スターウォーズ In one galaxy   作:丸亀導師
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アウターリム編
第15話 わからない


星々が煌めき瞬く宇宙、突如として現れたるは主人公達の乗船するラスト・スター号。YT-1000型をモデルとしたこの船が現れた。外見はほとんど変わり見る影もない。しかし、異名はここに残る。亡霊貨物船と。

 

 

sideアレクセイ

 

「ハイパースペースを出たぞ、この宙域は帝国や共和国の銀河図には、描かれていないかつての未探索エリアだ、ここには帝国は来ない…。大丈夫か?」

 

全員の顔が一様に青くなっている。まさか

 

「あー、すまないハイパードライブ酔いか?聞いたことは有るが、見るのは始めてだな。そうだよな、君たちの文明はハイパードライブなんて、始めてだものな。すっかり慣れていたからわからなかった。」

 

すると酔いが一番早く覚めたスタークが、笑いながらこちらをギロリと睨んできた。

 

「確かに僕らはハイパードライブは始めてだ。船酔いのようなものだと言うのはわかる。だがな、せめてそこは注意すべきことだろう?それでは船長失格だと思うが?」

 

もっともだな。

 

「そうだな、以後気を付けよう。」

 

数分後だいたいハイパードライブ酔いが覚めたのか、皆少しずつ話始めた。

 

「少し良いだろうか?ここは、帝国も未探索と言っていたがなぜ貴様はそれを知っている。」

 

玲が、話始めた。そこか、気にはなるだろうな。

 

「私の種族には古い言い伝えが合った。共和国が生まれるずっと前に遥かに高度な文明が存在したと。そして、その文明が作り出したコンピュータの座標を。」

 

すると、少し考えると

 

「では、なぜ帝国はその座標を知らないんだ?」

 

うん、そう来るよな。

 

「それはだな、私が最後の生き残りだからだ。」

 

全員驚いたようだ。

 

「超新星爆発で母星が滅んでね、たまたまジェダイの修行をしていた私は生きていたと言うことさ。元々内向的な種族だから、母星を離れたのは私だけだったのが不幸だった。」

 

「すまない、その…辛い事を思い出させてしまったな。」

 

「いいや?確かに悔しいが、それだけだそれで悔やんでいたらジェダイには慣れない。」

 

玲に苛立ちが見えるな。

 

「自分の全てを失っているのになぜ、そこまで冷静なんだ!!そこは感情を発露するところだろ?」

 

「それがジェダイだ。そして、ジェダイが滅んだ理由だよ。」

 

それだけ私が言うと、少し考えると言って操縦席に座った。操縦するのかい。

 

「ねえ、アレク。ジェダイってそこまで人間?的じゃないの?私はジェダイには、慣れないよ。そんなに冷静には慣れない。」

 

アスナは、この話を聞いていたようで少し自信がなさげだ。

 

「それは、良いんだ。君にはジェダイにも、シスにもなってほしくないからね。」

 

「それはどういう」おっと。見えてきた。」

 

前には深い緑に覆われた惑星が現れた。

 

「あれが、惑星イリヤオ。この恒星系の第5惑星。重力は地球でいう1.02若干重く感じるかも知れない。名前の由来は原住民たちが言っていた、この星の事を指す言葉イリヤオ『わからない』だ。かつてはアウターリムの中でも、入植が有望視されていたが原住民が反発したために、入植が行われなかった。過去がある」

 

話を反らす。これしか今は出来ない。あまり深く考えすぎると修行に支障をきたす。

 

sideスターク

 

パイロットの腕はなかなかだな。山本 玲元は看護兵だと聞いたが、これは何か不幸が合ったに違いない。でなければこれ程の腕のパイロット、手離すのは惜しいと思うが。

 

しかし、この星の住民か?は、緑色だなそして、何故か丸いな。そう、日本の阿寒湖の毬藻だったか?それに手足が生えている。それがこれ程の技術力、地球よりも技術が進んでいるとは、いったいどういう進化を遂げたんだ?

