新訳・とある時王のハイスクール   作:海神アグル

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絵「μ'sと!」

ダ「Aqoursの!」

「「雑談コーナー!イェイ!イェーイ!」

花「そう言えば…」

凛「どうしたの、かよちん?」

花「昨日の深田◯◯さん主演のドラマに、マスタークやってた役者さん出てたね」

ル「前川◯◯さんだよね?ルビィも見てたけどビックリしたよ~」

花丸「その他にもキバをやってた瀬戸◯◯さんや、1号の藤岡◯さんも出てたずら!」

善「仮面ライダー祭りね。そのドラマ」

梨「私善子ちゃんの動画見てたから、そのドラマ見てないな~」

善「善子じゃなくて、ヨハネ!後動画見てくれてありがと!」

梨「どういたしまして♪」

絵「……何この会話?エリーチカついていけないチカ」

ダ「私もですわ……」

希「ポンコツ元生徒会長同士、ベストマッチやね」

千「ではでは~、どうなる第6話!?」

海「そろそろ感想欲しいですね……」



episode6

左方のテッラ。

 

神の右席のメンバーの1人。

 

まさかここでそんな大物と出くわすなんて。

 

ついてねぇな……。

 

いやそれより……。

 

「何で美猴が黒歌といるんだ?」

 

気になったのはここだ。

 

前世では黒歌がヴァーリの所に潜入捜査してたから一緒にいたけど、別行動取ってる今は合流する筈が無い。

 

そう思って訊ねると、美猴が言う。

 

「元々俺っちは冥界にスパイとして来てたのよ。そしたら待機してる俺っちの前に黒歌が転移してきたから、何事かと思って尋ねようとしたら、テッラとか言う奴に襲われた訳」

 

そんな背景があったのね。

 

まさか待機してる美猴の前に転移してくるとか、黒歌もついてねぇな。

 

まぁ事情が分かったら後は簡単。

 

先ずはテッラを退ける!

 

そう思って構えるが、テッラはその綺麗な女性顔を涼しげな笑みに歪めた。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

「フフッ、まあそう慌てないで。今回は君と戦うつもりは無いですよ」

 

「なんだと?」

 

「今回は君と直接会ってどういう人間か見ようと思っただけです。そこでそこの猫又ちゃんに尋ねたら、警戒された上にそこのエテ公共々、攻撃されたので反撃しただけですよ。まぁ、軽く恐怖を抱かれちゃったけど」

 

そうやって雑談するように話すテッラ。

 

軽く恐怖を抱かれちゃったって、軽い感じで言ってるけど、この黒歌がそこまでの状態に陥るって、相当な事をした証拠だぞ!?

 

やっぱ許せねぇ……!

 

「あんたに戦う気が無くても、俺にはあんたを殴る理由がある!黒歌を……家族同然の彼女をここまで追い詰めたんだ。絶対にあんたを倒す!」

 

「イッセーちん……」

 

ちょっと顔を赤くしてる黒歌を他所に、俺とレイヴェルはドライバーを着ける。

 

そしてそれぞれウォッチを起動!

 

《ZI-O》《ウォズ!!》

 

同時にスロットに装填する。

 

《アクション!!》

 

俺はロックを解除して、独特な待機音を鳴らしながら変身ポーズを取る。

 

レイヴェルもディスコチックなメロディを流しながら優雅に佇む。

 

「変身!」「変身」

 

2人で同時に言うと、俺はドライバーを回して、レイヴェルはレバーを起こす。

 

《ライダータイム!カメーンライダー!ジオウ…!》

 

《投影!! フューチャータイム!スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!!》

 

当然、背後のエフェクトからライダー文字がテッラに向かっていくが、それはテッラが何かを呟くのと同時に跳ね返された。

 

「優先する。人体を上位に。ライダーシステムを下位に」

 

ライダー文字が当たったテッラは無傷な上に吹き飛ぶ事もなかった!

 

なっ…!?

 

一体どういう事だ!?

 

これには流石のレイヴェルも動揺する。

 

すると美猴が言う。

 

「どういうタネなのかは知らんが、俺っちの如意棒も跳ね返されたんだぜい……」

 

なんだと!?

 

やっぱりヴェントと同じく、こいつも特殊な術式を使ってるのか?

 

その考えを肯定するように、テッラは言う。

 

「跳ね返すのはちょっと違うかな?僕が使う術式の名前は『光の処刑』。元はこの世で絶対の存在である神…神の子を人間が処刑したことで順位が入れ替わったことに由来するものでね。これは『あらゆる物や事の優先順位を設定できる』と言うものなんだ」

 

なっ…!?

 

なんだよそれ!?

 

普通にチートじゃねぇか!!

 

そう思ってると、テッラのTシャツの袖から大量の小麦粉が流れ出てきた!

 

なんか、イマジンに憑依された時の雰囲気に似てるな。

 

「更に言うとこの術の副産物として、『神の肉』たる小麦粉を自在に操る能力を得た。例えばこんな風に」

 

言ってテッラは小麦粉でギロチンを形作ると、それを俺に投げてきた!

