ワールド・フロンティア レジェンドヒーローズ   作:青龍騎士

119 / 125
OP︰UNLIMITED BEAT


第112話 薫VS鎌足

 ファンタジアのセントラルエリアにある軍事基地では、一般軍の兵士達が敵が来るのを待機していた。

 

「あーあ。なんで、俺達がこんなところで基地を守らなきゃいけないんだよ。」

 

 兵士の一人の発言にもう一人の兵士が彼に視線を移す。

 

「しょうがないだろ。英雄派のオールスターメンバーは異世界からの敵に立ち向かう使命がある。それに比べて俺達一般軍は使い捨ての駒、部品いや歯車としてこの国を守る役目を負わされているからな……擦り切れるまでな」

 

「確かにそうかもな……英雄派のオールスターメンバーは全員が能力者揃い。それに俺達を足下に転ぶ石にしかみてないんだよ…」

 

 兵士の一人がため息を付いた直後、一人の兵士が慌てながら駆けつけてきた。

 

「おい!炎帝魔界の戦況カメラを見ろ!」

 

「いったいどうなって……な!?」

 

 なんとソレスタルビーイングが20隻の戦艦を相手に立ち向かい、激闘を繰り広げていた。

 

「ソレスタルビーイングもまさか炎帝魔界に来ていたとは……」

 

「あいつ等は紛争を終わらせる為に尽力しているみたいだが、異世界に来てまでいったい何を考えているんだ?」

 

「分からない……でも彼奴らソレスタルビーイングは紛争根絶の為に炎帝魔界に向かったかもしれない」

 

「でも炎帝魔界は英雄派が…」

 

「…あくまで憶測だ…彼奴らのやり方は武力を持って武力を制する…矛盾だらけの組織だ。でもイールディの10年も続いた紛争を根絶しただろ?英雄派が守るのは身内だけだ。長い目を見れば恒久平和に繋がる足場をつくってるのかもしれない」

 

「そうかもな……さて、どうなるのだろうかクラウス……」

 

「世界は試されてるのかもしれない。ソレスタルビーイング、彼等の行動がカギを握るのかもしれない。私たちは見極める必要があるんだ……」

 

 クラウスに一般軍の兵士達は無言でうなずき戦況カメラを見ながら考える。ソレスタルビーイングの目的と意図を英雄派が見ようともしなかった真意を探ろうと戦いを見続けた

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 同時刻、第3のステージでは薫と鎌足が既に対峙していた。

 

「大切な人を思うのは誰だって同じ。でも、勝負は常に非情だという事を忘れないで。」

 

「もちろんそのつもりよ!さあ、行くわよ!」

 

 ゴングの音が鳴ったと同時に、鎌足は鎖分銅を回転させ、そのまま薫に向けて投げ飛ばす。

 

「おっと!」

 

 薫は左に回避した後、すぐに斬撃を仕掛けようとする。

 

「させないわ!」

 

 だが、鎌足も鎌で攻撃を防ぎ、そのまま間合いを取る。

 

「前より強くなっているわね……」

 

「志々雄様の為にも負けられないわ!」

 

「私も剣心の為に負ける訳にはいかないから!」

 

 薫と鎌足の戦いは激しくなり始め、どちらが勝ってもおかしくない展開となろうとしていた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

 その頃、試合を観戦しているメサイアは真剣な表情をしていた。

 

「愛する者の為に戦う覚悟か……これは苦戦するのも無理ないだろう……」

 

「ああ……だが、薫殿がここで勝たなければ、志々雄の元には辿り着く事は難しいでござる。」

 

 剣心が真剣な表情をした直後、何処からか咳の音がする。

 

「ん?」

 

 メサイア達が咳のした方を見ると、キン肉マンと万太郎が布団に入りながら咳をしていた。

 

「あー、咳が止まらん。」

 

「何やっているでござるか?」

 

「僕も駄目……」

 

「アンタもか!」

 

「わしは腰が……」

 

「って、先帝も何やっているんだよ!!」

 

 真弓もボケてしまい、メサイアは思わずツッコんでしまう。

 

「アンタ達、いい加減にしてください!人が戦っているのを放っておくのですか!?」

 

「だって一騎打ちの戦いに援護する事はできないんだもん。」

 

 キン肉マンの発言にその場にいる全員が黙り込む。

 

