投稿遅れてすみません、学校行事でスマホを取り上げられて、自動的に出来なくなってしまいました、以後、善処します、
31件のお気に入り登録ありがとうございます、今回は出来るだけ真面目に書くので、よろしくお願いします
ガラン。という言葉が似合いそうな空間にため息を吐くこともなく、ただ寝転んでいる。
何故今俺がこうしているのかというと、悩みの谷に落ちたのが原因なのか急に胃を直接突き刺されるような痛みに襲われたからである。
もしこの痛みの原因が悩みから来ているならあれから3週間、気にし続けてやめることのなかった白金燐子のことだろう。
あの出来事から、彼女自身も品崎和士という存在に既視感を覚えただろう。そして近いうちに確信に変わっていくだろう。
そして、共感することは出来ないが同じ感情を抱くことになるだろう。
でも俺の心の中には悔しさとは逆に、少しの嬉しさが存在している。
何故なのか、それは分かっている
これで最後だけど。と言って別れた彼女自身が、自分のことを覚えていてくれたのだから
自分自身が考えていた最悪の状況にはならなかったのだから
7年前に諦めたあの気持ちに、もう一度正直になってもいいのかもと、思えたのだから
今の自分じゃ絶対無理だけど、かつての変わらない日常を取り戻すために俺は少しづつでも変わっていく。
そう決意を確かにして、目を瞑った
ーーーーーーーーーーーーーーーーー紗夜サイド
「大丈夫でしょうか……」
いつもは、たまにおかしくなるほど元気な彼が、学校を休んでいる
「気にしすぎだよ氷川さん、あいつのことだから気にすんなって」
と、優しく声のかけてくるのは同じクラスの米川さん、品崎さんと話すようになってから、彼とも話すようになった、始めは急に恋愛のことを聞いてきて、デリカシーのない人だなと感じた。けれど話してみると意外と人の気持ちを理解している人だった。
「ありがとうございます……お見舞いなどは行ってもいいのでしょうか?」
あんな彼が体調を崩したという事実が心配なので、よく知っていそうな米川さんに聞いた。
「俺も付き合いが長いわけじゃないけどアイツは多分、バカなりに、周りに迷惑をかけたり心配されるのがあんまり好きじゃないっぽいからやめといた方がいいと思うぜ。それに、アイツのことだ。明日には元気に飛んでくるだろ」
と、少し真面目な顔で彼が言った。
こうたまに見せる優しい部分に少し唖然としていると
「でも氷川さんの優しさは伝わってると思うぜ、和士にもいいように伝えとくな」
と、いつもの表情に戻った彼がそう言ってくれたので
「ありがとうございます、連絡は私から入れておきます。自分の口では言えませんが、自分から伝えておきたいので」
自分も安心して話すことができた
「もうすぐ授業が始まりますので戻りますね、今日はありがとうございました」
と、挨拶をして昼休みは終わりを告げた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー和士サイド
「腹減ったなぁ、」
起きてみたら、胃を突き刺すような痛みは引いていて、代わりに突き抜けるような空腹で目を覚ました
何か買いにいこうと思い、立ち上がろうとしたが、学校に行ってない分、明日の予定を龍樹に聞いておこうと思いLINERを開いた。そうすると
氷川紗夜
「体調は大丈夫ですか?無理はしないでくださいそれと明日の……」
氷川さんからきていたので、開いてみると
「氷川さんは本当に優しいなぁ……」
心配の連絡と、明日の予定が書かれていた
空腹も収まり、明日の学校の準備も終わったのでゲームでもすることにした
最近サービスを開始したオンラインゲームNFO正式名称はネオファンタジーオンライン。
サービス開始一ヶ月で500万人のユーザーがいる超人気ゲームらしい
早速やろうかなーと思い、集会所に入ってみると、
sayo
「よろしくお願いします、白龍の素材集めでよろしいですね?」
あり得ないだろうけど、名前と言葉から伝わる律儀な姿勢に親近感を感じてなんだか微笑ましい気持ちになった
ゲームをしていると思い出すことがある、再会してしまった幼馴染。白金隣子、彼女はずば抜けてゲームセンスがあった。
インドア派で、ピアノが学校一レベルで上手くて、それなのにあんなに強くなれる時間と技術はどこにあるんだと常に思っていた
子供のころ異常なほどハマっていたポケ○ンでもコテンパンにされたし、本当に凄かった
まだまともに顔も合わせられないのに、NFOも勧めてみようかなとそんな妄想を膨らませていた
その日はひたすらゲームをして、1日を終えた
どうしてこうなった
学校の中でこう思ったのは、最近で2回目な気がする、話は遡るほど、一時間前
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「ふわぁ〜」
「氷川さんおはよう、氷川さんがあくびしてるなんて珍しいね、どうしたの?」
学校に登校すると、珍しく氷川さんが眠そうにしていたので、気になって声をかけてみた
「おはようございます品崎さん、お恥ずかしい話ですが、最近バンドを組み始めて、練習をしていたら気づいたら朝でして……」
え、氷川さんがバンド?バンドっていったら凄いチャラいイメージがあるし、風紀委員会に入ってる氷川さんにはいかにも似合わなそうだし、マジか。
でも、楽器によっては似合うかもしれない、と思い、動揺が隠せていない中聞いてみた
「そ、そうなんだ〜、ちなみに楽器は?」
「ギターをやっています、前からやっていまして」
容姿端麗で落ち着いた表情の彼女からはまたまた予想外の言葉が飛び出した
でも、彼女の目線からは本気さが伝わってきて、どこか安心させるものがあった
「ギターなんだ、全然音楽とか詳しくないけど頑張ってね!ライブとかあったらよろしく!」
「ありがとうございます。その時は恥ずかしく無いような演奏ができるよう、頑張ります」
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そんな出来事があって、今でも動揺が隠せていない。
目の前で必死に眠い目をこすりながら授業を受けている氷川さんを置いて俺は机に突っ伏して、すぐに意識を遠くに飛ばした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー燐子サイド
彼と再会してから、あの時の選択の後悔は、更に大きいものとなった
7年前、彼に発してしまった最悪の言葉
別れの言葉としては一生の別れを表すと言っても過言ではないあの言葉
彼は小さい頃から仲が良くて、決してデリカシーがあるわけでもなく、彼がそのような人だと知っていたのに
別れの日のあの発言には、耐えられずつい感情的になってしまった。
「もし、"和士くん"なら、もう一度やり直せるのかな……」
片付いた図書室にひとり、そんなことを呟いた
この度は本当に投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした、謝罪しておいてまたなんですけど、リアルの方で遠征がありまして次話の投稿も、遅れてしまうと思います、これといって期間を決めているわけでは無いのですが、これ以降は、出来るだけ遅れないようにします