異世界で目覚めたら時の王   作:覇邪轟麟

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じっと見つめる五ブリンさん

作業は明日かららしい。まあ切って打って嵌めるだけなんだろうけど。

 

今日はテトの部屋で一緒に寝る。

 

何やら部屋を借りてるとか。

 

「ほぉ~。」

 

良い木の匂い、新築じゃないらしいけど、それにしては片付いてる。

 

「意外と広いんだな。」

 

「でしょ~。住み心地良いんだよ~。」

 

嬉しそう。そんなに気に入ったのか。

 

ベッドを確認。うん、テト以外使ってないね。

 

もしテト以外の臭いが付いていようものなら、俺は暴走したるで。

 

「何してるの?」

 

気付けばベッドに顔を埋めていた。

 

テトよ、お願いだからそんな冷たい目で見ないでくれ。

 

「どうやら、この世界に変態はいないようだ。」

 

「ああ、うん。」

 

まあこの話はここで終らすとして。

 

「ウィザードに変身できるってことは、魔法も使えたりして?」

 

「ん、使えるよ。」

 

『コネクト』

 

ウィザードの赤い魔方陣が出てきた。おー本物じゃん。

 

「ほいっ。」

 

テトがコーラを二本取り出した。どっから?

 

「この世界、コーラなんてあったの?」

 

と疑いつつも飲んでしまう。本能には抗えない。

 

「ないよ、元の世界から持ってきた。劉君、冷蔵庫に大量に入れてたじゃん。」

 

元の世界と繋がってるとは。ん、ってことは・・・。

 

「じゃあ、あっちにもいけるんじゃあ。」

 

「行けるよ~。」

 

「ソルェヲファヤクイエエエエエーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」

 

つい叫んでしまった。あ、因みに「それを早く言え」って言ったさ。

 

「あ~ごめんごめん。うっかり忘れてた。」

 

てへぺろと言わんばかりに舌を出すテト。全く・・・

 

「そろそろ寝よう?」

 

あ~、明日早起きだった。ヤバいヤバい。

 

「オヤス。」

 

「お休み~。」

 

結局同じベッドで寝る。狭い。けど、テトと添い寝。

 

ラッキー。

 

(まさか、擬人化しかペットと添い寝するなんてな。)

 

 

時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時

 

 

朝。いや、早朝。

 

日の出とほぼ同時に起きた。

 

現在午前3時47分。

 

いつもなら寝る時間。

 

「おはよ~劉君。」

 

もう起きてやがった。こっちの人間は早起きだねぇ。

 

「ぁあ、ふぁぃよ。」

 

朝は呂律が回らない。

 

顔を洗って着替えて。飯あるかな?

 

「テト~。食い物ある?」

 

「その箱ん中だよ。」

 

木箱をあけたら、冷蔵庫だった。

 

これ箱まで冷えてやがる。ヒ~冷たい。

 

魚ばっか入ってる。さすがニャンコ。

 

刺身やら缶詰めやら焼き魚やら。

 

冷やす必要のないものまで入ってた。

 

朝飯は刺身。やっぱりコネクトで取り寄せた物。

 

まあ変わらない味だった。

 

外へ出てみると、既に準備が始まってた。

 

皆めっちゃ元気。オタクにとっては辛い時間制。

 

「ざーす。」

 

手当たり次第挨拶してって。地図を見せてもらう。

 

森側を重点的に作るらしい。結局は町全体を囲むんだけど。

 

というか今更だけど、これ町じゃなくて村じゃない?

 

地図に"ムラ"って書いてあるし。

 

「そこには触れないであげて。」

 

テトは察したらしい。

 

俺もノコギリや金槌を貰って作業に入る。

 

作業自体は苦じゃないけども、あちぃ。

 

夏ってのは分かるけどあちぃ。

 

そら汗もだらっだら出るよ。

 

そして遠くにちゃっかり見えるゴブリン。

 

バレバレ。

 

(こりゃあ襲ってくるな。)

 

一応ドライバーは装着しておこう。

 

 


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