 

「くっ!」

 

《ジカンギレード!ケン!》

 

俺は何とかジカンギレードで防ぐが、なんだよこれ?

 

小麦粉で作られたのに、ものすごい重量がある。

 

切れ味は無いが、鈍器にはなるぞこれ。

 

テッラは小麦粉で簡単な人形を作ると、それに何かを入れながら言う。

 

「僕は自分なりの流儀として、悪人以外にアナザーライドウォッチを埋め込むのは好きじゃなくてね。これで代用するよ」

 

《シノビィ…》

 

そうして小麦粉人形は異形の存在に変貌する!

 

黄色の複眼には瞳があり、まるで骸骨が紫の忍装束を着たような怪物。

 

その名は『アナザーシノビ』!

 

まさかミライダーのアナザーまで出してくるなんて!

 

「ではごゆっくり」

 

テッラはそう残して小麦粉を粉塵のように巻き上げると、そこから消えていた。

 

クソッ、逃げられた!

 

いや、それより問題は目の前のアナザーシノビだ!

 

どうする……?

 

仮面ライダーシノビになれる人を俺は知らないし、もしなれる人がいても運良く来てくれるとは限らない。

 

でも……俺の後ろにいる小猫ちゃんと黒歌を守るにはやるしかない!

 

「行くぞレイヴェル!」

 

「仰せのままに!我が魔王!」

 

俺はレイヴェルと共に、アナザーシノビに挑んだ。

 

 

一誠sideoff

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎side

 

 

ジオウはジカンギレードで、ウォズはジカンデスピア・ヤリモードでアナザーシノビと斬り合いを始める。

 

ジオウは横に、縦に、斜めにジカンギレードを連続で振るうが、アナザーシノビは腰に帯刀してる刀でそれを全て捌いていく。

 

そしてジオウの腹に蹴りを入れて後退させると、すぐにウォズがジカンデスピアを横に振るってきたので、それを刀で防ぎ、掌底を顔に浴びせる。

 

「ぐっ…!?」

 

後退するウォズ。

 

しかしすぐに体勢を直すとジカンデスピアを目にも止まらぬ早さで連続で突き出していく。

 

「はぁぁぁああああああああ!!」

 

それらをアナザーシノビは首を傾げる最小限の動きだけでかわすが、不意に来た胸への一撃で吹き飛ぶ。

 

ゴロゴロ転がるアナザーシノビ。

 

その隙にジオウとウォズは追撃に行くが、アナザーシノビが放った炎で足止めを食らい、その隙にアナザーシノビは自分の影に潜り、ジオウの影から出るとジオウを蹴り上げ、

 

「ぐっ…!?」

 

再び影に潜ると、今度はウォズの影から出て、ウォズを刀で斬り飛ばす。

 

「きゃっ!?」

 

これによりダウンする2人。

 

「イッセー先輩!レイヴェル!」

 

「イッセーちん!」

 

慌てて小猫と黒歌が駆け寄り、抱き起こすが2人は直ぐには立てない。

 

その隙にアナザーシノビが歩み寄ってくるので、小猫と黒歌は牽制に構えるが、自分達では倒せないと本能で分かってるので、手が震えてしまう。

 

アナザーシノビは、仮面ライダーシノビの力でしか倒せない。

 

最早絶望しか無いと思ったその時。

 

 

 

《カメンライド・シノビ》

 

 

 

その音声が響いた直後、アナザーシノビを何者かが蹴り飛ばした。

 

「何…?」

 

黒歌は思わずそう呟く。

 

彼女達の前に現れたのは、アナザーシノビだった。

 

だが今転がってるアナザーシノビよりよっぽどヒーロー然とした風貌をしていた。

 

その名は『仮面ライダーシノビ』。

 

ジオウはその姿を認識すると、驚くように言う。

 

「本物の仮面ライダーシノビ!?」

 

シノビはその言葉に応えるように、ジオウ達の方を振り向くと、一つ頷いてからアナザーシノビに向かって走っていく。

 

そして勢いをつけた飛び蹴りを食らわせ、背中にある忍者刀を抜くと×字に何度もアナザーシノビを斬っていく。

 

斬られる度にその箇所から火花を散らすアナザーシノビ。

 

何とか形勢を変えようと後方に跳び、炎を発するが、

 

《ストロング忍法!!》

 

同じくシノビが放った紫色の火炎で相殺される。

 

アナザーシノビは今度は竜巻を繰り出すが、シノビは先程と同じように両手で印を結び、忍法を発動。

 

《メガトン忍法!!》

 

巨大な紫色の竜巻をアナザーシノビの竜巻と激突させ、融合させるとアナザーシノビに向かわせ、吹き飛ばす。

 

上空を舞うアナザーシノビ。

 

その隙にシノビはウォズの元に向かい、自ら紫の光の粒子になると、ウォズのブランクミライドウォッチに吸い込まれる。

 

