スターウォーズ In one galaxy   作:丸亀導師
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第12話 スターク

sideアレクセイ

 

スタークが一週間で船の改装を行うと言っていたが本当に可能なのだろうか?あのときは、正直誰も付いてこないと思っていたので、二人も仲間が出来たことに喜んでいたせいで流していたが、一週間では普通無理だろう。

 

そう言うこともあり、改装を行っているスターク造船所という、スペースシップドックを尋ねた。どうやら創業者がトニー・スタークのようだ。あいつは、帝国に荷担しつつ技術を盗んでは自分で改善点を見つけ出し、それを我が物としていたようだ。

 

会社のフロントに行くと誰もいない。ダミー会社か。すると声が聞こえた。女性の声だ。

 

「いらっしゃいませご用は、何でしょうか?」

 

どうやらaiらしいな。しかし、この星の人間にしてはあまりにも技術にたいして理解力がありすぎるな。

 

「スターク氏に会いに来た。私の船を改装していると思うのだが、その進捗を聞きたい。」

 

「アレクセイ様ですね?スターク様からお話は聞いております。スターク様なら、現在地下ドックの方へ行っております。ご案内いたしましょう。」

 

「ありがとう。助かるよ、スタークはここに一人で住んでいるのかい?」

 

「はい、ペッパー様がお亡くなりなってからは一人で研究室やドックに籠っておりました。」

 

「そ、そうか…。」

 

エレベーターを降りる間、スタークの過去の話をしているとどうやら到着したようだ。

 

人は必ず暗い過去を持つか、スタークの真意は帝国への復讐か?

 

「おはようスターク。改装は順調に進んでいるかい?要求通りの仕様になってるか気になって来てしまったよ。」

 

「やあ、アレクセイ。君は、僕の事を信用していないのかな?僕が、やるといったら期限通りやり通してみせるさ。用件はそれだけかな?だったら直ぐに帰って欲しいね。ここは、僕だけのプライベートスペースだからね。」

 

「あぁ、そうするよ。しかし、凄いものを作っているな。船の他にパワードスーツを造っているのか?この星でもこれほどの技術があったのか?」

 

「いや、これは僕だけの技術だ。他の国とかそういうところではこういう技術は、開発中さ。気になるのか?」

 

すると横から機械音の男性の声が聞こえた。しかも人間の背格好に似たドロイドとは。

 

「トニー様、宇宙船の改装が80%完了しました。しかし、良かったのでしょうか?原型がもはやありませんが。」

 

「ジャーヴィス。別に良いんだよ、僕の横にいるのが依頼主だし、彼も容認してくれているさ。」

 

「あぁ、貨物室を有効活用してくれ、部屋なりエンジニアルームにするなり基本要求に答えてくれるんだったら何でもすれば良いさ。」

 

こういうタイプの人間は、自分の好きにさせるのが一番上手くものを作ることができるはず。

 

「それで、僕の過去を聞いたか?」

 

突然別の話に切り替えられた。

 

「ペッパー・ポッツの事かい?聞いたよ、残念だったね。」

 

「残念だったね、か、君は僕の事を心配しないのかね?」

 

「逆に聞くが心配したとして、君の気持ちは晴れるのかい?それはないだろう。普通人は過去を乗り越えるものさ。そして、君はその憎しみを糧に生きている。ジェダイならそれだけで、シスの仲間入りだが、君は普通の人間だ。」

 

そう、ジェダイ程、感情に流されては行けないものはない。流されれば身の破滅か、銀河そのものを滅ぼしかねない。

 

「では、私が復讐を果たしたいと思っていたら?」

 

「協力はしないが止めはしないよ。だってそれが君の生きる糧だろ?」

 

「ありがとう、スッキリしたよ。そうだ!ついでに良いものをやろう。」

 

「良いもの?」

 

いったい何をくれるんだ?貰っても使えなかったら意味後ないが果たして。

 

「パワードスーツのマーク2だ。君用に再調整しておく。もしもの時は、使ってくれ。」

 

頷いておいた。確かにジェダイの力を使いすぎると、確実にジェダイキラーにばれるだろう。そうすると、こういうパワードスーツは良いかもしれないな。

 

「そういえば、君のドロイド話し相手が欲しそうだったが、どうする?」

 

「じゃあ、フライデーか?彼女を私の船の頭脳にしてくれ。それだけで良い」

 

結構順調だな。

 

 

side日本軍司令長官

 

あいつの宇宙船に載せるパイロットか、正直に言えばあまりおすすめ出来ないな。何せ、こちらも人手が足りない。

 

「守人の奴が立候補していたが、あいつは駄目だ。今のファイター隊に無くてはならない大黒柱だからな。他に意見は無いか?」

 

他の参謀達も頭を悩ませている。それはそうだろう、一流パイロットを差し出すのは惜しいことだ。そこで、看護科のものが手をあげた。

 

「何か案があるのかね?」

 

「はい、看護科の山本 玲を推薦いたしたく。」

 

「看護科をか?なぜか理由を教えてくれ。」

 

ヘリパイロットなら解るが看護兵から出すのか?いや、無理だろう。

 

「彼女は、元々空軍のパイロット志願兵でした。しかし、訓練中に兄が帝国との戦闘で戦死し、急遽身内による保護のため看護科へ転属となりました。また、先刻の戦闘で無断出撃をしておりますが、良い戦果を出しております。」

 

「今、凄いことを聞いたが良いだろう。では、日本軍からの懲戒免職という形で出向させる。異論は?」

 

静かだな、良しこれで決まりだ。後は、奴の出向を待つだけか。次の議題に入るか。全く政府が機能しないから臨時政府で首相訳をやるはめになるとは。陛下は、財務や各所の分担をになって頂いているのでこちらの負担は少ないが。

 

「では、次の議題に移ろう。」

 

今はこの平和を楽しむとしようか。



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