仮面ライダーオリス SECOND 2068 〜Re:EPISODE〜 作:G・himagin
そのアナザーライダーの顔はヒビが入った紫の半透明のガラス瓶のようなものでありヒビ越しから目や嗤っているかのような口が見え、両側から鰐の口のようなものが強い力をかけて挟んでいた
両肩からは紫の煙が、肩から肘には生物的な皮膚のようなものがあり、肘から手先までは紫の鉱物のようなもので構成されており、足も同様である。
ベルトはアナザーグリスと同様のものだったがゼリー飲料のボトルではなく機械で出来たボトルのようなものが着いていて、アナザーグリスにはあったパイプが無くなっていた
顔の半透明のガラス瓶のようなものには右頬にあたる部分に【ROGUE】左頬にあたる部分に【2017】の文字があった
「なにあのアナザーライダー!?」
「有り得ない……!」
オリスはそのアナザーライダー…アナザーローグの存在はありえない、そう言った
アナザーフォーゼの攻撃を回避しながらジオウはオリスに聞いた
「どういうこと!?」
「仮面ライダーローグは仮面ライダービルドの第4ライダー、アナザービルドが消えた今、オリジナルの存在しないアナザーローグの存在はありえないんだ!」
『当然ダ……私ハ、違ウ世界カラ奪ッタンダカラナ……!オリス、貴様ヲ始末スルタメ!』
「ッ!?ぐぁぁぁぁぁっ!?」
アナザーローグはオリスの目の前に現れたと思った直後アナザーローグはローグのクラックアップフィニッシュのように足の鉱物から展開したエネルギーの牙、クランチャーファングAを両脚で相手に噛み付くように挟み蹴りを繰り出し、そのまま回転してオリスを吹き飛ばす
その一撃でオリスは基本形態に戻り、エレキステイツライドウォッチはアナザーローグの前に落ちた
『コレハ……ナルホド……面白イ!』
『エレキステイツ!………エレ…エ、エエエ………エレキステイツ……!』
エレキステイツライドウォッチを起動したアナザーローグ、直後エレキステイツライドウォッチがアナザーウォッチとアナザーフルボトル*1に変えた
「なっ!?」
『サテ……』
アナザーローグはベルトのボトルをアナザーフルボトルに変えた
『エレキフルボトルフィニッシュ……!』
しかし直後、時間が止まった
しかし止まっているのはアナザーローグとアナザーフォーゼだけらしい、ジオウ達は仮面の奥で困惑の表情を浮かべる
「今のうちに避難した方がいいぞ、このイレギュラーなアナザーライダーがどうなるか、俺にもわからんからな」
「な、なんで!」
「今ここでお前に死なれるのは困るものなのでな」
ジオウ達は2018年に帰還した
そして時が動くとアナザーローグはスウォルツに怒りの表情を浮かべた
『……』
「まずは変身を解除してもらおうか、
『……チッ』
ツァイトと呼ばれた女性は変身を解除した
「なんのつもり、スウォルツ。新しい王を生み出す目的に外れてるわよ?」
「お前がしたことは面倒事を増やすだけだ。それにヤツにはまだ使えるところがあるのでな」
「……」
「今回は引け、貴様の出る幕ではない。出たら……わかるな?」
「…………」
ツァイトは不満を隠さずに2018年に向かった
2018年。山吹カリンはアナザーライダーだけでなく草加雅人という男からも襲われる。
彼女を守ろうとするツクヨミのところに現れた新たな男、乾巧が現れツクヨミとカリンを助けた
深ま2つの力を持つアナザーライダーとカリンの謎2011年から始まったと思われた事件はもっと根の深い事件ではないかと改めて事件を調査し直す
ソウゴと巧、そしてレイはカリンの護衛。ツクヨミとゲイツは事件の再調査
そこでカリンが15年前……2003年に既に交通事故で亡くなっているという事実と死んだ筈の彼女が15年もの間、歳をとらずに生きてきたということを知ってしまう
アナザーライダーの目的は山吹カリンを生かし続けることが目的だと知る
またカリンを調査していたソウゴたちも天ノ川学園で如月弦太朗から今日で2人目の天秤座の十八才になる女子生徒の存在を知り、その生徒の元に向かおうとするとレイのみ引き留められる
「ちょっと待ってくれ!」
「? どうかしたのかい?」
「俺のダチから送られてたもんだ、わりぃ、すっかり忘れてたわ」
レイは弦太朗から青いライドウォッチ、メテオライドウォッチを渡され、ソウゴと巧を追う
そして3人はゲイツたちからアナザーライダーの目的を教えられソウゴたちも2人目の天秤座18才の女子生徒のことを教える
そしてアナザーフォーゼ マグネットステイツが襲撃してきた時、山吹カリンはアナザーフォーゼにもうやめるように頼むも聞き入れられず襲うも巧と雅人により妨害されて去る
