…………チッ。
手応えはあったが殺しきれちゃいねぇな。
しかも逃げられちまったしな…
あーあ、面倒クセェな。
まぁ、いいさ。後はこの世界に生きる皆に任せるとしますか。
んじゃ改めて、久しぶりだな市ちゃん!!!
元の時代ないし元の世界にここ数年くらい帰ってなくてな……
こうして渡り歩いて見聞を広げてんのよ。
年齢も関係無いってのは有難いよなぁ…ハハハ………
「お父さん!」
おーよしよしジャックちゃん。お父さんだぞーよしよーし。
可愛いなぁ……
んん…名残り惜しいが時間だな。
退去の時間だし、俺はまーた抑止のボンクラが追っ掛けて来そうだからな。
三十六形逃げるにしかずってね。
ん、所長ちゃん伏せてー。
ボヤボヤと呟きながら所長を押し倒して抱え、所長の背後に当たる部分に刀を突き出す。
「ッ!?……ガッ……」
ああ、今回は
悪ぃね、もう少しお話ししたら帰るからさ。
拳一閃、鉄拳聖裁。お疲れ様ー。
………とまぁ、こんな感じでな。
どの世界に行っても悪質なストーカーに絡まれて嫌になるぜ……
ま、いいさ。何となく来てみた世界だがこんな出会いが有るとはなぁ。
面白いな、人理焼却。正直ざまぁみろとしか思わないけどね。
そう言うワケにも行かないのが大変だな、お前らは。
さてと所長ちゃん。
「!?」
因みにこの間、長政は所長を押し倒し、所謂お姫様抱っこで抱えたままである。
端的に言えば気に入ったぜ、マスター。
サーヴァントじゃない事に気が付いて無かったのもまぁ、それも面白いしな?
ハハハハ、怒るな怒るなって。
また縁があったら呼んでくれよ。
その言葉を最後に、オルガマリー達の視界はホワイトアウトした。
おまけ
さて…態々待っててくれるとは律儀な子じゃないか。飴ちゃんをやろう。
「貰おう。…もぐもぐ、そうだぞもぐもぐ、魔神さんはもぐもく、偉いんだもぐもぐ」
あーあー口にものを入れたまま喋るなっての。
…なんというか手のかかる娘って感じかね?可愛いじゃないの。
というかそもそもフォーリナーには関与しないって話じゃねぇのかよ。
こっちとしては何してても絡んで来てウザったいんだよな…
……あ、もしかして俺がまだ生きてるからか?
フォーリナーとしての力を人間が使ってるからOUTって事?
…………こじつけだろ…新手の詐欺か何か?
あ、えーと何だっけ「魔神さんだぞ。」ああ、魔神ちゃん。
偉い魔神ちゃんをご飯に連れてってやろう。何食べたい?
「んー美味しいおでんが食べたいぞ。」
成程。丁度いい、久々に里帰りするからおいでよ。
一人くらいなら一緒に運べるからね。
そこの影から見てる白スーツ。
アラヤ君に宜しく頼む。この子借りてくぜ。
そう言って長政は魔神セイバーを小脇に抱える。
「………まいったな、何時から気付いて居たんだい?」
おい龍馬ァ、さっき俺たちが戦ってる時チラチラ見てただろ。
……いや、やめとこ。これ以上は汚くなりそうだ。
んじゃ、久しぶりに帰りますか。
愛しい故郷近江と、愛する嫁さん達の所に。
次章の予告(嘘)
「俺はそうは思わん。戦いこそが人間の可能性なのかもしれん。」
「世に文月のあらんことを…」
「ニンジャ・殺すべし」
「ダディャーナザン!!!ナズェミデルンディス!!!」
「モザンビーク・ヒア」
本当のやつ(↓)
「貴方は病気です。」
「病気ならどんなに良かったか…呪いだよ。」
『ジェネレーター再起動、システム稼働率150%_さらに上昇。ニューラルリンク再確立、痛覚遮断機能無効化、義体との親和率
「グッ…………ガッァ………」
『…どうかお忘れなく。敗北は認められません⚫⚫。任務を遂行しなさい。』
「ガアァァ■■■■_____ッ!!!」
「俺たちは