたしの気持ちと涙を返せ」

 

なお後日、雄英からの通知が届き耳郎・ウィーゼル・ウェイドの全員が合格したと判明した

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やほー久しぶり。俺だよ、その前に一つ

 

「覚悟はいい翔?」

 

耳郎がチェンソーをブンブン鳴らしながら縛られてる俺を切ろうとしていた。ダレカタスケテ

 

「ちょっ!?落ち着けって!ウィーゼル!お前もなんか言ってくれよ!!」

 

話が通じないと判断しウィーゼルに助けを求めるが

 

 

 

「安心しろウェイド。お前には死んだ方がマシってくらいの激痛与えてやる。お前のせいで数日間怯えながら生活する羽目になったからな」

 

 

 

 

ブルータスお前もか。しかも俺関係なくね?いやあるか

 

 

「そんじゃいくよー」

 

音を鳴らしながらチェンソーを振り上げる耳郎

 

「ちょ待って!?まだやることがあrー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあと、裏山から狼に似た遠吠えが長時間にわたって響き渡ったという

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




感想いただければ早く上がるんだけどなチラッ

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