スターウォーズ In one galaxy   作:丸亀導師
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第25話 巨人とフォース

一人の緑の巨人が、深紅のダブルセイバーの男と対峙している。巨人の後ろには、栗色の髪の少女が、これまたダブルセイバーを手にしている。

 

巨人は少女と男の間に割って入るかのように、間に立っている。男は、少女にセイバーを向け止めを刺さんばかりの格好であり、純粋な勝負では少女の敗北は確実である。

 

そこに、彼女を守るように現れたのだ。

だが、様子がおかしい。動き出したかと思えば大きく吠え、男に向かって殴りかかる。

男は必要最低限の動きでそれを反らし、反撃の形でセイバーを巨人へ振るう。

巨人は不味いと思ったのか異常な瞬発力でそれをよける。

一連の動作で、巨人は男には勝てないと悟ったかのようであった。

 

 

side アスナ

 

いったい何者なの?私を助けてくれたこの人は。

とても大きい、でも、それでも優しさに溢れてる?のかな?心がとても純粋で、それでいて力強く私を守ろうとしている。

 

でも、やつはそれでも余裕のようだ。まさか彼がブルース・バナーさん?

じゃあ、このままだと彼はまたやられてしまうんじゃ、彼を助けなきゃ。

 

「やあブルース君、久し振りだね牢屋の中はどうだったかな?君の仲間は、君を助けるためにそこの少女を置き去りにしようとした。とても酷い連中だ、だが、君が来ると言うことは、君に対しての説得は無理だったようだね。」

 

やつは、そうやって彼を挑発するかのように話を始めた。

でも、彼はまるで気にすることもなく、やつを睨み付けている。そして、獣のような咆哮をあげやつに拳を振り抜いた。

 

すべての攻撃を予測したように、彼の攻撃を避けていく。その顔は、笑っており眼中にないのだろうか。

だからこそ、私は彼の手助けのためにやつの回避した先でやつに攻撃をしかけた。

 

「私のことも忘れないでね!!」

 

「君がもう来るとは、どうやら人のことを良く信頼しすぎるきらいがあるね。」

 

私がやつの動きを押さえている間に、彼はやつに右腕を全力で横薙ぎに薙いだ。

それでもやつに当たらない。

 

二人で挑んで行ってもやはり、劣勢だ。このままだと確実に負ける。そのとき

 

「俺たちを忘れてもらっちゃ困るぜ?尋問官さま。」

 

ナーガさんたちが助けに来た。

 

「これは、劣勢になるかな。」

 

彼に対しての全員が全力で戦おうとしていた。

 

 

side R3

 

みんなが戦っているなか、僕はこの城のコンピュータにハッキングを仕掛けてる。

この城はナブーのメインコンピュータと同じ構造で造られているみたい。

だから僕にとってはとてもやり易い相手だなぁ。

あっこれか、電波搭の外部コントロールシステムはこれで後は外部のを止めるだけか。

 

「そこのドロイド何をしている。」

 

おお↑トルーパーさんが来ちゃった?でも大丈夫。

 

「さっさとシステムを戻せ!!」

 

そうはいかないんだよねぇ。

 

「ウゴクナ。」

 

トルーパーさんの後ろから、バトルドロイドが姿を表した。僕の近衛兵たち、元々はこの部屋の守衛ドロイドだけど、僕が中を書き換えて僕の兵になった。

 

大丈夫。そのまま、見張っておいて。

 

「ラジャラジャ。」

 

アレク、速く来てアスナたちが危ない。

 

 

side トニー

 

このコンピュータの防御は固すぎるな後何分かかることか。

 

「このコンピュータの強度は銀河のなかでは普通なか?」

 

「いや、強度はこいつは硬い方だな。だけど破れないものじゃないな。」

 

これよりも低いか。銀河といっても我々の世界とはそうは変わらないのか。あまり重要な施設ではないからこれ程度で済んでいるのかも知れないな。

 

『おい、スターク。まだ終わらないのか?後どのくらいかかる。』

 

「山本君、そう急かさないでくれ。そうだな後10分位で乗っ取れる。」

 

『何か、胸騒ぎがするんだ。アスナが大変なことになっていないか心配なんだ。』

 

「心配のし過ぎさ、万が一のときはアレクセイが動くだろう。なにより、我々が彼等の方に行くにはだいたい20分はかかる。宇宙船は、空気中ではそれほど速くはないからね。」

 

彼女はアスナ君にかなり依存しているのかも知れないな。自分と同じ境遇のものを心配するのは同族故か。

 

「良し、ハッキング成功だ。」

 

回りからは歓声が聞こえる。どうやらトルーパーを掃討したようだ。回りからの銃撃音は聞こえない。

 

「後は彼等に任せよう。」

 

 

 

sideアレクセイ

 

この感覚は何だ。アスナか、だとすれば恐れ、焦り、苦しみか?だが、それだけではない誰だ。

これが、ブルースか?だとすれば不味いな。

 

「どうした!!アレクセイ!!考え事している暇なんかあるのか!」

 

「すまないが君の相手をしている場合では無いようだ。だから、君の説得は諦めるよ。」

 

「何だと!?」

 

動揺した瞬間に懐に入り込む。私の手持ちには2本のライトセイバーがあるそして、その2本目を彼の腹部で起動させた。

一瞬にして肉の焼ける匂いがした。

彼は口から血を流しうずくまる。もはや抵抗する力もなければ、武器も持っていない。

故に彼に止めを刺させない。

 

「ではな、私は彼女のところへいかねばならない。」

 

「ま゛で、ま゛だおわっで無いぞ!!」

 

「いいや、終わりだよ。」

 

踵を返して、来た道を再び戻る。

 

「間に合ってくれよ。もう、何も失いたくはないんだ。」

 

ひたすらにかける、彼女の気配を感じて。そして、彼女のいる場所に駆けつけた。私が目にしたものは…。

 

 

side ナーガ

 

今目の前で起きている戦闘は果たして現実なのだろうか。ブラスターをただの光剣で、弾き返しあまつさえ取り囲まれているというのに、それでもなお有り余る戦闘力。

そして、それに追随するかのように剣を切り結ぶ少女と、その少女を護るかのように隙を埋める緑の巨人が戦闘を行っている。

我々も時折ブラスターで牽制を行うもその悉くを、無効化されているところを見ると、もはや人の立ち入る次元の戦いではない。

 

「ボス、俺たちはいったい何を見てるんですか。」

 

「ああ、伝説に語り継がれるものたちの戦いを見てるんだ。」

 

戦いは苛烈を極めた。あのハルクを前にして敵は悠然と立ち振る舞い、まるで攻撃などはなから存在していないかのように、動いている。

そして、目下のところ少女への攻撃を優先しているようであった。

しかし、このまま行けば地下が崩落する可能性も…まさか

 

「二人とも!!やつの策略にはまった、地下が崩れるぞ!!」

 

ヤツがニヤリと笑う。

 

「勝てぬなら、道連れだ。」

 

三人のいた場所は、見事に崩落した。

 



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