スターウォーズ In one galaxy   作:丸亀導師
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第26話 騒がしき船出

暗闇のなか一人少女は佇む。ここは夢の中か、はたまたあの世か。全ては謎に包まれていた。

 

そんな中を一人緑の小さな人影が彼女に近付いていた。

 

 

sideアスナ

 

ここはいったいどこなの?

確か私は、あの尋問官の男と戦ってそして…そうだ、

ハルクと、バナーさんと一緒に建物の下敷きになって、私は死んだの?

 

「いや、お主は死んではおらん。」

 

「誰!!」

 

後ろを向くと、緑色でだけどハルクとは比べられないほど小さく、優しげな老人が立っていた。

 

「今お主がおるここは、フォースを他者と共有するための空間のようなものだ。お主は筋が良いからこうやって簡単に入っておるが、通常は並大抵の努力では到達出来ぬ領域だ。お主の師匠であるアレクセイもこの空間には足を踏み入れたことはない。」

 

あなたはいったい何者なの?そしてどうしてアレクの事をそんなにも知っているの?

 

「フォッフォッ。わしの事などどうでも良い。今お主に必要なこと何だと思う?」

 

私が克服すべきこと?

 

「お主は、先ほどの戦闘の折り戦闘の高揚感や、怒り悲しみ等の感情によって戦いを行っていた。確かに今では良いのかもしれない。

しかし、このまま行けばあのダース・ベイダーのように己の力の虜となり、身を滅ぼすこととなるであろう。」

 

じゃあ、どうすれば良いの?アレクはこう言った。

君にはジェダイになってほしくないって。でもあなたの言葉では私をジェダイにしようとしているように聞こえます。

 

「確かにそう聞こえるだろう。だが、お主はジェダイでは無い。お主はジェダイとシスの間とならねばならぬ。そうなった場合、お主は銀河にバランスをもたらすだろう。お主と同様なもの達と共に。」

 

そんなこと言われても私にはわからない。どうして私が選らばれたみたいに言うの?

 

「その答えはお主が見つけることだ。ほら、お主を呼ぶ声が聞こえるぞ。」

 

「お…ろ。ア…ナ起きろ。アスナ!起きろ!!」

 

起きた瞬間目の前には、多くの人々がお祭りをしていた。

 

 

sideアレクセイ

 

やっと起きてくれた。心配したよ。ハルクが、いや、ブルースが彼女を庇ってくれなければ彼女はきっと生き埋めで死んでいただろう。彼には感謝したりない。

 

「ブルースさん本当にありがとうございます。この恩はいずれお返しします。」

 

「いや、いいんだ。君たちが戦ってくれなければ私は処刑されていただろうからね。それにしても彼女は強かったよ。私が敗れた相手に勇敢に立ち向かい、あまつさえあれほどの時間を稼いだのだ。ジェダイというのはそれほど凄いのかな。」

 

「彼女はまだまだ未熟です。ですが、かつての我々よりもきっと強くなるでしょう。」

 

感情を完全にコントロール下に起き、その力を無限に引き出すことのできる古代のジェダイ。彼女はそれに近付いて行っているのだろう。

 

「ところでこんなに騒いで良いんですか?いくら帝国軍が去ったといえ、ここからが難しいところではないんですか?」

 

「私は統治には関わらないことにしたんだよ。私は研究者であったほうが、私のためでもあるしね。ストレスがたまりすぎるとハルクになってしまうしね。」

 

「僕もそれには賛成だな。ブルース君は僕と同じく研究者向けだよ。何より彼は安定を求めている。それほどまで熱中できるなにかをしているのだろうがね。」

 

本当に研究者とはわからないな。彼らは研究のためなら敵ですら欺いておくことも出来るんだ。正直政治家の次に恐ろしい存在だね。

 

「ところで、アスナ君は良いのかね?一緒にいなくても。」

 

「少し一人で特訓したいそうだ。自分の未熟な部分をしっかりと分析してみるといっていたよ。

それはそうと、玲はどうしたんだ?彼女も見えないが。」

 

首を横に降りながら

 

「ああ、戦闘機に乗れない連中を徹底的に鍛え上げると言っていたよ。」

 

そんなにも長い間ここにとどまる訳じゃ無いんだがな。

 

そう考えているとブルースがこっちの意図を読んだのか。

 

「そう長くはいないのだろう?良かったらこの星を観光していってほしい。何より、皆君たちに感謝しているよ。」

 

「出港の時は静かにしてくれよ?人が多く来すぎて飛べないじゃたまったものではないからな。」

 

「ハハッ。そうだな。私も一緒に行きたいが彼等のめんどうが有るからね。早くても一月はかかる。そう言えば、銀河共和国再建運動に参加したいそうだね。連絡はとれないが、IDはあるからそれを教えておくよ。」

 

本当にかたじけないな。

 

 

それから2日後

 

side フライデー

 

出港の準備が整いました。しかし、人というものは分かりにくい種族です。離ればなれになれば後は他人も同じであるというのに、このように盛大な船出をさせていただけるとは。

 

それに船体も綺麗にさせていただいたので、私の体を洗ってくれるのは正直に言って嬉しいものです。

 

なるほど、嬉しいからこそこうやって祝福するということですか。では盛大に祝っていただこうではありませんか。

 

「フライデー君は何を言っているんだい?早く出港の準備を済ませてしまいましょう。面倒事が増えるとまた出港出来なくなってしまいますからね。」

 

ジャーヴィス、わかっています。ただ、私は感情というものについてですね…

 

「そんなにも考えているせいで遅れてしまったら、R3に嫌われてしまいますよ?」

 

何!だと!そんなばかな、あの子が私を嫌いになるわけ。

 

「彼はああ見えて私たちよりも歳上で、何より実践経験豊富です。そんなかれに嫌われたら大変ですよ?」

 

わかりました。ジャーヴィス急いでやりましょう。

 

そうしていると玲様がこちらに声をかけてきた。

 

「フライデー?出港の準備は良い?アスナもチェック良い?それでは出港します。全員シートベルトを、しめて。」

 

さあ、こんな星とはおさらばです。

 

「あー、玲。次の目的地をいうぞ?次はタトゥイーンだ。ちょっと通常のハイパードライブだと時間がかかるかも知れないが、しょうがないさ。」

 

あの砂漠の星ですか。いったいどのような事のためなのか。この男はいつもわからないですね。



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