スターウォーズ In one galaxy   作:丸亀導師
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第9話 トルーパー

sideアレクセイ

 

静かすぎる。本来格納庫は、こんなにも静かでは、無いはずだ。何故、一人もいない整備用ドロイドも駆動していないじゃないか。

 

「おかしい、いったい何があった。うん?ブラスターの音だと?アスナ、警戒を怠らないでくれ。ブラスターの音のする方へ行くぞ。」

 

「何でわざわざ音のする方へ行くの?逆に向かえば楽に行けるんじゃ無いの?」

 

「いやブリッジに行くにはエレベーターを使わなければならない。音のする方がエレベーターだ。それに融合炉は、エレベーターから更に歩かなければならないしね。」

 

そう、敵のいるかもしれない方向以外に行くと非常に遠回りになる。何より、そちらもいないとは限らない。

 

駆け足で移動しつつ、廊下に出る。すると曲がり角でストームトルーパーがこちらに背を向けていた。どうやら前方に警戒を向けていて、こちらに気がついていないようだ。そろりそろりと、音をたてずに接近していく。

不意にこちらを向いた。

 

目と目が合った気がした。ブラスターをこちらに向けようとした。フォースでこちらに引き寄せ、セイバーで腹部を貫く。

 

「倒して大丈夫だったの?情報を引き出すチャンスだったんじゃないの?」

 

「すまない、敵意を感じたので反射的にやってしまった。だが、幸い敵のようだ。」

 

死体を見下ろしつついったが、突然無線が入った。

 

『オスカー5、オスカー5どうした応答せよ、なぜ単独行動する。オスカー5…。後方にも敵がいるぞ!!総員反撃せよ!』

 

まずいな。

 

「アスナ、走るぞ」

 

「あなたのせいなのにね。」

 

エレベーターへ向け走る。しかし、やはりトルーパーが待ち構えていた。一斉にブラスターを撃ち始めるトルーパー達、対してライトセイバーを一気に抜き放ち、ブラスターを弾いていく。

 

錬度はそれほど高くはないな。流石に実戦は経験者が多数いるようだが、ジェダイと戦うノウハウはやはり消滅している。そこに隙がある。

 

私の後ろでアスナがブラスターを放っている。そのうち一発が敵に当たり一人絶命する。ライトセイバーを振るいながら前進して行き、一番近くの敵を切り、フォースでブラスターを弾き敵に当てる。そうやりつつ前進を続けると、青色のブラスター光弾が跳んでいた。

 

『もはやこれまでか。総員銃を床に置け。挟まれたらどうしようもない。まさか、もう片方はジェダイだったとは。』

 

「無益な殺生はしない。それよりも君たちはクローントルーパーか?その帝国軍では無い、ヘルメットの形状に全員同じような声、そしてその妙に息の合った動き。間違いない、君たちはクローントルーパーだろ?」

 

「その通りです。ジェダイジェネラル。」

 

「よしてくれ、私はコマンダーだった。まだ、パダワンだったよ。」

 

そう、あの時私はジェダイナイト出はなく、パダワンだった。

 

「しかし、今ではジェダイナイトでは無いのですか?でなければあれほどの相手を、後ろを庇いながら前へ進めませんよ?」

 

「賛辞ととっておこう。さて、コマンダー君たちは何故帝国に反逆しているのか?」

 

オーダー66を実行した世代は、とうの昔に全滅しているはずだろうに、なぜこれ程ジェダイに忠誠を誓っているのだろうか?

 

「それは、我々が最後のクローントルーパーだからです。」

 

 

sideアスナ

 

目の前に帝国軍の兵士がいる。でもちょっとだけヘルメットの形が違う。アレクの言うことには、彼らはクローントルーパーである。と言うこと、クローンてことは皆一律に同じ顔ってこと?

 

「あの~、お話し中失礼ですが、私たち急がないとならないんです。ですから通してください。」

 

「これは、失礼しました。レディお急ぎであるのは存じ上げております。我々トルーパーが、このエレベーター周辺の各階層を制圧済みです。可能な限り死守して起きますので、急ぎ向かってください。」

 

この人たちそんなに優秀な兵隊なの。でも何で帝国は彼らを使おうとしないんだろう。

 

「では、アスナ行くとしようか?」

 

彼の後ろに着いていく。落ち着いているように見えるけど、何故か凄く警戒している。何が怖いんだろうか?わからないなぁ。

 

「ねぇ、アレクあなた何でそんなに警戒してるの?あの人たちとても親切で、頼りがいのある人たちじゃない。」

 

若干緊張しているのかな?

 

「いや、昔を思い出しているだけだ。彼らはチップを内蔵しない最後の製造組のクローンだ。それでも、オーダー66を警戒している。」

 

「オーダー66って?なに?」

 

アレクの過去か。トラウマになるくらいだから余程のことなんだろうな。私が創造することが出来ないことかな?

 

「オーダー66。ジェダイを皆殺しにしろ。というクローントルーパーへの、絶対服従命令だ。今は、これくらいにしよう。」

 

本当に何があったの?



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