そして巧からファイズライドウォッチを渡されたソウゴはゲイツに渡し、2003年に向かったゲイツを見送るとレイと共にアナザーフォーゼをもう一度倒しに行く
そして戦いながら再度フォーゼアーマーになったのを見るとレイは紺と金の横に長いライドウォッチを取り出す、ジオウは知らないライドウォッチを見て驚く
「え、それって…?」
「少し違う世界の人から貰った力だよ、
『オリス!』
『ゲート!』
「変身!」
『ライダータイム!』
『仮面ライダー オリス!』
『アーマータイム!』
『WORLD GATE KEEPER!ゲート!』
両肩にライドキーを模した《ライドキーショルダー》、右手にはゲートガイアソード
「仮面ライダーオリス ゲートアーマー…なんだけど世界が変わったからかな?随分変化した気がする……」
そう言いながら襲いかかるアナザーフォーゼのチェーンソーモジュールによる攻撃をゲートガイアソードOで防いでガンブレードキーOで斬り、吹っ飛んだ所にジオウが放ったブースターモジュールが2つとも命中し少しふらついたがこちらに肩に装着されている大砲の標準を合わせて連続で放ってくる
「僕ももう1つの新しい力を使おうかな?」
『メテオ!』
オリスはメテオライドウォッチをアクティブモードにして起動し、ジクウドライバーに嵌っているゲートライドウォッチに入れる
『RIDE CROSS TIME!TYPE METEOR!』
メテオアーマーが出てきてオリスが小突く、すると分解して砲弾から2人を守りつつ装着されるがその最中に色や形状が変化してメテオストームアーマーになり《仮面ライダーオリス ゲートアーマー タイプ メテオストーム》へとなる
「仮面ライダーオリス ゲートアーマー タイプ メテオストームだ」
「長くない?」
「長いね」
そう言いながらメテオストームシャフトを取り出してメテオストームの口上を言う
「僕の
「グルルゥ……ガァァァ!!!」
そしてアナザーフォーゼがガトリングモジュールとランチャーモジュールも追加され、自分達を1度苦しめた攻撃を来るのを見たオリスはゲートライドウォッチのボタンを押す
『GATE!METEOR!LIMIT WORLD FINISH!』
「メテオストーム……パニッシャァァァァァ!!」
全砲門からミサイル、砲弾、銃弾が飛んでくるよりも少し早くメテオストームシャフトからストームトッパーが射出され、少し遅れて放たれた全弾丸を切り裂きアナザーフォーゼ マグネットステイツに何回も命中し、マグネットステイツのアーマーを完全に破壊して廃工場の天井をつきやぶる
「いくよ!」
「あぁ!」
『フィニッシュタイム!フォーゼ!』
『リミット!タイムブレーク!』
「ロケットきりもみキーック!」
そしてロケットきりもみキックを食らったがなんとか耐える
『ハァ……ハァ…』
「あ、この攻撃は倒すためのものじゃないから」
『ナッ!?』
ジオウがそう言ってアナザーフォーゼが驚いた直後
ズガァァァァァン!!
アナザーフォーゼの上空からストームトッパーが落下しアナザーフォーゼにトドメをさした
そしてアナザーファイズも倒され、山吹カリンが消滅したあとにクジゴジ堂に戻ってきた4人は食事を取っていたがソウゴの質問で雰囲気が固くなる
「そういえばなんで俺はオーマジオウになったの?」
「……僕が2つ目のジクウドライバーを作った時、試作型タイムマジーンが暴走して歴史に穴が空いて、そこにジクウドライバーとブランクライドウォッチが流れた、それが最低最悪の魔王に時間軸のソウゴ君の所に流れたのさ」
「だから2068年ではオリスは『オーマジオウを創り出した悪魔』と呼ばれている」
「……ジクウドライバーで初めて変身したのはレイなの?」
「うん」
空気が重くなっている中、4人は食事を終えてそれぞれ部屋に戻った
『あのクソスウォルツがぁぁぁぁっ!!!私の計画を、邪魔しやがって!!!!』
廃ビルの一室、ツァイトは荒れていた
彼女の予想通りならば今回の戦闘でオリスは始末出来た
それなのにスウォルツに計画を邪魔され、挙句邪魔をするなと釘を刺された
「いや……まだ大丈夫だ………!これさえ使えれば!」
ツァイトは卓上に置かれたそのベルトを見て笑みを浮かべた
「まあいいわ、気楽……には出来ずとも、オリスを始末する力を蓄えなきゃ、ね……」
ツァイトは壁にもたれかかるように眠った
アナザーローグ、アナザークローズマグマは半レギュラーで登場します
というかツァイトさん登場早すぎやしません?最初から登場してましたよね?