4章から先は思いつくのになぁ。
マシュちゃんが目を覚ました。
「良お~~~~しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしいい子だマシュちゃん!お前なら出来ると信じてたぜ!いやぁ、良かった良かった!」
本当に良かった、もし死んだらどうしようって俺ァ心配で心配で。
あ、キャスターもアリガトな。保護のルーンかけっぱだったお陰で全力を出せた。
大丈夫か?もう立てるか?
「もうやめて長政さん!マシュの体力はもう0よ!!!」
ん?何で?俺がマシュちゃんに何か手を出すと?
冗談キツイぜ、もう正直いっぱいいっぱいだ。
そもそもマシュちゃんもマスターちゃんも俺からしたら娘みたいなもんなんだよ。
ほれ、頭を出しなさい。
狼狽えるマスターちゃんとオドオドするマシュちゃんをわしゃわしゃと撫でる。
よく茶々達もこうして撫でてやったなぁ。
アイツらも英霊になってりゃまた会えるんだが。
さて!マシュちゃんの悩みも解決したし、出発しますかぁ!
……おっと、何か不満そうね。所長ちゃん。一人だけ蚊帳の外で寂しかったとか?
「違うわよ!何を言ってるのかしら……ったく…………」
………まぁ、話さんでもいいさ。
二人と同じようにわしゃわしゃと頭を撫でる。
何すんのよ!とキレられたが、まあ仕方ないだろ?
そんな寂しそうな顔されちゃ、ほっとけないんだよ。
道が長いでござる………休憩しようぜマスター。
準備万端だって?嘘つけ、顔色も悪いからな。
お茶ー!茶を持ってこーい!
さて、お加減は如何かなマスター?
「美味しい…………!?」
「何故紅茶の入れ方を知っているのでしょう………?」
いや、一応紅茶は昔から輸入してるからね?
たまにキメすぎてヤバいもの作る要因になるけど。
所長さんもお代わり如何かな?
「1杯で充分!そもそも私は珈琲派と心得なさい!」
成程、じゃ今度会えたら最高に美味い珈琲を入れてやろう。
「じゃ、今からどう批判するかゆっくり考えさせてもらうわ。」
上等だよ、ハハッ。エスプレッソでいいな?
「所長と長政さんが一触即発です………!」
「なんで仲良くできないかな。もう。」
「いや寧ろありゃもはや仲良いんじゃねぇか?」
いや、ここは一周回ってマンダリンを呑ませるとか……ッ!?
伏せろ所長!
「ふぎゃあ。何すんのよ!」
俺の下で文句を言う所長を抱き抱えたまま離脱する。
弓か。
「大事なアフタヌーンティーを邪魔するたぁ、無粋な奴だなぁオイ!」
射手は二十時方向か。
よし、所長ちゃん。しっかり着地しろよ!
「へ?………ええええぇ!?」
所長ちゃんを放り投げて安全圏に逃がしつつ射手の第二射を凌ぐ。
見えた。
矢をつがえ、弓を構える弓兵を狙撃する。
チッ…避けられたか。
距離が開きすぎだ。
お茶会は終いだ!洞窟の中まで走るぞ!
中にも何か居るらしいが、そっちとかち合わせるワケにも行くまい。
キャスター。頼んだぜ。
分からない。何も分からない。
だが、私は……俺は、彼女を守らなくてはならない。
故に、障害を排除する。
たとえ相手が歴戦の英霊でも。
殺気。即座に離脱。
先程まで立っていた場所が砕け散る。
これが弓の一撃だと言うのだから笑わせる。
姿を現したのは狂戦士の英霊。
成程。強いな。
私の数倍は修羅場を超えてきたのだろう。
「良い腕だった。時代が時代なら部下に欲しかったぜ。」
「光栄だな。かの英霊に認められるとは。」
だが、関係無い。
何時だって自らより強大な英霊に向かってきた。
今更恐怖は無い。
「名は?」
「忘れた。守護者とでも呼んでくれ。」
「良かろう、守護者。…我、織田信長が盟友、浅井長政也。」
英霊の、いや、『浅井長政』の目付きが変わる。
双剣を構え、しっかりと相手を見据える。
本物に
成程。良い目をしてやがる。
惜しいな、時と場合が噛み合えば、部下に欲しかったってのにな。
弓兵なのに双剣か。面白い。
「オーケー。いざ、参る。」
英霊と守護者の戦いが始まった。
お互いの守る物の為に。
メタルギアライジング面白かった。