そしてそれは、『シノビミライドウォッチ』に変わる。

 

「これは……」

 

「シノビのウォッチ……レイヴェル、お前がアナザーシノビを倒せ」

 

そう言った一誠の言葉にウォズは頷き、起き上がるとシノビミライドウォッチを起動。

 

《シノビ!!》

 

ウォズミライドウォッチとシノビミライドウォッチを交換、ウォッチのカバーを開く。

 

《アクション!!》

 

すぐにレバーを起こす。

 

《投影!! フューチャータイム!》

 

直後、ウォズは緑の球体に囲まれ、その球体に向かって紫の光線が三方向から投射され、球体も紫に変わる。

 

《誰じゃ?俺じゃ?忍者!フューチャーリングシノビ!シノビ!》

 

最後に紫のシノビ文字が顔に貼り付くと、ウォズはアンテナ・胸部装甲・両肩の紋章に手裏剣の意匠を持ち、腹部から下半身にかけて『シノビアーマライナー』という紫色の布らしき特殊装備が存在、首元にはシノビ同様に紫色のマフラーを巻いた姿になった。

 

『仮面ライダーウォズ・フューチャーリングシノビ』の登場だ。

 

《カマシスギ!》

 

ウォズ・フューチャーリングシノビはジカンデスピアをカマモードにすると、空から落ちてきたアナザーシノビに向かってゆっくり歩み寄る。

 

それに気づいたアナザーシノビは刀を持ってウォズに走っていくが、ウォズはジカンデスピア・カマモードで先に斬りつける。

 

「はっ!」

 

鑪を踏んで後退するアナザーシノビ。

 

そんなアナザーシノビにウォズは何度もジカンデスピア・カマモードを振るう。

 

「はっ!ふっ!はぁぁっ!」

 

先程までの劣勢が嘘のような優勢だった。

 

アナザーシノビは一旦影に潜るが、シノビの力を纏ってる今のウォズには無意味な事。

 

ウォズも同じように影に潜ると、影の中でアナザーシノビと何度もぶつかる。

 

一回、二回、三回とぶつかり、ようやく打ち上げられるように出てきたのはアナザーシノビの方。

 

対するウォズは余裕だった。

 

ウォズはビヨンドライバーのレバーを開いて、すぐに戻す。

 

《ビヨンドザタイム!忍法・時間縛りの術!》

 

その後、ジカンデスピア・カマモードで持ち上げたアナザーシノビに緑の電流を流し、空中で停止させる。

 

「分け身の術ですわ」

 

レイヴェルがそう言うと、ウォズは6体に分身、空中で停止してるアナザーシノビを取り囲むと、6体1人ずつジカンデスピア・カマモードを振り下ろし、

 

「やぁっ!」「はぁっ!」「やぁっ!」

 

「はぁっ!」「やぁっ!」「はぁっ!」

 

最後に一斉に振り下ろした。

 

「「「「「「はぁぁぁっ!!」」」」」」

 

火花を散らして、小さく爆発したアナザーシノビは地に落ちる。

 

「…分身ってすごい。けど…」

 

「ちょっと苛めにゃ…」

 

小猫と黒歌がウォズの所業に不満を漏らす。

 

3体の分身を消したウォズは、タッチパネルのカマアイコンを押してから、三回程スワイプさせる。

 

するとかなりテンポの早い、高まるような待機音が流れる。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!」

 

《フィニッシュタイム!一撃カマーン!》

 

直後、ジカンデスピア・カマモードの刃に緑のエネルギーが集まり、2人の分身がアナザーシノビを左右から斬りつけた後、本体のウォズが前から斬りつけてトドメを刺した。

 

「そりゃ!」

 

アナザーシノビは火花を散らしながら空中に大きく吹き飛び、空中で爆発。

 

そこから落ちてきたアナザーシノビウォッチも壊れたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

この様子を遠くから左方のテッラ、本名:右左 拓飛は眺めていた。

 

「まぁそうなるか……。ディエンドめ、余計な事を」

 

口ぶりは忌々しそうだったが、その顔はどこか嬉しそうなテッラ。

 

あの時現れた本物のシノビ。

 

あれは仮面ライダーディエンドが呼び出したシノビだったのだ。

 

「次は誰にしよう?」

 

そうテッラが思案していると、後方から声がかけられた。

 

「随分と面白そうじゃないか。失敗したのにね」

 

そちらを振り向いたテッラは、途端に機嫌の悪そうな顔になった。

 

そこにいたのは、黒半分に白半分と綺麗に分けられた変なシャツを着た、青い風船を持つ男だった。

 

テッラは今度こそ本当に忌々しそうに言う。

 

「何しに来たのさ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレギア……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本当はこの作品のテッラの外見を描いた挿絵を貼ろうと思ったのですが、何故か上手くいかないので、このまま投稿しました。

後々出来たら貼りますので、今はテッラの外見は「やがて君になる」の「七海燈子」をイメージしてください。

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