白夜裕翔の暗殺教室   作:ワンフォーワン

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どうも、ワンフォーワンです。

今回は前半がかなり砂糖多めなのでブラックコーヒーをおすすめします。

そろそろ、他の小説も書こうか悩んでます。できるだけ…更新が送れないようにしますが…。何か、書いてほしい小説があれば感想などで言って下さい。知ってたら書くと思います。

今回は遅れてしまったので長めにしてます。

それでは、第4話集会の時間どうぞ!


第4話集会の時間

…白夜side

 

 

やっはろー白夜裕翔だ。やっはろーって何なんだ?なんとなく言いたくなった。中学生が良くするおっはよー的なやつか?

 

閑話休題。

 

今は、倉橋の赤みがひいてきたから昼食を食べる所だ。

なんで赤くなったんだ?(お前のせいだろ!)

 

とりあえず昼食を食べるか。

 

「美味しそうだね〜白夜君のお弁当!」

 

オレが弁当箱を開けると中身を見た倉橋がそう言った。

 

「ほんとだ!」

 

矢田も倉橋の後に続いてオレの弁当箱を見てそう言うが……そんなに美味しそうに見えるか?…普通に作っただけなんだが…。

 

「じゃあ少し食べるか?」

 

「「えっ!?いいの?」」

 

オレがそう提案すると2人同時にそう反応した。……仲良いなお前ら。

 

「ン?別にいいぞ。」

 

「やったー!ありがとう白夜君!」

 

なんでオレの弁当でそんなに喜んでいるんだ?

オレはそんな疑問を持ちながら「適当に食べたい物を食べてくれ」と言って各々に選ばせる。

 

「「じゃあ、いただきます!」」

 

と言って2人はオレの卵焼きを食べる。卵焼きは甘めに味付けする人と普通に味付けする人とで分かれる所だ。

オレは甘めのタイプだが、2人の口に合うだろうか?

 

「そんなに自信がないんだが…」

 

「美味しいよ白夜君!」

 

オレの言葉に対し、倉橋は否定するようにオレを褒めながら素晴らしい笑顔を向けてくれる。

 

「っていうか自信がないってまるで白夜君が作ったみたいに言うんだね」

 

矢田が少し笑いながらそう言うが……

 

「いや、自分で作ったみたいっていうか自分で作ったからな」

 

「「えっ!?」」

 

オレの発言に2人が同時にオレの方を向く。ホントに二人は仲良いな。

 

「ン?」

 

「「えっ?ほんとに?」」

 

「そんなオレって家庭的に見えないのか?」

 

オレは渚達に聞く。というか何気にショックなんだが…。

 

「う〜ん、どうだろ?」

 

「どんくらい美味いのかによるんじゃない?」

 

「そうだね〜」

 

「ま、そうだな」

 

ちなみに縦から渚、カルマ、茅野、杉野の順だ。

 

まあ、そうなるか…オレの食料が……そういえば今日オレ少し多めに作ったんだった。

 

「う〜ん2人のあの反応を見ると少し気になるな…」

 

「確かに……」

 

4人の意見に磯貝、片岡とそう言った。審査員も6人くらいいれば問題はないだろう。

 

「それじゃあ、食うか?」

 

「良いの?」

 

「今日は少し作りすぎたからな」

 

「んじゃ、もーらい!」

 

そう言って箸でオレの卵焼きを取った杉野に続いて皆も食べる。

 

「「「「「うまっ!」」」」」

 

「これは確かに意外だね〜」

 

「美味いと言ってくれたことに喜べば良いのか、意外ということに悲しめば良いのかわからん……」

 

「でも、ほんとに美味しいよ!!」

 

オレが少しショックを受けていると倉橋がフォローしてくれる。優しいな。

 

「でも、倉橋のだって美味しそうだけどな」

 

と言ってオレも倉橋の卵焼きを食う。ほんのりと甘い味付けがしてあってとても美味しい。オレ好みな味付けである。

 

「あっ!」

 

「やっぱり、美味しいな」

 

「えっ!?//そうかな?//自分で作ったんだけど…」

 

「お世辞無しでそうだ」

 

オレは倉橋の頭を無意識に撫でる。

 

「ひゃっ!?///ありがとう…//」

 

((((((僕(俺)(私)達は何を見せられているんだろう…))))))

 

「どういたしまして。ってまた顔赤いぞ?勝手に食ったのが悪かったのか?頭を撫でたのが悪いのか?もしくは、その両方か…」

 

「怒ってる前提なの!?」

 

「えっ?怒ってないのか?」

 

渚のツッコミに対してオレがそう言うと皆から呆れたような視線が飛んでくる……オレ何かしたか?

