仮面ライダーリベリオン   作:ラララ

2 / 2
一話あとがきを修正。

リベリオンのマキシマムを

カリバーのマキスロ・ベルトのマキスロ、どっちに挿しても『リベリオンストライク』

カリバーがリベスト、腰マキスロだと『ライダーキック』

に変更したよ。やっぱたかが技名と言えど区別しないと分かりにくいかんね。作者がね。


Rの来訪/風の都

「いやーまさか飛べるとは思ってなかったなー」

 

「言ってる場合か。早く追いかけろ」

 

 現在、レイドはマシンイノセンターを駆り高速道路を爆走していた。

 視線を上空に向けると、凄まじい推進力による高速飛行を駆使し、逃走する一体の怪人(ドーパント)の姿が見える。

 

「はー、俺も飛んでみたいなー。何とか飛べるようにとか出来ねーの?」

 

「無茶言うな。リベリオンメモリは近接戦闘に全リソース割いてるんだぞ、これ以上アップデートしたら容量超えてパンクするだろ」

 

「だったらせめて銃とか作ってよ。遠距離相手には射程(リーチ)が無いとキツいって」

 

「お前な……というか、そもそもあの外見からメモリが『Rocket(ロケット)』だってコトくらい分かるだろ。なんで真っ先にスラスターを壊しておかなかったんだ」

 

「え、それ早く言ってよ!?分かるワケねーじゃん」

 

「分かれそのくらい……!!」

 

 レイドに向けて、サイドカーに乗っていた千都が溜息を漏らした。

 戦闘中に逃走したロケット・ドーパントを追う二人だったが、ある事に気づいたレイドが声を上げる。

 

「ハカセ、この方向って……」

 

「ああ、まさかこんな形で風都入りする事になるとは……予定とは違うが、まぁいいだろう。急ぐぞ、レイド」

 

 ドーパントを追いかける間に、二人は目的地である風都へと近づきつつあった。千都に促され、レイドは更にバイクの速度を上げていく。

 

「これは案外……早く会えるかもしれないな」

 

「誰に?」

 

「そのうち判るさ」

 

 レイドは千都の意味深な発言に、首をかしげる他なかった。

 

 ーーーーー

 

 風都警察署内では、『超常能力を操る敵』の出現によって、既に各方面の人間が動き始めていた。

 そして、怪人の跋扈するこの街において、人々を守り、戦いを続ける『この男』もまた────

 

「失礼します!照井警視、応援要請が入っています」

 

 入室してきた刑事がそう伝えたのは、赤いジャケットを纏った一人の人物。

 

 

「分かった……すぐに向かう」

 

 

 鋭い双眸を持った彼は、短く応えると現場へと出動すべく立ち上がった。

 

 戦いへと赴く、その男の名は─────

 

 ーーーーー

 

 飛行時間の限界を迎えたロケット・ドーパントは、スラスターの出力を下げて路上へと降下する。

 この飛行能力さえあれば、いつ如何なる状況であろうと、安全地帯へと逃げ切れるものと過信していた。

 しかし、完全に振り切っただろうと考えながら背後を一瞥すると、そこに立っていたのは──────

 

 

「やっと……追いついたッ!!」

 

 

 剣を肩に乗せ、黒のマントを揺らす白い仮面ライダー。

 先程自分を圧倒していた、あの青年が変身した戦士だった。

 油断していたロケットに、リベリオンの鋭い一撃を止める術は無い。

 斬り上げるような刃を胸元に喰らい、火花を散らしながら大きく吹き飛ばされた。

 

「もう逃がさねえぞ……こっちも昼メシ懸かってんだからな!!」

 

 荒削りでありながら、付け入る隙を与えない程の連撃が間断なく叩き込まれていく。一方的に攻められていたロケットは、銃器のような武装を備えた両腕を振り回し、強引にではあるが距離を取った。

 

 そして、その両腕に青いエネルギーを集中させていく。

 

「んん?何だアレ……」

 

 レイドが疑問の声を漏らしたが、ロケットはその答えを示すように両腕に収束させていたエネルギーの集合体を撃ち出した。

 

「あ、ミサイルかアレ!」

 

 ロケットの両腕から射出された二発のエネルギーミサイルが、呑気な事を口走っていたレイドの元へと迫る。

 相当な破壊力を持っていると思われるその砲撃は、仮面ライダーと言えどまともに喰らえば只では済まない威力に見えた。

 

 しかし、当のレイドは全く焦った様子も見せず軽く剣を振り上げる。

 

 そして、

 

 

「フッ!!」

 

 

 鋭く一歩踏み込むと、構えた刃を振り抜いた。

 

 一閃。

 

 そう呼ぶに相応しい剣速の一撃が、エネルギーミサイルを叩き斬っていた。

 

 しかし、それは正確に言えば間違いで。

 射出されたミサイルは()()

 即ち、レイドは瞬く間に繰り出した()()の斬撃によって、それぞれの攻撃を捌いたのだった。

 

 それ程の離れ業を、洗練された『技量』ではなく、研ぎ澄まされた『感覚』と凄まじい『膂力』のみを以ってやってのけたレイドは、鈍い輝きを放つリベリオンカリバーをロケットへと向ける。

 

「終わりか?」

 

 

 

 ────勝てない。

 

