高卒底辺社畜だけど家に双子のロリ狐VTuberが来た件wwwwww   作:孤高の牛

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名無しボーイ
ウザい喋り方のコテハン
VTuberファン歴は2017年夏からの大ベテラン
特に好きなVTuberは神楽めあ


ご都合主義は主人公の特権

「おーい、大丈夫かー?」

 

 ただスヤスヤしてるだけとはいえ心配なもんは心配である、あんまり起こすのも可哀想だとは思うが仕方の無い事と思うより無い。

 

「……ほぇ?」

 

「ふわわ……良く寝た~」

 

 身体を優しく叩いてみると、ルキの方は状況をイマイチ理解出来ていない感じに、ロキの方は状況なんてお構い無しに快眠からお目覚めしていた。

 

「あ、おはようございます」

 

「…………うぇっ!? ここどこっ!?」

 

「あ、おはよ~ございま~す」

 

 あ、そこコミュ障とか言わないここ五年まともに人と話してなかったんだから仕方ないだろこんなコントじみても。

 

 それはさておき二人らしい個性が寝起きそうそう見られて非常に眼福です。

 

「えーっと、なんというか俺の部屋の前で寝てたから見過ごす訳にも行かず部屋に入れた……のが現状になります……はい」

 

「え!? あ、あなたの部屋!? えっと、確か私達遭難してフラフラ歩いてたら疲れたし眠くなったから寝ちゃって……うぅ、とにかくありがとう……」

 

「おに~さん、ありがとう」

 

「ふ、二人が無事で良かった……あと変質者呼ばわりされなくて良かった……」

 

 ホッと胸を撫で下ろす。

 一応早速ゆっくりと話を出来る機会を得られたのは大きい。

 

 さて、核心に迫るか……

 

 

 

 

 

175:名無しさん

非常に二人らしいかわいさ

 

176:名無しさん

かわe

 

177:名無しさん

サラっと五年間リアルで人とのプライベートな接触無かった事書いてて悲しいなあ

 

178:分析班

というか騒ぎにならなくて良かったな……これ姿が姿なだけに外に出る時対策無いと混乱起こすぞ

 

179:底辺社畜

その辺はなんかこっちに適応した姿には一応なれるらしいから問題無いって言ってた

寝たり疲労が日常生活に支障が出るくらい溜まると元に戻るらしいが

 

180:名無しさん

うーんこのご都合主義

でも嫌いじゃないよ

 

181:底辺社畜

でも信頼置ける人間にはそのモードでも変わらず『あの姿』に見えるらしいよ

俺は一晩で認定された

 

182:名無しさん

ずるいぞ

 

183:名無しさん

一晩でなれるなら俺達にもなれるのでは?

 

184:名無しボーイ

HAHAHA、多分第一救助者の特権ネ……

 

185:名無しさん

世知辛いのじゃ……

 

186:名無しさん

のじゃおじィ!のじゃおじ欠乏症なんだよこっちはよォ!

 

187:分析班

のじゃおじ欠乏兄貴は落ち着いて

 

 

 

 

 

 

「……私達がVTuberのルキちゃんと」

 

「ロキちゃんなんじゃないかー、って?」

 

「そうだ……まあ助けて早々に聞くのは失礼なんじゃないかとは思ってるけど、その、姿が完璧に……俺が応援してた頃にそっくりというか、そのまま画面から出てきたみたいな姿だから……気になって」

 

 他人様のプライベートには踏み込むなとは良く言われる事だが、我慢出来なかった。

 あと建前としてそのままの姿は危ないんじゃないかって事もあるから……いや勿論建前だけど本音でもあるんだが、建前であり本音でありやっぱり若干建前みたいな?

 

 と自問自答していたが二人はキョトンとはしていたが不快な表情はせず、何か二人で一言二言相談したのか耳打ち合いこちらに姿勢を戻した。

 

「まあ……この姿で隠しても無駄よね。そうよ……一年も活動出来ずに終わっちゃったけど」

 

「やっぱり……そうだったのか」

 

 喜びを爆発させそうになったが、ルキちゃんがバツの悪い感じで目を逸らしているのを見て、思い留まる。

 ロキちゃんを見ても、いつも見ていた雰囲気とは違いシュンとしていた事から、今でも未練や後悔があるのかもなと悟り敢えて気付かないフリを貫こうと思った。

 

 まあ……あれだけ順風満帆だった活動を、一応最後に晴れ舞台があったとはいえ一年とやれずに引退という形になってしまったらそりゃ後悔や後ろめたさもあるんじゃないかな……

 

 だから、一ファンだった俺がして良い事じゃないかもしれないけど。

 

「え……?」

 

「ふぇ……?」

 

「少なくとも……少なくとも俺はルキちゃん、ロキちゃん、二人の事忘れた事は無かったしもう会えないとしてもずっと応援してた。だからね、俺の前では後ろめたさなんて感じなくても良いんだよ……大丈夫だよ」

 

 月並みだしファンを代表して偉そうにみたいに言われても仕方ないけど、ほんの少しでも、気休め程度にでも、なるんだとしたらなんと思われたって構わない。

 それくらい俺は二人の事が大好きだし救われてきたんだから。

 

「…………ありがとう」

 

「お兄さん……優しいんだね……」

 

 二人は泣きながらもそうやってお礼を言ってくれて、他のファンに罪悪感を覚えながらもギュッと抱き締めていた。

 

 あーでも自分でやってて何だがしんみりとした空気はあまり好きじゃないんだよな……

 特に女の子の涙には弱過ぎるというか、そう、かわいい女の子には笑顔が一番! ってな!

 

「……でもまあ、しばらくはこのままでいっか……」

 

 とはいえ強引に引き剥せるでもなく、この後30分くらい抱き締め続け頭を撫でていた事を報告しておく。

 

 

 

 

 

 

192:名無しさん

泣いた

 

193:名無しさん

俺だって今でも応援してるんやで……

 

194:名無しさん

文豪

これになら釣られたって構わんわ

 

195:名無しボーイ

Heyメーン!それよりお風呂シーンの描写は無いのかい☆

 

196:底辺社畜

ノンフィクションなんでそんなラブコメのラッキースケベなんてありません(威風堂々)

 

197:名無しさん

もうノンフィクションで良いよ俺は信じる

 

198:分析班

じゃあ俺も信じるけど写真は定期的に上げ続けろ

 

199:名無しさん

寧ろ信じるか否かよりそっちの方がメインだし

 

200:名無しさん

そうだよ(本音)

 

201:底辺社畜

お前ら現金だなあ!?

まあ見てくれてるお礼にまた上げてやるから待っとけ!

 

202:名無しさん

やったぜ。

 

203:名無しさん

 

204:名無しボーイ

待ってるZE☆

 

 

 

 

 

「ふう……」

 

 パソコンを閉め一息付く。

 正直勢いだけで建ててしまったスレッドだがほとんど創作と思われてるのは都合がいい。

 まとめにされたとしても良いところが十五年くらい前に流行ったオカルト板の名作止まりだろう。

 

「まあ、寧ろ狙いはそこだが」

 

 廃れゆくVTuber界隈。

 多くの人間に希望を与えてきたこの界隈がこのまま無くなるのなんて寂しいじゃないか。

 だから少しでも思い出してもらえたら……なんて。

 

 

 因みに許可は取りました、どうやったかは秘密。


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