スターウォーズ In one galaxy   作:丸亀導師
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第13話 クリスタル

sideアレクセイ

 

アスナは現在、私の元でジェダイの基礎訓練をしている。目隠しをしたままの状態で、小型の浮遊レーザーポッドから発射されるレーザーを、ライトセイバーを使用して防ぐというものだ。

 

この訓練中、アスナに本物のライトセイバーを持たせるのは危険、と判断した私は、私がヤングリング時代に使用した訓練用のライトセイバーを彼女に渡してある。

(私が、本来二刀流を基本に使用していたため、一本保持していたものの出力を下げた。現在はソレス中心となったため多対一以外では使用しない。ソレスと組み合わせられるかを、現在研究中。)

 

最初は私が側に付きながら、指示をしていたが4日を過ぎた辺りから、徐々にレーザーを防御するようになっていった。

 

そこで、私は単独で乙女鉱山という、石英の産出用の古い鉱山へやって来た。

私の目的の品は、

『カイバークリスタル』

ライトセイバーの材料として使用され、シス大戦では多くの古代兵器に利用されたもの。

 

このカイバークリスタルは、持ち主のフォースと反応することにより、そのものとクリスタルの相性によりライトセイバーに、より適した物となる。

 

しかし、この星にそのクリスタルが有るのか、私は疑問に感じたため調査をするはめになった。

 

そこで私が目にしたのは、そこらじゅうに存在するカイバークリスタルだった。これで一つ謎が解けた。帝国がなぜこのような辺境の星に艦隊を差し向けたのか。それは、このカイバークリスタルが目的だったのだろう。

 

これ程までに純度の高いものは、惑星イラムのもの以来見たことがない。私のフォースに反応して黄色のクリスタルが発光している。これならば、彼女のパダワンの儀式、前後してしまったが、ギャザリングを行うことが出来る。

 

 

sideアスナ

 

後2日で、この故郷ともさよならしなきゃならなくなる。私は、本当に離れてしまっても良いのだろうか?

一人でいるとふとそう考えてしまう。そんなとき、アレクに呼び出された。

 

彼の言葉に従い、ファイターで廃鉱山へ到着した。いったい何を言われるのだろう。

 

「アスナ。いや、結城ジェダイ・イニシエイトよ。君に試練を与える。この鉱山の中に君のライトセイバーの原料となる、カイバークリスタルがある。それを見つけ出しなさい。もし、明日までに見つけられなかった場合、君を私のパダワンとは認めない。わかったかな?」

 

試練ね、ただではパダワンにしてくれるわけ無いか。素養を、見ないわけには行かないよね。だって、自分の生死がかかっているものだもの、生半可な気持ちでやってはならないはず。

 

「わかりました。必ず明日までに見つけ出します。」

 

そして、私は暗い鉱山の中へと歩みだした。

明かりを持たされずに、ただ自分の研ぎ澄まされた感覚だけで中へ中へと突き進む。次第に中からざわめきが感じ取られてきた。

 

そのざわめきは次第に大きくなり、辺り一面にフォースが満ち溢れていた。私でもわかるように、ただその力は私を見つめているだけで私の運命を決定付ける物と、感じるものがない。更に奥へ奥へと進んでいく…。

 

 

 

いったいどれ程の時間歩いているのだろう。一向に私を待っている光が見えない。このままでは、私はアレクに修行を付けてもらえなくなる。焦り、悲しみ、自分への怒り、そして僅かな希望を抱きひたすらに進む。

 

そしてついに、私は私の事を見つめる力に出会った。その色は赤く、まるで炎のような色をしている。決して怖いような色ではない。暖かい、そんな色だった。

 

鉱石を持って外へ出ると回りは、明かりが一切無い暗闇のなか、アレクが待っていた。

 

「随分かかったんだね。でも、試練は成功だ。これから訓練をつけよう。まずは、ライトセイバーの組み立てからだ。」

 

「はい!!」

 

これから、長い長い訓練になる。そしていつか、大切なものを守る力を持って、私のようなものを作らないために私は、戦う。

 

side 山本 玲

 

私は、あのアレクセイという男の部下になるよう上層部から命令を受けた。私が無断出撃したのを誰かが漏らしたのだろう。私の処分と引き換えに彼と共に銀河帝国へ向かうよう言い渡された。

 

それにより階級も剥奪され、軍人では、なくなってしまった。だが、私の家族を兄を殺した奴等を倒すチャンスだろう。

 

私は、あの男を利用する。そのためにもまずは、やつから信頼を勝ち取らねば。だからこそ時分を偽らなければ。



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