鬼夜叉と呼ばれた男   作:CATARINA

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お気に入り気が付いたら1000超えてた。なにこれぇ。

顔文字ウザイ(超翻訳)と言われたので無くしてみた。
どうだろうか?


拝啓■■へ。

ああ、幸せだったな。ホント。

 

拝啓。前世の妹へ。

 

急にいなくなってゴメンな?まあ保険にも入ってたし学費は心配無いだろ。

俺は今、戦国時代で美人なお嫁さんをもらい、可愛らしい娘にも恵まれました。

どうにか見せてやりたいくらいです。

 

さて、貴女が青春を謳歌している今頃、私は………

 

毘沙門天様と第六天魔王様に両サイドから今にも引き裂かれんとしています。

きっと貴女が見たら両手に花だねと嫌味のように言うでしょうが。

最期にこれだけ言っておきます。

 

 

 

 

たすけて。■■

 

 

 

 

「ハハハハ」ミチミチ

「フフフフ」メキメキ

 

 

あのー。吉?姉さん?そろそろ離してくれない?

「何を言うか夜叉。この暴力女にお主を近寄らせとうない。」

 

「何を言ってるんです?夜叉君?ほら、女狐なんかほっといてお話しましょう♪」

 

ちぎれる!ちぎれる!

ああ、茶々よ。ゴメンな。父さんここで死ぬかも。

 

そもそもどうしてこうなった?

 

 

 

いつもの様に吉のとこに遊びに来て…

鷹狩して帰ってきて…

後ろから吉に押し倒されて…

喰われる直前に誰か来たらしくて…

それが姉さんだった。

 

助かったと思った半刻前の俺よ。

 

莫迦野郎。

 

「だから言ってるじゃないですか!私は夜叉君を迎えに来たんです!」

 

「フン!夜叉は儂のモノよ!そう易々と明け渡すか!」

 

いや、俺は俺の物だろ!?

百歩譲って市の物ならわかる。

アンタら妻子持ちの所有権を争うなよ!!!!

 

「夜叉君!私はもういっぱい我慢しました!もう限界です!」

姉さん…俺一週間前に行かなかったっけ?

 

「それがなんですか!誰にだって限界は有るんですよ!

              …具体的には今すぐ襲いたいぐらいムラムラしてます!!!」

 

「それを儂に言うか!?儂だって寸止めで苦しいんじゃが!!!」

 

止めろお前ら。

 

「そもそも貴女夜叉君の何を知ってるんですか?身長は?体重は?好みのタイプは?」

 

「六尺二寸半、二十貫半。好みは儂の妹。おそらく胸はB~Dが好みじゃ!」

 

「ぐっ…」

なんで知ってんだよ。あと最後の日本の単位じゃねえから!!

 

「で、でも夜叉君の初めては私が貰ってます!初子は私が産みましたし。」

 

「くっおのれ…」

 

「可愛かったですよ?あのときの夜叉君は。終わった後に怯えた目で私を見る夜叉君はたまりませんでした。」

うん、留まらなかったよね、貴女。少なくとも片手は超えてた。

 

そうこうしてるうちに話はヒートアップ。

どんなって?

 

話の八割は放送出来ないわこれ。

 

「(見せられないよ!)!!!」

 

「(謎の光)!!!」

 

止めろお前ら!人の夜の話で盛り上がってんな!!!

作者ァ!!!止めろやぁッ!!!

 

作者「愉悦!愉悦!」

おい、前書き後書き以外に降臨するな、お前!読者様。どうかこの男に裁きを!

 

読者「「「「「愉悦!!!!!!愉悦!!!!!!」」」」」」

ダメだこいつら…

 

 

「あ~埒があかんのう、もう良い!これで決めてくれる!!!」

「望むところですとも!」

 

何で飲んでんだよ。刀しまえ!槍しまえ!銃しまえ!

ああ、クッソ。

 

ザクッ!!!

 

「「え。」」

 

ああ、全く、痛てぇな。オイ。

 

「あ、あ、あ、済まぬ!済まぬ夜叉!」

「夜叉君!?血が、血が!」

 

「正座。」

 

「「へ?」」

 

「正座ッ!!!」

 

「「ハイッ!」」

 

あのなぁ、お前ら。

武器はダメだって。

頼むから殺し合いは辞めてくれよ。

 

「「でもコイツが。」」

ん?

「「ハイ。」」

宜しい。

 

 

 

よし、俺が良いって言うまで正座ね。

ピシャリ

 

まったく。世話が焼けるぜ。ホントに。

あ、森くん。ゴメン。

「医者呼んでくんない?」ドサッ

 

「夜叉の兄貴!?」

 

 

 

 

 

おれはしょうきにもどった!

