を流してもらえると読みやすいと思います。
「燃やせぇー!!!ハッーハッハッーハァ!!!汚物は消毒だァ!」
まず4人の中でも一際大柄な男が背中に担いだ火炎放射器を用いて敵を焼き殺していく。
粘り気のある炎は掠りでもすれば身体に纏わり付き、命を焼き尽くすまで消えることは無い。
「小汚ねぇ性欲モンスターのケルト兵共がァ!HAHAHAHA!!!」
「…おい
そう隊長と呼ばれた男が言い放つと同時に弓を構えていたケルト兵の頭部が爆ぜる。
「ほら見ろ。淡々と仕事を行う点では05が一番優秀だな……酒がなきゃ動かんが。」
『こちらイェーガー03…火力支援の必要は有りますか?』
気が付けば先程まで車を運転していた男が車ごと居なくなっていた。
『ああ、目標をマークした。やれ。』
『了解、エアストライクを実行します。』
隊長が色付きの発煙筒を敵が密集するポイントに投げると数秒もしない内に
何処からか飛来した戦闘機が機銃をもって一帯を掃討する。
『ヒット確認、グットキル。』
『褒め言葉と受け取っておきます。』
で?お前は働かんのか。
「勿論!優秀な兵士とは本当に必要な時しか働かないモノですよ!
それはそうと………先輩!暇なのでイチャイチャしましょう!」
一人でヤッてろ。
「イヤン…冷たい……」
『各々敵を殲滅しておけ、要救助者を回収する。』
『『『「ウィルコ」』』』
おい女。立てるか?
「…………うん。」
…服は…無理そうだな。着とけ、弾除けにもなる。
隊長は慣れた手つきで体表に着いた血肉を拭い去ると立香に自らのコートを着させた。
色々と話したい事はあるがソイツはここを抜けてからだ。
『
これからそっちに運搬する…命に関わる怪我は無いが殴られたようだ。
念の為___フローレンス、無線に割り込むな……ああ、念の為、先にそちらに連れて行く。
収容は…そうだな、サーヴァント三人に人間一人だ。準備を頼む。ソルジャーOUT。』
と、言う訳だ。すまないが大人しく着いてきてくれると助かる。
「どうしますか?先輩。」
「断る訳にも行かないし、着いて行ってみよう。」
……素直で助かッ…伏せろ!
そう叫ぶと同時に男は肩に掛けた銃を構えて射撃する。
合わせて八発の銃弾は寸分たがわずマシュの背後に迫る四人のケルト兵の頭部と心臓を捉え命を奪った。
クソ…数だけは多いな。
………ああ、またか。頭が痛い。
『プラン変更だ。03は05を回収した後、残りを回収して帰投しろ……後は俺がやる。』
『ヘイヘイヘイ、大丈夫かよ隊長?』
『03、後で04をシバいておけ。隊長命令だ。』
『了解…じゃあ回収用のヘリに乗り換えます。』
…おい02。要救助者ならお前の専門だろ。運べ。
ああ、心配するな、コイツは性格こそゴミクズだが腕は世界一のヤブ医者だ。
「そこのサーヴァント三人もだ。部下が回収に向かうから乗れ。」
残敵は七,八十人ってとこか。
悪くない、八つ当たりにゃ丁度良い。
「…あれ?父上?」「………似てる…いや、見た目は全然似てないけど…」
「はーい、お二人共~お姉さんに着いてきてねぇ~」
「待って下さい!確かに数が減ったとは言え一人にするなんて!」
「大丈夫よ、ウチの隊長は貴女たちよりよっぽど強いし。
それに…定期的に憂さ晴らししないといけないからねぇ。」
同時に今度はヘリに乗った03が現れる。
「さて、帰りますよ先輩方。隊長の癇癪に巻き込まれたら堪らないですしね。」
「まったくだ。あーあーもっと燃やしたかったんだがなぁ。」
「この男発言が危険すぎるんだよなぁ…」
『■ソッ!!!来■■った!■■■だ!』
『■め!よ■も俺の仲■■!』
『畜■!■■たくね■!死に■■ねぇ■』
思い出せない音が響く。
クソ…頭が割れそうだ。
俺は…俺は……
俺は誰なんだ…?
男は腰に下げたポーチからおもむろに注射器を取り出すとそれを自らに突き立てる。
身体が割れそうな程の苦痛に苛まれるがそれによって頭痛は治まる。
…………音が消えていく。
声が、顔が……記憶が消えていく。
ああ、これで良い。
そうだ、俺は、俺達は
それで良い。それ以上でも無く、それ以下でも無い。
俺達に過去は存在しない。
だから………
死角から投合された槍を見ずに回避する。
精神が落ち着いた影響か、やや世界がゆっくりと流れて見える。
恨みはねぇが、八つ当たりに付き合ってくれ。
___
そう言うと同時に男の身体が硬質で、それでいて生物的な機械鎧に包まれる。
そして頭部を覆うバイザーを下ろし、独り呟く。
「ソルジャー01、
戦闘が始まったから、一つだけ残った声を聞かなかった事にした。
『……■■■■■。』
どうせ誰の声なのかすら、思い出せないのだから。
見た目のイメージは
HALOのミョルニルアーマーとDOOMのアーマー
辺りを足して2で割って下さい。
分からない?FGOで森くんが着てるアレを近代化した感じだよ。