 本能にそう告げられた、ロケットの行動は速かった。

 即座に身体中の全エネルギーをスラスターへと集め、得た推進力で飛び上がりそのまま離脱を計る。

 

 しかし、

 

「今度は、逃がすか!!」

 

 その行動を見越していたレイドは、手に持った剣をロケットに向け投げ放った。

 その背中目掛け放たれたリベリオンカリバーは、ロケットに飛行能力を与えていたスラスターへと突き刺さる。

 制御を失ったロケットが、無様に暴れながらも空中から墜落していった。

 

 レイドは、怪人が地上に激突し周囲の人間に被害を与える前に、ドライバーからメモリを抜きつつ走り出す。

 そしてリベリオンメモリを、ベルトの右側に備えられたマキシマムスロットに装填し、スロットのボタンをタップした。

 

《REBELLION・MAXIMUM DRIVE》

 

 増幅されたメモリの力が、レイドの右脚へと収束していく。

 その輝きが最大限まで達した瞬間、ロケットに向けて駆け出していたレイドは大きく跳躍した。

 

「ハアアァァッ!!」

 

 気合いと共に、必殺の一撃をロケット・ドーパントへと叩き込む。

 地上に墜落するより早くリベリオンの飛び蹴りを受けたロケットは、豪快に吹き飛ばされ、そして爆発した。

 

 こうしてレイドは、見事ドーパントを撃破した

 

 

 

 

 

 

 

 …………のは良かったのだが、ドーパントの爆発がその付近で横転していたタンクローリーを誘爆させる。

 幸い運転手は逃げ出していたようだったが、少し爆発の規模が洒落にならないレベルに達してしまっていた。

 

「…………ま、別にいいよな。ハカセも派手にやれっつってたし」

 

 大炎上する道路を眺めながらも、勝手に自分を納得させたレイドはドライバーからメモリを引き抜き変身を解除する。

 千都の元へ戻ろうと振り返ったその時。

 

 

 

 

 

「止まれ。……少し話を聞かせてもらう」

 

「…………ん?」

 

 振り返ったレイドの目の前には、赤い装甲と青のモノアイを持った『仮面ライダー』が立っていた。

 

 ーーーーー

 

 

「何だと?ガイアメモリをか?」

 

 風都の探偵『左 翔太郎』は、仲間である刑事の『照井 竜』からの連絡に怪訝そうな声を返した。

 

 彼が言うには、一般道で法定速度を明らかに超えて暴走していたバイクを発見したらしいが、連行したそのバイクの乗り手がガイアメモリを所持していたとの事。

 

「けどなんでソレをわざわざ俺に連絡した?別にお前一人で片付けられんだろ」

 

 しかし、何故ガイアメモリを発見した程度の事を自分に伝えたのかが解らなかった。この街では日常茶飯事とまではいかないが、翔太郎や照井にとってはガイアメモリは仕事上それなりに見慣れた物ではあったからだ。

 

『いや……実は、彼が所持していたのはガイアメモリだけではないんだ』

 

「?どういう事だ?勿体ぶってねえでもっとちゃんと説明─────」

 

 珍しく口を濁す照井に、翔太郎が痺れを切らしたその時だった。

 

 

 

 

『────確かに道交違反に関しては悪かったと思ってる!!けどドーパント確保に協力したんだ、せめて酌量の余地くらいあるだろう!?』

 

『ハカセー腹減ったー!!』

 

『分かったからちょっと待て!あー……済まないが刑事さん、カツ丼とか置いてないか?』

 

『嫌だラーメンが良いー!!』

 

『我儘言うな!!』

 

 

 

『…………とにかく、出来る限り早く来てくれるか。こちらも少し立て込んでいるんだ。ああ、それからフィリップも必ず連れて来てくれ。頼んだぞ」

 

「は!?いや待てオイ、今ドーパントって言ってなかったか!?オイ、切るな照井、もっとちゃんと説明しろォーっ!!」

 

 どうやら取調室にいると思われる照井は、やけに疲れた声音で一方的に翔太郎の電話を切った。

 しかし翔太郎には、照井の背後から聞こえて来たと思われる女性と青年らしき二人の人物の声がどうにも引っ掛かっていた。

 

「どうなってんだ……」

 

「どうしたんだ、翔太郎。何か面白い事でもあったのかい?」

 

「俺が聞きてえよ……」

 

 

 翔太郎は、カーテンの奥から姿を見せた自身の『相棒』に声を返すと、パソコンの電源を切り椅子から立ち上がった。

 

「とにかく行くぞ。照井が呼んでる」

 

「照井竜が?事件かな?」

 

「さあな。とにかくメモリ絡みって事だけは確かだ」

 

「成程……解った、行こう」

 

 翔太郎の言葉を受けた少年もまた、手に持っていた本を閉じると小さな笑みを浮かべながら立ち上がる。

 

 

 

 彼のその瞳には、何時も消える事はない好奇心の光が宿されていた。

 

 

 




感想とか結構来たら連載にするかもしんない。
もち批評も大歓迎な(´-ω-`)b

ヤバい、続きが浮かばん。という訳で展開のアンケートや

  • TV版の続き(ただしオリ敵出さざるを得ん
  • 風都探偵に介入(極力漫画のエピソード遵守

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。