痛ァい。助けてくぇれぇ…衛生兵!

 

「ほら、傷に染みるわよ?」

 

「ぬぼぁーっ!」

 

痛い。

「文句言わないの。」

分かってます。ありがとうございます帰蝶さん。

 

「やれやれ、ホントあの子ったら。」

 

いつも思うんだけど。帰蝶さんって何者?

傷の手当は勿論、何かやたら情報知ってるし気が付いたら背後取られてたりするし。

あれか?NINJAか?NINJAなのか?

 

「夜叉君?」

 

「あ、いや、何でも無いです。ハイ。」

まさかな、ハハハ。

 

「ふふっ。」

 

 

 

「吉~姉さん~おはよ~ってえぇぇ!?」

 

「夜叉…足が…」

「 」チーン

 

あっ。

『俺が良いって言うまで正座ね。』

 

ゴメン!二人とも!

 

 

 

「酷いのじゃ。」

「酷いです。」

 

これは俺が悪い。ゴメン。

「というか夜叉君!傷は大丈夫なんですか!?」

 

あ、何かもう大体治ったよ……あれ?

 

 

 

やたら高い再生力の原因は景虎姉さんだった。

何でも子供の俺を可愛がる余り(性的な意味でも)毘沙門天の加護を乗っけたらしい。

いや、そこまでは知ってるよ。聞いたから。

濁った瞳で『これでもっとデキますね。』って言われた時は死にたくなった。

で、俺の名前は猿夜叉丸。猿『夜叉』丸だ。

 

何か毘沙門天の眷属の夜叉と半ば同一存在になってるらしい。

マジ?

 

じゃあお前まさか『ミンナニハナイショダヨ』ああ、うん。

 

一晩中話し合ったからか仲直りしたっぽい。良かった。

史実だと仲違いして戦になるからね。

 

俺も帰るか。市ー今帰るぞー

「まぁ待たんか。夜叉。」ガシッ

「待ちましょうよ。夜叉君。」ガシッ

 

離して?

「いやー儂結局お預けで悲しいんじゃがの~」ギリギリ

「まぁ、裸の付き合いとも言いますしねぇ。」ギリギリ

HA☆NA☆SE!!!

「裸の付き合いなら風呂でも行ってこい!俺が間に入る意味よ!?」

 

「まぁ、この場合は裸の突き合いとも言うかの。」

 

止めろや!ここはR版じゃねえんだよ!

全年齢対象のKEN☆ZEN(但し逆レはされる模様。)な小説なんだ!

 

まぁ、良い。よく考えたら今まで未来の知識をあんまし使って無かったし、ここで人類の叡智を見せよう。

 

 

「Flash bang!」

 

「ぬわっ!?」

「目が!目がぁっ!」

 

フハハハハ。騙して悪いがこれも仕事でな。

 

ハハハッ!見てたよ、ルーキー。なかなか、やるじゃない?ちょーっと、時間かかったけどね!

 

「あらぁ、何処に行くのかしらぁ?」

 

あっ。はい。

 

ドーモコンニチハ、キチョウ=サン。サルヤシャ=マル、デス!

アンブッシュは一度まで!

パァン!!!

猫騙し。シンプルだが、これで決まりだろ!

「キャッ!」

ゴメン帰蝶さん。でもこれで!

「夜叉様~♪」

アイエエエ!?イチ!?イチナンデ!?

 

「お姉様から…」

 

『夜叉が刺されて倒れた!』と。

 

早くない?一晩しかたってないよ?

「さてと、夜叉。」

「これで逃げられませんね?」

「ふふふっ、やってくれるわぁ……///」

あ、帰蝶さん照れてる。可愛い(現実逃避)。

 

いや!まだだ!まだ終わってない!

作者!作者は何処だ!

 

作者「さぁ、ご唱和下さい!」

読者一同「「「「「愉悦ゥ!愉悦ゥ!」」」」」

 

このクソがァァァァ!!!!!!ズルズル

 

 

 

上杉謙信と織田信長

 

天正四年、信長と謙信の関係が悪化。

あわや戦かとなった際、双方と関係の深い浅井長政によって戦は回避された。

両国の民は長政に深く感謝し、長政を良く慕う事となった。

 

 

 

 




今更ですが最後のWikipediaモドキは現代にどう伝わっているかを表しています。

つまり現代では夜叉君はメッチャ強いバイのやべーやつと思われています。

夜叉「何でだぁ!?」

皆さん!ご唱和下さい!!!

愉ー悦!!!愉ー悦!!!


次回から最終回です。ん?ハッピーエンド多いな・・・

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