異世界で目覚めたら時の王   作:覇邪轟麟

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七転び零回転

撃ちまくる。

 

寝転びながらだから狙いにくい。

 

も~、イライラする~。

 

それでも、効いてはいるようで。

 

弾が当たるたびに「ギュウウ。」って言ってるし。

 

ってかこれ酷い絵だな~。

 

だって寝転んでる仮面ライダーがゴブリンストラを蜂の巣にしてんだぜ?

 

チビッ子の憧れるカッコ良さは最早ないね。

 

「アデデデデ。」

 

立てるようにはなった。

 

ドォォン!

 

鉄球が真横に飛んできた。あぶね~。

 

ゴブリンストラが目を押さえて悶えている。

 

あ、目に当たった?ごめんねストラ。

 

足が痛いけど突撃。

 

ジカンギレードをケンモードに変形。

 

距離はそんな離れていないからすぐに攻撃。

 

奴は目を押さえているから気付いていない。

 

「あああっ!」

 

一斬り。腹がスッパリ斬れたストラだけど、まだまだ奴はピンピンしている。

 

「劉君!」

 

「えっ?」

 

『バインド、プリーズ!』

 

ゴブリンストラの体が鎖で封じ込まれた。

 

「テト!?」

 

すっかり忘れていた。

 

「早く!今のうちに!」

 

ん?ああ、そういうことね。

 

『タイムブレイク!!』

 

跳んで~、キィィィーック!!

 

ゴブリンストラに直撃、それと同時に奴は爆発。

 

ふぅ、終わった。

 

「はぁ、はぁ。」

 

ガクッと跪く。

 

ライドウォッチを取り外して変身解除。

 

「はあぁ~。」

 

脱力して、その場に寝転んだ。

 

いきなりこんなハードな戦いは辛い。

 

「大丈夫?」

 

テトが背中を支えて起こしてくれた。

 

癒しじゃあ~。

 

「あ~もう。疲れた・・・。」

 

「お疲れ~。」

 

テトのなでなでだ~。

 

もう死んでもいいかも。

 

「村の皆は?」

 

「ん、全員生きてるよ。」

 

せめて、助かったと言って欲しかった。

 

「行くか。」

 

「足大丈夫?」

 

「なんとか・・・」

 

しかし、引きずってしまう。

 

まあ仕方ないや。

 

 

時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時時

 

 

「皆~生きてるか~?」

 

ついた早々に生存確認をしたが。うん、皆いるね。

 

「あらら、大丈夫?」

 

ガタイの良いおばさんに支えられる。

 

あ~どもども。

 

「劉君、しばらく座ってて。」

 

「あ、りょうか~い。」

 

おばさんに肩を貸してもらいながらベンチへと移動。

 

本当にガチガチの筋肉やん、この人。

 

村の皆が何やら話している。

 

テトもはしっこだけど混ざっている。

 

輪の中心には若いマッチョが。

 

(リーダー的な?)

 

話がおわったのか、皆が仕事へと戻っていく。

 

輪の中心にいたマッチョのお兄さんが近寄って来た。

 

「やあ、さっきはご苦労様。今日はもう、休んでくれて構わない。また明日、頼むよ。」

 

「ん。」

 

お兄さんが去っていく。

 

帰るか。

 

「テト~。」

 

「ん、どうしたの~?」

 

「俺は先に帰るけど、どうする?」

 

「ん~。じゃあ私も一緒に帰るよ、おばさんも良いって言ってたし。」

 

さっきのおばさんらしい。

 

色んな知り合いがいるんだね~。

 

「じゃあ劉君、行こう。」

 

「ん。」

 

余談だが、この夜は筋肉痛に襲われた。ヒ~。

 

 

 


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