高卒底辺社畜だけど家に双子のロリ狐VTuberが来た件wwwwww 作:孤高の牛
~昨晩(日付今日) am1:00~
嗚呼、また深夜残業だ。
いつもながら俺は虚無感に襲われていた。
高校を卒業し早五年、冬には23歳になる若き青年こと俺だがこの五年何一つ現実世界に楽しかった思い出が見当たらない。
高校時代は青春していたのに。
辛い事が無かったかと言われたら嘘だ、順調だった部活が怪我で続けられなくなった時は泣いたし。
それでも、周りの環境が良かった。
だから俺は立ち直れたんだ。
だが今はどうだ。
会社からはボロ雑巾の如く扱われ、休日出勤+深夜残業は当たり前。
週7、16時間労働の内何時間がサービス残業になってる事やら。
それでも生きていく為には金が無いといけなかった。
生きる為に生きる屍になるという矛盾を抱え、得た物は使う暇の余り無い金と退職願の出せない牢獄の様な会社という環境と、無駄に付いたスタミナとメンタル。
すいません泣いて良いですか。
しかしそんな俺にも趣味はある。
アニメやVTuberである。
アニメに関してはそれこそ週一本見れたらいい具合まで落ちてきているが、VTuberは別だ。
生放送が主体になってきてはいるが途中からチラッと見ても大丈夫な放送が多く、それだけで癒しになる。
「……って言っても最近は流石に衰退してきてるかもな」
2017年秋から冬に始まったとされるVTuberブーム。
その当時から見てきた身としては『2022年夏』の今の状況は少しだけ寂しい。
黎明期を支えた個人勢の引退、象徴的な企業の撤退……この界隈の山も谷も見てきた俺としても好きなVTuberの引退は何度も見送ってきたが最近は特に目立ってきている様にも思える。
その中でも一番ショックだったのは、最推し且つガチ恋していた双子のロリ狐VTuberこと流石乃ルキ&ロキだった。
「引退したVTuberにまた会えたらなあ……なんて。叶う訳ねえよなあ……」
個人勢ならふらっと帰ってくる事は珍しいながらも有り得ない話ではない。
が、ルキロキの二人は完全に企業だった。
企業の撤退、それは即ち永遠の別れを意味している。
叶うなんてあるはずが無い。
「…………はい?」
そう、マンションの俺の部屋その目の前にさっきまで思い出に耽っていた当の『ルキ&ロキ』を見つけるまでは――
114:底辺社畜
ってのが冒頭見つけるまでの心情を分かりやすくSSに仕上げたやつな
あとただいま、結構レス進んでて草
115:名無しさん
でたわね。
116:名無しさん
でたわね。
117:名無しボーイ
金本定期
はさておきHeyメーン!おかえり!今日はずっと件の写真が本物かどうかの考察してたぜ☆
118:名無しさん
総合スレに持ち込んだ時は流石にまずいと思ったがな
119:底辺社畜
>>118
ええ…
120:名無しボーイ
Heyメーン!心配するなYO!食いついてきたのは数人で他はガンスルーだったぜ!
121:名無しさん
>>120
正直2019年秋くらいにこの話題が上がってれば大騒ぎになってたやろなあとは思いました(小並感)
122:名無しさん
時代の流れを感じて悲しいなあ
123:名無しさん
まあVTuber最盛期のスレの流れ、ルキロキ最盛期の知名度を考慮したらその時なら……って感じだな
今や過去のVTuberとして知名度もVTuberリスナー全体や総合スレからしたら低いしそもそも釣りとしか思われてなさそうだったし
124:底辺社畜
長文解説サンガツ
やっぱりそうだよなあ……まあしゃーないわね
125:分析班
ところがどっこい解析分析が仕事の俺とリアルの同僚で解析したら加工の跡無し!このスレ自体最初に釣られた数人の民と総合スレで釣られた数人(俺含む)以外は総スカンだろうがここのスレに釣られてきた奴らは軽く祭りだったぞ
126:名無しさん
サンキュー分析ニキ
フォーエバー分析ニキ
127:名無しさん
ぶいちゅっばもまだまだ灯はあったんやなって……(感涙)
128:名無しボーイ
Heyメーン!それより写真と話の続きを聞かせてくれ!
129:底辺社畜
へいへい、それなら二人でお料理するルキロキ貼っとくからこれ見てちょい待ち
https://m.imgur.com/3342005
130:名無しさん
あ^~
131:名無しさん
かわよ
132:名無しさん
裏山死刑
133:名無しボーイ
Heyメーンこれは素晴らしいネ……
134:名無しさん
真偽はともかくかわいいので良しとします
135:分析班
早速五條、服部、清水谷、布施と分析しなくちゃ(使命感)
136:名無しさん
頑張れ♡頑張れ♡
~再び回想~
「幼女……幼女……!? しかも双子……だと……」
状況を整理しよう。
まずいつもと変わらず家(マンションの一室)に帰ってきたら何か俺の部屋の前に小さい女の子が二人寝ていた。
まだ近付いてはいないがシルエットや寝息の声からして女の子なのはまず間違いない。
近付けば事案……しかし近付かねば帰宅は不可能……
「それ以前にまあ見捨てられんわなあ……」
なんで俺の部屋の前にいるのか知らんが、こうなった以上ほっとける程冷たい人間じゃない。
取り敢えず中に入れないとな……
「だがなーんか見覚えのある様な……ってぇ!?」
怪我とか無いかと顔を近づけてみると……その二人は紛れも無く先程まで思いだしていた今はなき俺の最推しVTuberのルキとロキに酷似……いや、間違いなく二人だった。
「コ、コスプレなんてもんじゃねえよこんなのッ……!! まるで『あの姿のまま』いるとしか考えられねえ……何がどうなって……いやそれより正体を探るのは後回しだ、今はとにかく中に入れてあげないと」
混乱しながらも奇跡的に当初の目的を思い出し、起こさない様に一人ずつお姫様抱っこの要領で中に入れたんだが結構声出してたかもって後から青ざめたり誰にも聞かれてなくて安堵したりしたのは別の話。
142:底辺社畜
……っと、長くなるから一応区切っておくぞ
143:名無しさん
最初の困惑が草
144:名無しさん
お姫様抱っこは通報しても良き?
145:名無しさん
処す?処す?
146:名無しさん
何故俺にはこんな出会いも創作能力も無いのか…ダメだ絶望しそう
147:底辺社畜
助けてウィザード
148:名無しボーイ
シャバドゥビタッチヘンシーンwwwwwwシャバドゥビタッチヘンシーンwwwwww
149:名無しさん
なんだこの流れ…
文法は2019年に置いてきた(2022年の住民並感)