各種単語の説明
『スペリオン』
・超越する者、の意味。生物の種の限界を超えたものを指す。
・その生物種の特性を極限まで極めている。人間の場合、現在過去未来、全知全能の知識を持つ、など。
・基本的にメチャつよく、万能である。やろうと思ったことは大抵出来る。
・あまりに力が強すぎて、スペリオン単体では力のオーバーロードを抑えられない。そのため、他のモノと融合・合体することで安定化する。
・変身者のイメージによって能力の手が届く範囲も変わる。
・正直強いヒーローとしての記号としか考えてない。
『恐獣』
・既存の生物よりも巨体で、強力な力を持つ獣。
・ダークマターを取り込んだ生物が、強い思念を抱くと巨大化、狂暴化する。
・そのためただ単に生物が巨大化しただけ、というものが多い。
・いわゆる怪獣よりランクが落ちる。
『ダークマター』
・黒いクリスタル。暗黒エネルギーを発散している。
・というよりも暗黒次元からエネルギーを抽出させる触媒である。
・生物の体内に蓄積して、肉体の強化、精神の狂暴化を促す。
・そのルーツは、太古の時代に地球に飛来した結晶生命体の破片。
『アルティマ』
・数千万、数億年先の未来の地球。一塊の超大陸で出来た世界。
・大別して元北米のノメル、元南米のサメルを合わせたメルカ大陸と、元アフリカのアフラ、元ユーラシアのシアーを合わせたアフラシア大陸が合わさってアルティマ超大陸を形成している。そのほか、元オーストラリアと南極を合わせたサウリア大陸が、南の海に浮かんでいる。
・大陸は円環状に並んでおり、中央には汽水の地中海がある。
・地域によってルネサンス期~近代と文化レベルに差がある。その差の大体が転移してきた人間がもたらした恩恵によるもの。
・電波を使って通信するようなメカはないが、特殊なクリスタルの共振を利用した『クリスタル通信鏡』など、大陸の端から端まで通信する手段はある。が、携帯できるほど小さくはない。
・魔物の類はいないが、生物としての竜種がいる。爬虫類が進化したもので、恐竜のようなもの。
・長さや重さなどの単位は現代と変わっていない。
・衛星軌道上には人口衛星が生きている。通信鏡はこれを使って、現実の電波と同じ要領で通信している。
『ノメル』
・ノースアメリカだからノメル。正式名称ノメル共和連邦。50年ほど前まではノメル中を群雄割拠とする君主制であったが、革命によって共和制とする大きな母体となった。
・ここ50年は目立った戦争もなく平和。むしろ戦国時代だった50年前のほうがアルティマでは珍しかった。
・自然豊かで農業が盛ん。品種改良された農作物を他の大陸に輸出することで国庫を満たしている。
・野生のリンゴが生えているが、あまりおいしくない。品種改良されたものがよく食べられている。
『サメル』
・サウスアメリカだからサメル。複数の国家から成るが、ノメルとは仲がいい。
・先史文明の遺跡が多く、そこから得られる技術を研究するゼノン教団の総本山がある。でもノメルの方が人が多く、教団支部などはノメルの方が多い。
・ノメル産の作物を他大陸へと運ぶ海運業も盛ん。
『ゼノン』
・本来は超人を意味する言葉だが、たまに生まれてくる雷の能力を持った人間のことを呼ぶ単語になった。
・ゼノンを管理する団体・ゼノン教団がメルカ大陸には繁栄している。教義として、科学技術の発展を抑制している。
・武力としてゼノン騎士団(クルセイダー)を保有しており、十字架型の銃剣を持っている。ビームライフルとビームサーベルのようなもの。
・たびたび生まれるゼノンは、特別なZ遺伝子を持つ人間。筋肉が電気を生み出す機能を持つ。
『バロン騎士団』
・ノメルの一領地、キャニッシュ領を中心として、ノメル全体の平和を保つために組織された軍隊。
・全員が全員ゼノンではなく、普通の人間の隊員も多い。
・ゼノン教団とのつながりも太く技術による武装も認められている。
・ゼノンの中でもエリートとしてコキ使われている。そのため、人員の補充は常に怠らない。
・所有する雷銃は、雷エネルギーを弾倉に込めたライフルのようなもの。剣は普通の剣を腰から下げている。
・騎士団長はワルツ・キャニッシュ。エリザベスの父である。
・副団長はラッツ。実はエリザベスの許嫁だったが、親が勝手に決めたことだったのでそんなに興味はなかった。
『ヴィクトール商社』
・アフラとシーアに近代化の波を起こした商会。私兵で武装もしている。
・社長のマシュー・ヴィクトールは現代の地球からやってきた転移者。様々な技術や知識を持って一代で財を築いた。
・アルティマ全土に文明の光をもたらすこと、転移者を保護することを目標として掲げているが、本心としては世界征服も目指している。
・私兵の武装はボルトガン。ネジ状の銃弾を発射し、貫通力が高い。一丁ごとにシリアルナンバーが付いている。
・後々にバロン、およびゼノン教団とは同盟を結ぶが、お互いがお互いを監視するのが目的。
『サウリア』
・爬虫人類の住む南の大陸。ここだけアルティマから離れている。
・森の奥の爬虫人類の神殿には、生物を遺伝子改造し、保存するカプセルがある。
・ヴィクトール商社もこの遺跡を狙っているが、爬虫人類もアルティマを狙っている。
・爬虫人類の神、ギラスを崇拝している。
『現代』
・ガイやアキラ、ツバサがいた元の世界。時代は2000年代初頭。現実のものよりも科学水準は高いと思われる。
・17年前に人類は火星の地を踏んでいる。そこで謎の金属板、モノリスが発見され、地球へと持ち帰られる。
・それから17年後、世界中にワームホールが出現し、そこから恐獣が現れる。
・ワ-ムホールに吸い込まれて多くの人間が次元の狭間を彷徨うことになり、地球環境も激変する。