 

「なんでこんなに鈍感なんだよ…」

 

「「「「はぁ…」」」」

 

「なんで、ため息ついてるんだ?幸せが逃げるぞ?」

 

「「「「お前のせいだよ!!」」」」

 

 

…昼食後

 

 

「今日、集会だったんだな…」

 

「はは、忘れてたんだ…」

 

「まあ、だるいから?」

 

「何故、疑問系なんだ…」

 

磯貝や前原、岡野とペナルティがどうだのお前はサボってただの話ていると倉橋が足を痛そうに抑えていた。

 

「倉橋、大丈夫か?」

 

オレは倉橋の元へ駆け寄り、様態を見る。

 

「う、うん。だ、大丈夫だよ白夜君。痛っ!」

 

「どこが大丈夫だ……少し足を見せろ」

 

そう言って白夜は倉橋の足を見る。白くて綺麗な脚の足首には挫いた痕があった。

 

「足を挫いたな。とりあえず、集会は休んで……」

 

「でも、休んだらペナルティが…。」

 

オレの言葉に対して倉橋が申し訳なさそうに言った。

 

「いや倉橋は何も悪くない。………どうするか」

 

オレは内心でこの学校の仕様に毒づきながら考える。足を挫いたのに休むとペナルティとか少し酷いぞ。

 

「私は平気だから、白夜君は先に…」

 

「それは、却下だな」

 

それは絶対にダメだ。…あれ?なんでダメだと思うんだ?まあ、いい。それより倉橋だ。

 

「倉橋」

 

そう言って倉橋を見る。痛々しい足首を抑えながら苦痛に顔を歪ませている。

 

「どうしたの?白夜君?」

 

「嫌だったら言ってくれ。」

 

そう言って白夜は倉橋を横抱きする。おんぶでも良いがおんぶよりもこっちの方が安全だ。

 

「えっ!?白夜君!?///」

 

「すまん。これくらいのことしか思いつかなかった。もう一度言うが嫌だったら言ってくれ」

 

「い、嫌じゃないけど…//(顔が近いよ〜//)」

 

「これならペナルティはくらわないはずだ」

 

「でも、遅れちゃうんじゃ……(ていうかこれお姫様だっこじゃ…///)」

 

「いや、倉橋は軽いし、オレもまぁまぁ鍛えているから大丈夫だ」

 

オレは心配させないために笑ってみる。

 

「ふぇっ!?///う〜///」プシュー

 

……表情筋を少し柔らかくする努力をしてみるか。オレの表情が変だからまた怒ったのかもしれない。

 

「大丈夫か?顔が赤いが…みんな、とりあえず先に行く。後は頑張ってくれ。」

 

そして、オレは走った。

 

(((こいつ、平然とお姫様抱っこして行った!てか、まじで鈍感だな!!…頑張れ倉橋)))

 

 

 

 

 

「なんで、倉橋をお姫様抱っこしながらあんなに速く走れるんだ…」

 

「しかも、何も恥ずかしがる事なく!」

 

 

 

 

 

 

…その頃、山では

 

 

…Noside

 

 

「岡島〜〜〜!!」

 

「「「岡島く〜〜ん!!」」」

 

「「「「お、岡島〜〜〜!!」」」」

 

「「「「「「お、岡島〜〜〜!!」」」」」」

 

…岡島が水に流され、ヘビに巻き付かれ、落石に追われ、蜂に追われていた。

 

「岡島…なんか凄いことになていたけど、大丈夫なのか…?」

 

岡島を呼ぶ声に苦笑いしながら杉野がそう呟く。

 

「う、うん…?」

 

「もう、蜂とか、やだ〜」

 

「でも、大半が岡島が受けもってくれたな」

 

うんざりした空気を醸し出している面々に声がかかる。

 

「皆、大丈夫か?」

 

「烏間先生!」

 

「焦らなくていい。今のペースなら十分間に合う」

 

少し焦っている皆に対して烏間先生は安心するように言いながら先に向かう。

 

「ちょっと〜!アンタたち〜!」

 

ビッチ先生が物凄いスピードで下山し、渚達のメンバーに合流する。

 

「あ、ビッチ先生」

 

「休憩時間から移動だなんて聞いてないわよ!」

 

「情けねえなあ、ビッチ先生」

 

「ヒールで走ると倍疲れるのよ!」

 

杉野の言葉に対してキレながらビッチ先生はそう言った。

 

「烏間先生。殺せんせーは?」

 

「生徒たちの前で姿を晒すわけには、いかないからな。旧校舎で待機させている。さあ、本校舎までもう少しだ。行く…」

 

「「白夜に倉橋〜〜!?」」

 

「「「白夜君に倉橋さん(陽菜乃ちゃん)!?」」」

 

「「「「白夜に倉橋〜〜!?」」」」

 

白夜が倉橋をお姫様抱っこして走っていた。

 

「「「「「「白夜(君)に倉橋(さん)(陽菜乃ちゃん)〜〜!?」」」」」」

 

「悪いが先に行く」

 

皆の叫びにそれだけ答えて白夜は本校舎に向かった。白夜は普通の無表情のままだったが、倉橋の顔は真っ赤に染まっていた。

 

「…なんで倉橋をお姫様抱っこしてたんだ……てか、その状態で何故あんなに速いんだ」

 

「…行くぞ」

 

「「「「「「…はい」」」」」」

 

 

…本校舎の保健室にて

 

 

…白夜side

 

 

「とりあえず応急処置だ。……本当は集会を休んで楽にした方がいいんだが…仕方ないな。集会中は誰かにささえてもらうといい」

 

