とある魔法科高校のレベル5   作:日菜。

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説明回です!
ストーリーは進みません!
まあ少し雫との絡みがありますが、能力知っとるわという方は飛ばしてもらっても大丈夫だと思います。


九校戦編Ⅸ

達也side

男子アイス・ピラーズ・ブレイク決勝

俺は客席でレオやエリカたちと共に蓮斗と三校の一条将輝の試合を見ていた。

 

始まりのブザーと共に一条将輝は得意魔法「爆裂」を使って次々と蓮斗のフィールドの氷柱を壊していく。

 

「ちょっと…蓮斗くん押されてるじゃん!」

 

「なんで蓮斗は何もしないんだ?」

 

「まさか一条選手の爆裂に気圧されてるんじゃ…。」

 

美月が不安そうに呟く。

 

本当にそうなのだろうか?

一方通行の能力を聞いた時は驚いた。

だがそれと同時にこれだけじゃないという未知を蓮斗から感じたのだ。

まだ蓮斗には…何かある。

そう感じずにはいられなかった。

 

そしてついに蓮斗が動いた。

CADの銃口を前に向け、引き金を引く。

すると蓮斗の背中から白銀の翼が現れたのだ。

 

これには会場中が困惑する。

あまりの美しさにほのかや美月は見惚れていた。

それは一条将輝も一緒で、突然現れた神々しい翼に一条将輝は気圧される。

明らかに処理速度が落ちた。

そして蓮斗がその羽を羽ばたかせると一条のフィールドに巨大な術式が現れた。

最初はこれといった変化はなかった。

しかし直ぐに変化は現れた。

それも俺の予想を大きく上回る形で。

蓮斗の一方通行の能力を聞いていた俺は何かベクトルに関わる方法で氷柱を壊すと思っていた。

 

何故か忽然と一条の氷柱が姿を消したのだった。

1本…また1本と氷柱が消えていく。

一条は困惑しながらも爆裂を発動させ、蓮斗に仕掛けるが時すでに遅し。

一条のフィールドから氷柱全てが消え、蓮斗が勝利を納めたのだ。

 

近くで見ていた会長や、十文字会頭も何が起こっているのか分からない様子だった。

俺にも何が何だか分からない。

 

勝利を納めた蓮斗は笑みを作り、離れて見ていた雫の方を見てピースサインを掲げたのだった。

そしていつの間にか蓮斗の翼は消えていた。

 


「蓮斗!」

 

控え室に戻ると雫達が迎えてくれた。

 

「どわっ!…お前は今日何回俺に飛びつけば気が済むんだ…。」

 

「だって優勝だよ?凄いことなんだよ?あの十師族の一条将輝に勝ったんだよ?蓮斗。」

 

「いや、一応俺も十師族だからな?」

 

「でも…でも…」

 

雫の目がどんどん潤んで行く。

 

ちょっと原作とキャラ違くなってね?

て言うか十師族に勝ったって言ってるけどあなたも四葉家の次期当主候補の深雪さんに勝っちゃってるからね?

 

でも…まあ…

 

「約束通り2人で優勝出来て良かったよ…雫。」

 

俺の胸の中で嬉し泣きしている雫をそっと包み込む蓮斗だった。

 

「嬉しいのは分かるがこんな人目のつく所でやると目立つぞ。そして幹比古と美月にはまだ刺激が強い。」

 

達也のその言葉に慌てて離れる雫はと蓮斗。

そしてそれを見て耳まで赤くしている美月と幹比古。

 

…いや耐性無さすぎやしませんかね?

 

「とにかく2人ともおめでとう。まさか深雪が負けるとは思っても見なかったよ。」

 

「本当に2人ともよくやってくれました。特に二木くん。あのクリムゾンプリンス相手にあの戦いっぷり。感服だわ。」

 

「ありがとうございます。」

 

「…マナー違反なのは分かるけど…あの時何をしたの?」

 

「そうですね。私も雫が私も負かした魔法にはとても興味があります。」

 

「ちょっと蓮斗くん!あの翼何よ!」

 

「なんか凄かったぞ!」

 

エリカやレオもハイテンションで迫ってくる。

 

はは…これは逃げられそうにないな。

 

「俺の使った魔法の名称は未元物質(ダークマター)と言います。」

 

「だーくまたー?」

 

「それは暗黒物質の事か?」

 

「いや、俺のダークマターは物理学で提議されるダークマターとはちょっと違うな…。見つかっていない、理論上存在するはず…と言ったダークマターじゃなくて本当に存在しない素粒子を生み出す魔法だよ。」

 

「どういう意味?」

 

エリカやレオはついていけていない様子だった。

 

「まあ未知の素粒子を生むっていえばいいかな…。俺があの時使ったのはこの魔法だけだ。それで一条の氷柱にその素粒子をまぶしてやっただけだ。」

 

「そ、そんな未知の素粒子だけなんかで氷柱が壊せるのかよ?」

 

レオが蓮斗はに尋ねる。

 

「存在しない物質には存在しない性質がある…。俺が生み出した素粒子には水素と結合するとヘリウムに変わる性質があったんだ。」

 

「そう言うことか…」

 

「達也は理解が早くて助かるよ。」

 

「達也くん…今のでわかったの?」

 

「まあなんとなくは…。つまり蓮斗は水…まあ正しくは氷に含まれている水素をヘリウムに変えたってことですよ。」

 

「そうするとどうなるの?」

 

「水素がなくなった氷が氷でいられるはずがありません。酸素とヘリウムの混合ガスになります。そして酸素の融点は-220℃、そしてヘリウムの融点は-270℃です。」

 

「まさか…」

 

「ええ。一条選手の氷は消えたと言うよりは酸素とヘリウムと言う気体に変えられたと言うのが正しいでしょうね。」

 

「完璧だよ達也。説明の手間が省けた。」

 

「こんな…物理法則を覆すような魔法どうやって…それにあの羽は?」

 

「羽は能力の発動の時に自然に出てくるんですよ。俺にも制御出来ません。」

 

蓮斗の説明に皆絶句する。

あまりにも高度な魔法に皆黙るしかなかった。

 

「そんな高度な魔法に加えて一方通行か…とんでもない演算領域だな…。」

 

「まあな…。あと雫の使った魔法も俺が説明します。あれを作ったのは俺なんで。」

 

「蓮斗くんが?」

 

「ええ。名称は原子崩し(メルトダウナー)。電子を波でも粒子でもない状態で固定して操る魔法です。」

 

「電子を操る?」

 

「正確に言えば波でも粒子でもない状態で固定した後でです。…まあなんでも貫くレーザー光線と思ってもらえればいいですね。」

 

「それも…お前が作ったのか?」

 

摩利が尋ねる。

 

「ええ。俺は物理学には自信があるんです。」

 

「技術力もな…。」

 

達也が呆れた様子で答えた。

 

「2つの魔法はどちらも強力すぎる…特に未元物質の方はこの世の理すらひっくり返す…もしかすると戦略級魔法よりも恐ろしい兵器になりうるぞ…。」

 

「分かってるって。あの魔法は使わねえよ。羽なんて俺には似合わないしな…。」

 

苦笑いしながらそう言う蓮斗。

その様子を見ながらさらに呆れる達也だったが同時に警戒を強める。

 

敵になることはないだろう。

だが敵になった時のリスクを考えるとやはり危険すぎる。

 

 

二木家には戦略級魔法師よりも強力な魔法師がいるのだ。

 

 

 

 

 




能力は一応調べたり、文庫で確認などもしていますが、間違っている部分があるかもしれません。
未元物質のはオリジナルです。水素をヘリウムにする物質なんてないよね???

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