鬼夜叉と呼ばれた男   作:CATARINA

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UAが伸びる伸びる
((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ 怖い。
皆そんなに逆レが好きか。
今回本文超短いよ!
今回からネタ率も高めて行きます。


親友

「なんだおまえ!みてんじゃねぇ!」

 

「何だ餓鬼?そんなもの振り回してんじゃねぇ、危ねぇんだよ。」

 

「うるせえ!じゃまなんだよおまえ!」

 

今なにしてるって?

小牧山城への途中で5歳くらいのガキンチョに絡まれてる。

槍なんか振り回すなよ危なっかしい。

 

「なますぎりにしてやるぜ……うおおおおおわらえ!『にんげんむこつ』!」

 

「ほいっと。」

 

「あー!?」

 

「鍛錬が足んねぇなあ。槍は振ってから届くまでに誤差が有る。鈍らな腕じゃ取られて終わりだな。……まぁ、見込みはあるな、精進しろよ?ガキンチョ。」

 

「チキショー!!!!!!つぎはかつ!!!!!!」

 

いやぁ、生意気なガキンチョは可愛いねえ。将来性も有るし連れて帰りたいくらいだぜ。

 

 

小牧山城に着いた。ん、歓迎の酒盛り?いや、結構。さっさと信長殿に会わせてくれ。

 

武具は預ける。姉ちゃんに貰った奴だから丁重に扱ってくれ。

折ったり欠けたりしたら、間違い無く殺されるから。

 

「北近江の小大名、浅井家頭首、猿夜叉丸と申します。此度はお目通しの事感謝致します。」

え、誰だお前って顔してんな。俺だよ。挨拶は大事。古事記にも書いてあるしね。

「うむ、大義であった。面を上げい、『夜叉』よ。」

 

オイオイ、まさか。マジかよ。

頭を上げるとそこに居たのは

「さっきの女じゃねぇか!?何でだよ!?」

やっべ、素になっちまった。後方に居る老け顔の男からの殺気が凄い。

 

「フハハハハ!是非も無いよネ!」

 

史実仕事しろやぁぁぁぁあ!!!!!!

景虎姉さんも信長も女じゃねぇか!どうなってんだ!

 

「うむ、夜叉よ。口調を崩すが良い。其方がそう呼べと言ったのだからの。」

 

「あーうん。助かる。……アンタ女だったのな。」

 

「フハハハハ!女である事に問題でも有るか?」

 

「いや、役立たずのヘタレなんかよりよっぽどいいさ。女だから戦えない道理は無いしな。」

主に軍神とか景虎姉さんとか上杉謙信とか。未だに勝てない。

 

「うむ!気に入ったぞ夜叉!此度の件は実に単純よ、浅井と織田間で同盟を結びたい。

無論、そちらの不利益になるようにはせんし、断るも自由じゃ、どうする?」

 

ここが勝負所、か。

俺に任せると言った家臣達の顔。故郷の大地。景虎姉さんとの約束。

俺の答えは決まってる。ぜんぶ守ってやるよ。

 

「無論だ、信長殿。此度の同盟受けさせてもらおう。」

 

「そうか、そうか!是非も無し!では早速宴を「但し。」」

 

「信長殿、幼名をお教え下さるか?」

 

「何故じゃ?」

 

「……」

 

「…吉法師と呼ばれておった。」

 

「そうか、俺が個人的に求める条件はもう一つ。俺と友達になろうか、吉法師。」

「…………」

「どうだ?」

 

「フハハハハハハハハ!!面白い!面白い奴じゃの!夜叉!良かろう!今日から其方と儂は友じゃ!光秀!酒を持てい!今宵は宴じゃ!!!!」

 

なんとか上手く行ったか。信長が朝倉に勝手に攻めたのは此方に信用が無かったから。

無いなら作ればいい。それが友人なのだから。

 

この後吉法師が下戸だと知った。その癖酒好きとかヤバいな。

宴の後もダル絡みしてきたんで、寝室でお話(と追加の酒盛り)してたら、

怒ったり笑ったり妹を嫁にやるとか支離滅裂だった。

終いには泣きながら女として生きられないもどかしさを喚いてるし。

……大変なんだな。きっと俺にはとても出来ない事だし、吉法師は凄いよ。

そう伝えると一層泣くし。

友達として泣き止ませようと手を伸ばしたら腕を掴まれて押し倒された。え?

おい、吉法師!何のつもりだ!おい馬鹿止めろ舌舐めずりをするな、服を脱がすな!

あ、ちょ本当に止めて、お願い、誰か助けてエェェ!!!!!!!

 

 

信長と長政

 

同盟を申し出た信長に対し、大将自ら赴くという奇策にて応じた長政。

偶然にも女装して妻の帰蝶、妹の市と共に街に出た際に長政と遭遇。

長政は気が付いて居なかったとされるが、彼の好青年ぶりをいたく気に入った信長は同盟を懇願。長政は同盟の条件として信長に友人になる事を条件とし、信長はこれを快諾し、幼名を名乗り続けた長政に自らの名の一文字を授け、公の場では自らを猿夜叉丸から長政と名乗るようになった。同盟相手ではなく友として接する事を望んだ長政はお互いを幼名で呼ぶ事とし、いつしか二人は無二の親友となるほどとなった。また、お互いが死去するまで一度も裏切りや独断専行無く、義兄弟であっても二人の友情は揺るがなかったとされる。

近年では、同盟相手ではなく友人としての関係を望んだ長政の外交的手腕が評されている。

 

 

(ここから先はpixiv、ニコニコ大百科風なので読まなくても大丈夫です。)

 

織田信長と親友の関係であった浅井長政だが、死の瞬間までお互いを裏切らなかった事。

会う度に肩を組んで酒を飲み交わすとされる程仲が良かった事。

信長が男色家として知られる事から、一部の腐女子、貴腐人から絶大な支持を得ている。

当サイトにも幾つかの絵が投稿されており、#長×信や#信×長のタグで閲覧できる。

史実の程は不明だが、生前の友人関係からどこぞの毘沙門天の化身とのカップリングもされている長政。そういった需要に追われる長政君は泣いてもいい。

 

 

鬼夜叉と鬼武蔵(おだのやべーやつら)

 

同盟を結ぶ為に小牧山城を訪れた鬼夜叉(浅井長政)に対して当時6歳の鬼武蔵(森長可)が戦いを挑み、あっさり負かされたのが始まり。その後家督を継いだ後も長可にとって長政は目標であり頼れる兄貴分となった。長政の死後も彼の娘茶々が居るという理由で秀吉側につくなど高い信頼が見て取れる。お互い常に最前線で戦い続けたという逸話のため、

(鬼武蔵は蛮行も加味。)二次創作では二人ともやべーやつとして描写される事が多い。

 

戦国無双の長政…無双奥義の最終段で狂ったように笑いながら広範囲の敵を切り刻む。

BASARAの長政…バサラ技 大太刀の連斬→槍で薙ぎ払いつつ打ち上げ→爆発弓でトドメ

Fate/GrandOrder…二人とも狂戦士適正有り。ホントに何だお前ら。

 

 




夜叉君は逆レ体質なのか?
まぁ単にFateのノップ×帰蝶に違和感を感じたからこうなったんですが。
一話の構成が似通った小説が有るとか。
面白かったです。 どうにか差別化を計らないと……
戦国時代編のラストが二パターン考え付くんですよね。
BADENDとTrueENDって感じで。Happy?なんの話しですかね。(愉悦)

戦国時代編最終回どうしたい?

  • BADEND
  • TrueEND
  • どっちも書け。
  • HappyENDにしろやオオン!?

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