「うん。ありがとう白夜君!!」

 

「ああ、どういたしまして」

 

 

…そして集会

 

 

倉橋は片岡に任せた。片岡はいい人だ。それに比べて本校舎の奴らは……

 

「渚く〜ん。わざわざお疲れ様〜」

 

とかしか言わない。そして先生も……

 

「…君たちは全国から選りすぐられたエリートです。この校長が保証します。…が、慢心は大敵です。油断してると、どうしようもない誰かさん達みたいになっちゃいますよ」

 

そう言って本校舎の奴らは笑う。はあ…ムカつくな。

でも、だいたい理事長の考えが分かった気がする。とは言っても、1回あっただけだが、目は完璧に合理主義者だったしな。

 

恐らく、働き蟻の法則だ。簡単に言うと20%は怠け、20%は働き、残りの60%が平均的になるという法則だ。

理事長の目指しているのは恐らく、5%の怠け者と、95%の働き者の集団だ。そしてそのやり方が5%が増えないようになりたくないと95%に思わせることだ。

そして、椚ヶ丘の場合、その5%がE組で、95%が本校舎の生徒。実に合理的だ。

 

だが、オレは合理的なのも好きだがオレは何より甘党だからな。理事長の方法は苦すぎて好きにはなれない。

 

そんなことを考えていると、烏間先生が入って来た。シュッとしてかっこいいと聞こえてくる。まあ、そうだよな。烏間先生かっこいいからな。小学校時代はモテただろうな。

 

あと、オレに対しても何やらコソコソ囁かれているが少し聞こえづらいな……。

 

ちなみにオレはまあ、モテたのか?告白されても全部断ったが…(今度面白そうだから過去編を作る時に、これも詳しく作ります。by作者)

 

あ、倉橋と中村がナイフケースデコったの見せてる。面白そうだな、後で教えて貰おう。烏間先生が倉橋と中村を凄い怖い顔して注意してる。

 

本校舎の奴らが仲が良さそうと言ってるが……烏間先生のあの顔見て言えるのか?

 

ビッチ先生が来た。渚を胸にうめた。なにしてるんだビッチ先生。

 

「はい、今皆さんに配ったプリントが生徒会行事の詳細です」

 

色々とあったが集会に戻ろう。と、思っていたがステージに立っているメガネの言葉に皆は疑問に思う。

 

「え…何?俺らの分は?」

 

「すいませーん!E組の分まだなんですがー」

 

オレの疑問とは岡島と磯貝の言っている事と全く同じ事だ。プリントを配ったと言っているが、オレ達の手元にはそれらしき物はない。

 

「え、無い?おっかしーな…ごめんなさい。3ーEの分忘れたみたい。すいませんけど全部記憶して帰って下さーい。ほら、E組の人達は記憶力も鍛えた方が良いと思うし」

 

今度から呼び方をクソメガネにしよう。そう考えた時。……紙が手元にあった。なんだこの紙?手書きのコピー?ってことは…

 

「磯貝君、問題ないようですねぇ。手書きのコピーが全員分あるようですし。」

 

殺せんせーが鉛筆をクルクル回していた。

 

「はい。プリントあるんで続けてくださーい!」

 

「えっ?あ…うそ、なんで?誰だよ笑いどころ潰した奴!あ…いや、ゴホン、では続けます。」

 

クソメガネ、本音が漏れてるぞ。

 

まあ取り敢えず、ナイスだ殺せんせー。

 

それより…あれって変装のつもりか?疑われてるぞ殺せんせー。関節が妙だとかでかいだとか。

……いや、他にも色々あっていいと思うぞ?鼻が変とか、カツラのサイズが合ってないとか。

 

ビッチ先生、今、殺そうとするな。烏間先生がビッチ先生を連れて行った。ナイスだ烏間先生。

 

「疑われてるね。殺せんせー」

 

「やめてやれ。烏間先生がもたないぞ。まあ、確かにあれで完璧な変装だって思ってる殺せんせーはどうかと思うが…」

 

「あはは…」

 

 

そんなこんなで集会は終わった。

 

 

「倉橋、帰るぞ」

 

「えっと…その…白夜君」

 

倉橋が何か恥ずかしいような少し期待しているような視線をオレに向ける。…一体何を期待してるんだ?

 

「どうした?」

 

「…もしかして…帰りも?//」

 

「当然だ。その足で無理はさせられない」

 

その足という部分を強調して言い、オレは昼と同じように倉橋を横抱きする。

 

「う〜//分かったよ…//」

 

「…また、嫌だったら言ってくれ」

 

「///」

 

少し、倉橋を見た時に心拍数が増えた気がした。

 




どうもワンフォーワンです。

第4話集会の時間どうでしたか?

前書きで言った通り少し他の小説を見ていたら書きたくなりまして何か、暗殺教室以外で書いてほしいのがあれば感想などに書いていただけると嬉しいです。

ちなみに言ってくれれば多少調べますが確実に変になります。まあ、どちらにせよ自分はあまり得意じゃありませんが…。

では、また次回でお会いしましょう!

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