《アルカトラズside》
アルカトラズに向かった一行はワイバーンの強襲、ケルト兵の待ち伏せ、
そして門番のサーヴァントであるベオウルフと対峙するのだった。
「ちょっと待って下さい!私の活躍は?教団顔負けのサイレントキリングは?
先輩を惚れさせる程の大活躍はWhere?」
流石に可哀想なのでカッコ良いシーンダイジェストでお送りします。
「やったぜ。」
『フィン・マックール』
フィン「やあそこのお嬢さん達!少しお茶でも……ぬぼぁあ!?」
ラーマ「あぁ!?ランサーが死んだ!」
立香卯松竹王「「「この人でなし!」」」
02「あ、誰か仕掛けておいたクレイモア踏みましたねこれ。」
05「……かやくおおすぎじゃない?」
マシュ「…ま、まぁ、ギャグ補正でどうにかなりそうな雰囲気でしたし大丈夫でしょう…きっと。」
『アルカトラズ島への船路』
『皆!話の途中で済まないがワイバーンだ!』
05「ま た お ま え か」
02「親のワイバーンより見たワイバーン。」
卯松「もっと親のワイバーン見ろ定期。」
竹王「親のワイバーンとは一体……?」
05「とりあえずそげきして……ごめん、はずれた…」
フィン「ハッハッハッハ!この私は多少焦げた程度ではへこたれんよ!……ギャァア!?」
ラーマ「あぁ!?ランサーが死んだ!」
立香卯松竹王「この人でなし!」
『ケルトスレイヤー』
02「イヤァァアアッ!」
モブ兵「グワーッ!!!」
02「ドウモハジメマシテ、ケルト=ヘイサン。ソルジャーです。」
モブ「アイエエ!?テキヘイ!?テキヘイナンデ!?」
02「ハイクを読むが良い、イヤァァアアッ!」
ゴウランガ!
フィン「オタッシャデー!!!」
なんとソルジャー02は優秀なメディックであると同時にアサシンでもあったのだ、サツバツ!
ラーマ「ランサーが死んだ!」
立香卯松竹王「「この人でなし!」」
あまりに謎なノリについて行けないナイチンゲールを置いて一行は監獄に到達したのだった。
「いやぁ、何となくですがカルデアの皆さんとは気が合いそうですねぇ。
テンションの高い時の先輩と似たモノを感じます。やっぱり血縁者なのでは?
だったら丁度良い、娘さん。お父さんを下さい!」
「「何言ってんだこいつ」」
監獄の番人として立ちはだかるのはベオウルフ。
『バーサーカー』という言葉の起源にもなった大英雄である。
「ほう、何奴も此奴も歯応えが有りそうだ、誰から戦ろうか?」
「ならば余が…「待ちなさい、貴方は患者でしょう。」
「はいはーい!俺たちやりまーす!」
「………また勝手に決めるんだから…」
「何だぁ?まぁ、二対一ってのも楽しそうだが…引っ込んでな、お嬢ちゃん。」
そう言ったと同時に左右から精鋭ケルト兵が襲いかかる。
ケルト兵の精鋭は単騎で十人分の強さを誇る兵であり、サーヴァントと言えども不意を付かれれば多少苦戦しかねない程の強さを誇る。
しかし、
「半と、半。欠けたりて一人前となれねこの身よ。」
「集いて重なれ、我が父母の名に恥じぬ闘争を此処に。」
「「宝具展開、『二人羽織』!!!」」
半人前二人。
ならば合わせて一人になれば良い。
右に太刀。飛びかかるケルト兵を袈裟懸けに切り落とし。
左に小太刀。もう一方のケルト兵の喉笛を引き裂く。
「……何だ、随分と楽しそうな感じになったじゃねぇか。」
「一体一だよ、間違いなくね…さてマスター!今の内にシータさんを解放しちまいな!」
そう立香達に告げる。
身の丈は六尺弱、小太刀を下段に、太刀を上段に構えるその姿。
正しく浅井長政の息子そのものだった。
「うおっ、お前らちょっと待っ……「シャァァア!!!」なんとぉ!?
なんだテメェ育ちの良い顔して不意打ちか!面白いじゃねぇかチクショウ!」
「こちとら生憎と戦国で一番の卑怯者の息子でね!親父に言わせるなら…」
『あーもう!お前ら真面目かッ!!!汚い手、反則、ラフプレー。何でも使え、何でもだ!
良いか?結局の所最後はな…』
「『勝てばよかろうなのだァ!!!』ってな!」
シータを解放し、ラーマの呪いと傷を命と引き換えに癒す。
(内容が端折られ過ぎて分からないかもしれないが原作通りの点は基本的に簡略化とネタバレを防ぐ為に伏せてある。実際にプレイしよう。)
尤も、この時01ら暗殺チームによって呪い自体はニアピンで解呪されていたのだが……
その時、虚空より突然やや大きめの
「うわぁ!宝箱?何かあるよ!」
藤丸 立香、浅井長政の子孫。
その系譜故か多少無鉄砲な所があり、危険を招く事もある。
それが返って事態を好転させる事も多く、その姿は彼女の魅力の一つだが…
「開けてみようか!「先輩!危ないですよ!」大丈夫だって!オープン!」
今回はそれが裏目に出た。
………女の子?
箱の中に居たのはとても美しい少女だった。
身長は160cm弱、然しながら同性の目さえ惹く美貌とプロポーション。
「???何で箱の中に女の子が?おーい、もしもーし。」
過ぎた話を言うのも無粋だが、
もしこの時彼女が箱を開けなければ。
この少女を起こさなければ。
聖杯を回収出来なかったとは言え01達によって一先ずは今回の騒動は収束しただろう。
いつだって、たられば話を語るのは悲劇の後だ。
「ん…」
少女の意識が覚醒する。
瞬間、その場に居た一同、監獄諸共吹き飛び意識は暗転する。
災厄の箱から、厄災の種萌ゆる。
「………■■■■■」
最期に願ったその言の葉、最早声にならぬ音を呟きながら。
シリアル
本編が大分本筋から逸れてきましたがここらで没エンドとか見たいですか?(因みにバットエンドだけです)
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if√ BadEnd:2 修羅
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if√ BadEnd:3 人柱
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このままで良いからほんへ頑張れ