「た、確かに……一刻も早く終わらせないとまずいだろう。果たしてうまく行くかがどうかだが……」

 

 メサイアの真剣な表情にチヅルも頷くしかなかった。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「乱弁天!」

 

「なんの!」

 

 鎌足は大鎖鎌を頭上で回転させ、鎌と鎖分銅との波状攻撃で周囲の物を斬り払うが、薫はジャンプして空中回転した後、強烈な斬撃で鎌を破壊する事に成功する。

 

「鎌が破壊されたわね……では、これならどうかしら?」

 

 鎌足は石突を鎖の輪にはめ、高速回転させ始める。

 

「来るみたいね……」

 

「これで終わりよ!弁天独楽!」

 

 石突が高速回転しながら掬い上げようとするが、薫は回避したと同時に、鎌足に接近する。

 

「躱された!?」

 

「これで……どうだ!」

 

 薫の斬撃が見事炸裂し、鎌足は前のめりに倒れてしまった。

 

「見事ね……この勝負は私の敗けよ。」

 

「大切な人を思う気持ちは私の方が上だったわね。いつでも相手になるから!」

 

 薫は笑顔で応えた後、その場から転移した。

 

 

第3試合:神谷薫VS本条鎌足

 

勝者:神谷薫

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「薫殿!」

 

 薫は剣心達の元に戻った後、すぐに彼に近づく。

 

「勝ったわ!」

 

「お主が無事でよかったでござるよ……」

 

「心配かけてごめんね。これで残るはあと6試合。でも、油断はできないわね……」

 

「ええ。それにその内の一人は十本刀に所属していない者となっていますが、その正体については分かっていません。」

 

「そうか……いったい誰なのだろうか……」

 

 メサイアが真剣な表情をする中、第4試合が始まろうとしていた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「さて、次は俺の番か……」

 

 第4ステージではディケイド(ツ)が首を鳴らした直後、夷腕坊が出てきた。

 

「お前が相手か……」

 

「ぐふ♡」

 

「大体分かった……なら、ここはこいつでやるとするか……」

 

『KAMEN RIDE HIBIKI!!』

 

『FORM RIDE HIBIKI KURENAI!!』

 

 ディケイド(ツ)は響鬼にカメンライドし、さらに響鬼紅へとフォームライドする。

 

「からくり人形如きで俺を倒す事なんて無駄だ。」

 

 ディケイド響鬼(紅)は音撃棒から火炎弾を放った瞬間、すかさずファイナルアタックライドのカードを入れ始める。

 

『FINAL ATTACK RIDE! H・H・H・HIBIKI!!!』

 

 そのまま『音撃打・灼熱真紅の型』を発動させ、夷腕坊に火炎を纏った強烈な連打攻撃を叩き込む。

 

「終わりだ。」

 

 夷腕坊が爆散した直後、中から外印が出てきた。

 

「ゲホッ!ゴホッ!まさかやられてしまうとは……」

 

「正体はこいつか……出て来たとこ悪いがさっさと終わらせて貰う。」

 

『FINAL ATTACK RIDE! D・D・D・DECADE!!!』

 

 カメンライドを解除したディケイドはすかさずディメンションキックを外印にくらわせる。

 

「ぎゃああああああ!!」

 

 外印は強烈な一撃に吹き飛ばされると倒れてしまい、そのまま爆発したのだった。

 

「ま、こんなものか。」

 

 ディケイドが手を叩いた後、彼はその場から転移した。

 

 

第4試合:ディケイド(ツ)VS夷腕坊

 

勝者:ディケイド(ツ)

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーー

 

 

「ほう……あの仮面ライダーはなかなかやるじゃねえか。」

 

 炎帝魔界にある居城の天守閣では、志々雄がディケイド(ツ)の戦いに興味を示していた。

 

「しかし驚きましたね。まさか夷腕坊の中に人がいたなんて……」

 

「俺も予想外だったな……さて、次は張とソニックの試合だったな……噂によればソニックは本来の機体を壊されたと聞くが、張にどう立ち向かうか見物だな。」

 

 志々雄は由美に酒を注いでもらい、コップごと飲み干した。




ED:大丈夫(シャルロットVer)

薫、ディケイド(ツ)が勝利し、残るは5人です!

では、感想をお待ちしています!

ソレスタルビーイングのやり方は正しいと思うか?

  • 正しい
  • 間違っている

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。