 

「アレクセイ君、彼らだがいったいどういう生物から進化したんだ。」

 

彼は暫し考えたのちに、言った。

 

「あなたの想像通り、藻類特に水中の藻から進化した連中だな。特に素晴らしいところは彼らは非常に効率の良い光合成を行い生活をしている。勿論呼吸もしているが。他の生物との共存共栄が彼らの共通の信念だ。物を食べる必要は無いから口は無い。しかし、脳波による直接コミュニケーションを行う。」

 

素晴らしい種族だな、齟齬なく互いの考えが解るわけか。通りで犯罪者が見えないわけだ。彼らの技術を応用すれば、地球でのエネルギー資源の枯渇は回避されるか?いや、先に帝国の技術を吸収するか。

 

「では、こちらとのコミュニケーションは出来ないのではないか?」

 

「いや、連中はこちらの心を読むからな。邪なことは考えるな?」

 

それそれはそれは、だから先程から私への眼光が鋭かったわけか。

 

「山本君どうした?何か気になることが?」

 

「ええ、彼らはハイパードライブを持っていないのか?共和国に見つかっていないなら、どうしてこれ程の技術を、」

 

「そこが謎なんだよな。ホロクロンの中にもなかったことだからね。もしかすると、古代の文明と深い関係が有るのかもしれない。」

 

アレクセイ君、君が知らないのならここにいる誰もが知らないよ。

 

「そうだ、ここには数日滞在するのだろう?ならスーツの調整をしたい良いかね?」

 

「そこは任せるよ。」

 

 

side玲

 

人類始めての他の恒星系への探索。私たちは今、実は凄いことをやってのけている。だけれども戦時下の事だからか、それとも逃亡と同じ扱いになるだろうからか、きっと記録はされないだろう。

 

現実、この船に載っているのは厄介な人物ばかり、私も厄介払いだ。パイロットに憧れて軍隊に入ったのに看護兵にされて、あげくの果てには無断出撃、軍法会議もの。なのに、私は罪を帳消しにされるばかりか彼アレクセイの船のパイロットになってしまった。

そして、こんな星に来るなど考えても見なかった。

 

「アスナさん、で良かったかな?」

 

アスナさんに話しかけてみた。

 

「うん、結城明日奈。結ぶ城、明日に奈良の奈よ。えっと山本 玲さんでしたっけ。それで、どうしたの?」

 

以外と臆せず話すものなんだな。

 

「いや、貴女はこの星どう思う?わたしは、不思議な感じがしてなら無い。この星の住人は私たちの生物学から遥かに離れているし、信じられないことばかりだ。」

 

少し考えているな。

 

「う~ん、別に不思議なことじゃ無いと私は思うなぁ。たぶん、アレクの事を知ったら、いやフォースを見たらもっと信じられなくなるかもね♪」

 

フォースっていったいなんだ?

 

「教えてあげない。いつかきっと知るときが来るから、その時までお預け。」

 

気になってしまうじゃないか。

 

「アレクセイにでも聞いてみるか。あいつは少々苦手だが、仕方あるまい。」

 

 

sideアスナ

 

この星の人たち、凄くはっきりしてる。コミュニケーションが、相手の脳波を受け取ってるせいなんだろうけど、他の種族とは相容れない。そんな感想。

 

「アレクちょっと良い?」

 

ふかふかの道の先頭を歩くアレクにちょっと聞きたいことがある。

 

「何でこの星によったの?他にも候補になる星が合ったんじゃないの?」

 

さて、どう返してくるのかな?

 

「1番インパクトのある種族を選んだだけさ。君たちがこれから出会う種族は、十人十色、様々なものたちがいる。その中でもこの星の人たちは1番理解しがたい形をしてるはず。」

 

へぇ、それよりも凄いことがあるなぁ。

 

「ねぇアレク。どうしてアレクだけ注目されてないの?」

 

ちょっと意外な顔をした。

 

「それに気が付くとはね。そう、私は心を閉ざしてる。だから、彼らは私を認識出来ない。彼らは脳波という心を読んでいるんだ。アスナにもいずれ教えるけど、ちょっと難易度高いよ?」

 

「ありがとう。それより、ここの料理で1番美味しいものを食べたいな♪」

 

こんな日二度と来ないと思ってた。私がいたのは、血が流れていた戦場。こんな場所とは程遠かった。だけど、アレクの着いていって良かった。これが、旅の始まりだけど絶対にこの事は忘れない。

この深い緑の惑星。瓦礫の地球とは、遥かに違う。

 

「ここで、フォースの修練も目的の一つだけどね」

 

「え?こんなところでどうやって?」

 

本当にここに修練出来る所なんて有るんだろうか。




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